猫と庄造と二人のおんな の商品レビュー
この作品ではタイトルの並び順が優先順位である。 筆者は人間の幸せは隷属的支配にあると述べている。もしその隷属的支配がなかったとしたら・・・それがこの話。 あまり隷属的支配に実感がないが社会人は会社という隷属的支配でこれにより地位を確保して安心しているのはつまりこういうことなのか。
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面白い、詳細に描かれる文体は初めねちっこく嫌だったがだんだん癖に・・・もう手に取るように入ってくる。
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谷崎は『春琴抄』を読んで以来、半年ぶりだ。やはり面白い。 でも『春琴抄』ほどの凄みは感じない。あれはほとんど極限まで完成された美学だったのに対し、こちらはそれが未完の状態を描いたからだろうか。
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