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暁の寺 の商品レビュー

3.8

126件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

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  4. 2つ

    8

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2011/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三島由紀夫の遺作。生まれ変わりの小説。もの凄い綺麗な描写から、もの凄く難解な描写まで、四部に渡って、計算して書いているところが素晴らしい。この部の前半で輪廻転生の秘密が仏教を元にして書かれている。

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2010/12/15

豊饒の海第3巻!! 1、2と比べるとちょっと冗長で難しかったけれど、やっぱり面白い。 仏教の話は難しかった。 清様→勲の時のように輪廻がスムーズに行っておらずひと癖あったから難しかったのか。 でも構成、人物の動かし方はやっぱり神がかってる。 3巻は梨枝の葛藤が面白かった。 1...

豊饒の海第3巻!! 1、2と比べるとちょっと冗長で難しかったけれど、やっぱり面白い。 仏教の話は難しかった。 清様→勲の時のように輪廻がスムーズに行っておらずひと癖あったから難しかったのか。 でも構成、人物の動かし方はやっぱり神がかってる。 3巻は梨枝の葛藤が面白かった。 1、2巻のようなダイナミックな伏線とかはなかったけど。 個人的には今西の「性の千年王国」理論が気に入った。 美しいものについての話は好きだ。 「美に近づくには性慾、しかしその瞬間を永遠に伝えるものは記憶」(p217) ラストの慶子とジン・ジャンの行為の描写が一番好き。 三島由紀夫の書くくどいくらい情緒的でロマンチックな描写が好きだ。 本多目線だからどうしても本多を擁護したくなるけど、 それはまた違うんだろうなあ とりあえず三島すごいなあ

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2010/11/14

荒廃と無常観が随所で感じられる作品。 仏教的教養が無い為か、9割がた良く理解できず。 残りの1割は、覗きに対する高尚な見解が述べられていた気がする。 「自分の知らない世界を知りたい」、というのが覗きの真髄。しかし、一度覗いてしまったら、それは既知の世界となる。 欲望と失望...

荒廃と無常観が随所で感じられる作品。 仏教的教養が無い為か、9割がた良く理解できず。 残りの1割は、覗きに対する高尚な見解が述べられていた気がする。 「自分の知らない世界を知りたい」、というのが覗きの真髄。しかし、一度覗いてしまったら、それは既知の世界となる。 欲望と失望を繰り返しながら、どんどんエスカレートするが、覗きなんでしょうねえ。。。

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2010/01/31

豊饒の海4部作、ここでちょっと破綻しちゃってる気がします。 唯識について仏教用語もまじえて膨大なページが割かれていて、少々辛かったです。

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2009/10/04

奇魂の巻。 学生時代繁邦と清顕と交友のあった、シャムの王子とその従兄弟の故郷であるタイで、日本人の生まれ変わりであると主張する王女ジン・ジャンと出会う。 またその後のインド旅行での不思議な体験、第二次世界大戦を経る中、唯識論の世界にのめり込んでゆく。 起承転結の転。唯識論の世...

奇魂の巻。 学生時代繁邦と清顕と交友のあった、シャムの王子とその従兄弟の故郷であるタイで、日本人の生まれ変わりであると主張する王女ジン・ジャンと出会う。 またその後のインド旅行での不思議な体験、第二次世界大戦を経る中、唯識論の世界にのめり込んでゆく。 起承転結の転。唯識論の世界、物語の主題である生と転生に迫っていく。

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2009/10/04

豊饒の海シリーズの第三作目の作品。少し話の展開が飛躍しているし、内容は一段と難しくなっているけど、やっぱり名作だと思える作品。

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2009/10/04

前半はインド仏教、後半は老醜に起因する少女愛? 本多の冷酷さと明晰さ。 ジンジャンの純粋さと脆弱性。片言の日本語。 やっぱり三島は美少年は描けても美少女はだめだなんだなぁ。 インド仏教の記述はよかった。

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2009/10/04

この作品は世間では難解と言われている。 確かに輪廻転生の突き詰めた話の部分 (40ページぐらい展開されている) は相当理解が困難な文章であったが、他の大部分は、 「豊饒の海」をここまで読んできた人なら、 きっと読みこなせることだと思う。 これもよく言われることだが、 タイとインド...

この作品は世間では難解と言われている。 確かに輪廻転生の突き詰めた話の部分 (40ページぐらい展開されている) は相当理解が困難な文章であったが、他の大部分は、 「豊饒の海」をここまで読んできた人なら、 きっと読みこなせることだと思う。 これもよく言われることだが、 タイとインドの情景描写が非常に素晴らしい。 情景がえもいわれぬ迫力を持って 読者の前に迫ってくるのである。 炎…暁の眩しい太陽…熱帯の深緑の中に聳え立つ煌びやかな寺院…。 その他にも、様々なイベントが散りばめられていて 読者を飽きさせない。最後の鬼気迫る展開も見ものである。 次の「天人五衰」を読むのが非常に楽しみだ。

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2009/10/07

そもそも、なんで三島由紀夫のこのシリーズを読もうと思ったのかというと、 タイに旅行に行ったときに暁の寺に観光に行って、ガイドさんに「三島由紀夫がこれをテーマにした作品かいてま〜す」とか言われたのがきっかけなんですが、 前作2冊の中で一番よくわからない感じで終わってしまいました。 ...

そもそも、なんで三島由紀夫のこのシリーズを読もうと思ったのかというと、 タイに旅行に行ったときに暁の寺に観光に行って、ガイドさんに「三島由紀夫がこれをテーマにした作品かいてま〜す」とか言われたのがきっかけなんですが、 前作2冊の中で一番よくわからない感じで終わってしまいました。 とりあえず今回の生まれ変わりはタイの御姫様ということで、テイストちがうかんじですね、はい。って感じ。 ごめんなさい、三島由紀夫あんまり上手に読めませんので。。。

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2010/06/26

2010/6/26購入 邱永漢さんの本棚より 未読 三島由紀夫が死ぬ前日?邱さんの家にこの本を持ち訪れたそうです。

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