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ビルマの竪琴 の商品レビュー

4.1

98件のお客様レビュー

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2009/10/04

やはり心温まる名著。こみ上げる尿意も構わず一気に読み通す。戦場で歌う唱歌が敵方の民謡であるという、見えないつながり。「野蛮」と言われる土着の民と接することによって気づかされる、「文明」の中に潜む野蛮、あるいは“方向性の相違”。これらから、国家主義の表出である戦争は、自らの死に直面...

やはり心温まる名著。こみ上げる尿意も構わず一気に読み通す。戦場で歌う唱歌が敵方の民謡であるという、見えないつながり。「野蛮」と言われる土着の民と接することによって気づかされる、「文明」の中に潜む野蛮、あるいは“方向性の相違”。これらから、国家主義の表出である戦争は、自らの死に直面する行為であると同時に、異文化に住む生身の人間と対面する行為なのだということを改めて感じさせられる。「戦後の日本人はどちらの方向に、どのように生きていくのだ?」という、この小説のメッセージ性は、現在の日本にも(つねに)突きつけられているように思えた。

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2009/10/04

立川談笑の「イラサリマケ」という話しで、水島が登場する。ミャンマーか、という問いかけにビルマだよという問答があるが水島上等兵に会いたくて読んでみた。熱帯の描写がリアルでストーリー性を盛り上げる。英軍との戦闘場面も作者の竹山道雄に経験がないにもかかわらず、映画のプライベイトライアン...

立川談笑の「イラサリマケ」という話しで、水島が登場する。ミャンマーか、という問いかけにビルマだよという問答があるが水島上等兵に会いたくて読んでみた。熱帯の描写がリアルでストーリー性を盛り上げる。英軍との戦闘場面も作者の竹山道雄に経験がないにもかかわらず、映画のプライベイトライアンを想起させるほど迫力がある。

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2009/10/04

第二次世界大戦後半のビルマ(現在のミャンマー)が舞台。2回映画化されていて、ラストシーンが印象的に残っています。児童雑誌に連載されていたためやさしくわかりやすい文章です。水島と隊員たちが奏でる音楽と共に、人愛があふれる作品。隊員たちの「水島ー!」という叫びに、胸が切なく熱くなりま...

第二次世界大戦後半のビルマ(現在のミャンマー)が舞台。2回映画化されていて、ラストシーンが印象的に残っています。児童雑誌に連載されていたためやさしくわかりやすい文章です。水島と隊員たちが奏でる音楽と共に、人愛があふれる作品。隊員たちの「水島ー!」という叫びに、胸が切なく熱くなりました。

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2009/10/04

水島さんの熱い思いが伝わってきます。戦争という悲惨な状況下で、感動的な出来事が起こったということは素敵なことだと思います。

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2009/10/04

研究所の新歓合宿で、 優秀作文のひとが引用してた本。 文章のうまさは率直に言ってあまりうまいとは感じませんでしたが、 時代を超える名著として読んでよかったです。

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2009/10/04

ミャンマーに行くならやっぱりおさえとかなくちゃね、と思い読んだ。子供むけだったんだ!知らなかった。言葉が丁寧で大変わかりやすいです。「おしいただく」という言葉にハマりました。作者はビルマに行ったことはなくイメージでこの本を書いたそうだけど、ずいぶん正確にイメージを掴んでいると思っ...

ミャンマーに行くならやっぱりおさえとかなくちゃね、と思い読んだ。子供むけだったんだ!知らなかった。言葉が丁寧で大変わかりやすいです。「おしいただく」という言葉にハマりました。作者はビルマに行ったことはなくイメージでこの本を書いたそうだけど、ずいぶん正確にイメージを掴んでいると思った。何十年も変わっていないって国ってことだね

Posted byブクログ

2009/10/04

中学生くらいのときに一度読んだことあったんだけど、その時はこぅ、いまいち理解できてなかった。当時の自分には内容的に少し難しかったようだが、ある程度知識のついた今になって読むと、こんな爽やかな感じの戦争時代の話は珍しいし、感動できる。

Posted byブクログ

2009/10/04

戦渦のさなかでも失われない人間の根源的な強さ、そして、強く生きようとしても逆らえない脆さ。飾り気のない平易な文章で書かれたこの話。だからこそ、人々の素朴な力強さが心打つ。

Posted byブクログ