悪女について の商品レビュー
ちょっと変わった手法…
ちょっと変わった手法で描かれた作品。一人の人間が見る人によってこうも違ってとらえられるのかと驚かされます。
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斬新な手法で描かれて…
斬新な手法で描かれており、読めば読むほど主人公の魅力にとりつかれていってしまいます。
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凄い!まさにその一語…
凄い!まさにその一語に尽きる。恩田陸の「Q&A」はこの作品を模倣して超えられなかったんだなとわかる。超えようが無い至高の傑作。恩田が無能な作家なわけじゃない。有吉、凄すぎる。
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死んだ主人公につい…
死んだ主人公について、色々な人が語ります。 その都度、主人公の印象が変わっていく。 語った人の印象も変わっていく。 タイトルは悪女だけれど、彼女を善人だと語る人もいる。 語った人の心を、彼女は反映させただけかもしれないと感じるところもあった。 自殺か他殺か、他殺なら犯人は・・・...
死んだ主人公について、色々な人が語ります。 その都度、主人公の印象が変わっていく。 語った人の印象も変わっていく。 タイトルは悪女だけれど、彼女を善人だと語る人もいる。 語った人の心を、彼女は反映させただけかもしれないと感じるところもあった。 自殺か他殺か、他殺なら犯人は・・・ 最後に語った人が、彼女の死についての真相を言い当てていると思う。
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ヒロインが死亡したと…
ヒロインが死亡したところから、始まる小説です。ヒロインに関係した人間がそれぞれに語る彼女の実像。最後の次男の言葉が残ります。
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亡くなったヒロインの…
亡くなったヒロインの人物像を関係していた男性が次々と語っていきます。全て違う印象の証言。本当の姿はどれなのか。読者も最後まで一人の女性に惑わされます。
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YouTubeで肉小路ニクヨさんが紹介されていて手に取った作品。 昭和の作品だし、初読みの作家さんなので、最後まで読めるのか少し緊張しながら読み始めたんですが、とても好みで面白かったです。 自殺か他殺か。 公子に関わった27人の話から、幼少期から亡くなるまでの彼女を追っていく。...
YouTubeで肉小路ニクヨさんが紹介されていて手に取った作品。 昭和の作品だし、初読みの作家さんなので、最後まで読めるのか少し緊張しながら読み始めたんですが、とても好みで面白かったです。 自殺か他殺か。 公子に関わった27人の話から、幼少期から亡くなるまでの彼女を追っていく。 話す人物によって彼女の印象は様々。 そこで、彼女の生きる強さや信念を感じることができました。 “悪女“の一言では片付けられない魅力がありました。
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8年ぶりの再読。 おもしろかった記憶はあるけど、ストーリーを全く覚えておらず初読みのように楽しめた。 文章や言葉選び、ストーリーのもっていき方が本当に上手いよなぁと思いながら読んだ。500ページ超だけど長さなんて感じない。 それにしても人によってこんなに評価が違うっておもしろ...
8年ぶりの再読。 おもしろかった記憶はあるけど、ストーリーを全く覚えておらず初読みのように楽しめた。 文章や言葉選び、ストーリーのもっていき方が本当に上手いよなぁと思いながら読んだ。500ページ超だけど長さなんて感じない。 それにしても人によってこんなに評価が違うっておもしろいね。悪女か悪女でないかだけでなく、美人という人もいればそうでもないように言う人もいる。 結局人の主観なんてあてにならないというのがよく分かった。 私が富小路公子をどう思うかと聞かれたら、「好かない」だと思う(笑) 美しさや愛を語ってたけど、やっぱり身近な人を大切にしなかったり、身近な人に息吸うように嘘をつける人に本来の魅力はないと思う。
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1978年というから 昭和53年の作品。 戦後が遠くなりかけてるけど たいていの大人は戦中派で バブルのひと時代前ですね。 言葉遣い、風俗… そんな時代の空気を満喫できる小説としても 皆が噂する女性の実態をあぶり出す 興味深い小説としても楽しめました。
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本当の公子は誰にも分からないけれど、美しいものに対する熱意だけは趣旨貫徹していたと思う。宝石、家、言葉遣いなど、身の回りのものを美で固める。変えられない過去も美しかったことにしようとするので幾人もの人物像が生まれてしまう。
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