ビルマの竪琴 の商品レビュー
「まちがった戦争とはいえ、それにひきだされて死んだ若い人たちに何の罪がありましょう」 作中での言葉が重く響いた。 まちがった過去とは言え、もう一度 歴史と向き合うことが必要。
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情景が脳裏に浮かび、途中何度も胸が熱くなりました。 子供向けだからと、避けてしまうのは勿体ないとおもいます。 26.1.11読了。
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良かった。映画化もされているらしいので、それも見たいかも。水島上等兵が奏でる竪琴はどんな音色で響いたのだろうか。戦時中の捕虜生活を描いた作品だが、血なまぐさい感じは一切せずに団結力や相手を思いやる気持ちなどが書かれているのでやわらかく受け止めることができる。彼がビルマの地で見つけ...
良かった。映画化もされているらしいので、それも見たいかも。水島上等兵が奏でる竪琴はどんな音色で響いたのだろうか。戦時中の捕虜生活を描いた作品だが、血なまぐさい感じは一切せずに団結力や相手を思いやる気持ちなどが書かれているのでやわらかく受け止めることができる。彼がビルマの地で見つけた自分のすべきこと。それもまた納得ができ、決意するのに時間がかかったのだろうと思う。そして潔いところもいい。自分ばかりを見ていないで、相手をきちんと見つめないといけないいけないと改めて感じさせられた作品だった。
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元は児童向けの童話として書かれた戦中譚を今更ながら読む。 シンプルなストーリー構成に豊かなビルマの風俗描写。 収容所内での長閑な日々の描写が何気に印象に残ったり。
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戦時中のビルマに駐屯する、日本のとある小隊の物語であります。 この小隊はとにかく良く演奏し、歌ふ。中でも水島上等兵の奏でる竪琴は絶品なのでせう、その演奏は兵隊たちの心をとらへ、無骨な彼らをも陶酔させてゐます。 その後戦況が悪化し、この小隊はイギリス軍に降伏することになります。捕虜...
戦時中のビルマに駐屯する、日本のとある小隊の物語であります。 この小隊はとにかく良く演奏し、歌ふ。中でも水島上等兵の奏でる竪琴は絶品なのでせう、その演奏は兵隊たちの心をとらへ、無骨な彼らをも陶酔させてゐます。 その後戦況が悪化し、この小隊はイギリス軍に降伏することになります。捕虜となつたのでした。 しかし山奥ではまだ降伏せず、むなしく抵抗を続ける小隊があり、いたづらに戦死者を出してゐたのであります。 この小隊に降伏を促すために、水島上等兵がその重要な任務に赴くことになりました。 ところが、待てど暮らせど水島は帰つてきません。説得は失敗したのか...生死すら分からず、残された小隊はやきもきする日々が続くのであります。隊長は「自分が行けば良かつた」と悔恨の念にかられてゐます。 一体水島はどうしてしまつたのか... 本来ドイツ文学者が本業の作者が、戦後になり手のひらを返したやうに平和を唱へる人たちに絶望し、やむにやまれぬ心情から執筆したものでありませう。語り手の「私」からもさういふ「怒り」「やるせなさ」が感じられます。 祖国日本のためといふ大義名分で命を落した多くの兵隊さんの鎮魂のため、黙つてゐられないと感じたのではないでせうか。 もともと子供向けに書かれたやうですが、年齢に関係なく、それぞれの心に響く一冊と申せませう。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
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現在ミャンマーのバガンなり。 そしてこの地でこの「ビルマの竪琴」を読めたことを嬉しく思う。 作者はミャンマーに行ったことがなく書いたそうだが、 だいたいは合っていると思う。 ビルマ人の性格など然りである。 内容の最後の方は、本当に胸が切なくなってしまった。 そんなこと...
現在ミャンマーのバガンなり。 そしてこの地でこの「ビルマの竪琴」を読めたことを嬉しく思う。 作者はミャンマーに行ったことがなく書いたそうだが、 だいたいは合っていると思う。 ビルマ人の性格など然りである。 内容の最後の方は、本当に胸が切なくなってしまった。 そんなことあるわけがないと思いながらも、物語に引き込まれてしまった。 あとがきの人も言ってたけど、 これは児童書として書かれたものだけれど、 むしろ大人が読むべき本だと思う。
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青少年向けに書かれた文学だが、大人になった今読んでも全く違和感がない。むしろ今だからこそ登場人物の苦悩が身近に感じられる気がする。自分のような戦争を知らない世代にも、是非読んでもらえればと思う。
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(1966.03.31読了)(1964.04.05購入) (「BOOK」データベースより) 戦争で命をおとした同士たちのため、水島は一人、ビルマに残った。戦死者たちをとむらうことに人生を捧げた彼の思いは、そのまま、戦争の悲惨を問う著者の思いでもあった。この一冊にこめられた平和への...
(1966.03.31読了)(1964.04.05購入) (「BOOK」データベースより) 戦争で命をおとした同士たちのため、水島は一人、ビルマに残った。戦死者たちをとむらうことに人生を捧げた彼の思いは、そのまま、戦争の悲惨を問う著者の思いでもあった。この一冊にこめられた平和への祈りは、いまなお現代人の心を動かすだろう。
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青インコを乗せるビルマ僧。 この前ラオスにいったので、情景が浮かんでしょうがなかった。 ビルマ。 遠くにビルマのパゴタが見える。 日本の兵隊さんは死んで腐乱して川にいくつも浮かんでいる。 大仏はそれをねっころがりながら見ている。 いつまでも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このような作品が今後も多くの人々によって読み継がれ、今の日本がどのような過ちを犯した上で存在しているのかを、人に代わって語っていってほしいと願います。
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