刺青・秘密 の商品レビュー
「刺青」「少年」「幇…
「刺青」「少年」「幇間」「秘密」「異端者の悲しみ」「二人の稚児」「母を恋うる記」の7つの短編が収録されています。「少年」なんて登場人物は子供ばかりなのに官能の匂いが立ち込めています。「二人の稚児」は子供には読んであげられない童話、という感じです。
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「秘密」「少年」など…
「秘密」「少年」など、谷崎世界の織り成す不思議な織物が味わえます。
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谷崎の嗜好が如実に表…
谷崎の嗜好が如実に表れた、反現実的な小説が収録されています。
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谷崎初期短編集。全七…
谷崎初期短編集。全七編。読後「異端児の悲しみ」を除いてどれも鮮烈なイメージが残る。絵画的な印象がある。「異端児の悲しみ」は谷崎唯一の自伝的小説。彼の人間の一端が窺い知れる。
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短い話だがとても印象…
短い話だがとても印象深く、刺青と女というモチーフが怪しい香りを漂わせる。
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耽美派の魅力がつまっ…
耽美派の魅力がつまっている一冊です。私は「少年」がおすすめですね。もっとも谷崎さんらしい話だと思います。文学史でよくでてくるので、学生にもおすすめです。
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大好きだった予備校の…
大好きだった予備校の国語の先生に、「谷崎を読むならまず最初に『刺青』を読め!」と言われたので読んでみました。本当にあっという間に終わってしまう短編なので気軽に読めます。『刺青』を読んで気に入った人は、他の谷崎作品も気に入るそうです。
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最初に読んだのは学生の時。これに収録されてる物語の中で、一番好きなのが『秘密』。主人公の住んでる部屋の様子がとても好き。好事家というのは大抵こういうところありますよね。
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これが耽美派かと納得した。どの作品も女性の美しさに焦点を当てていて、フェティシズムを刺激する美しい描写がたくさんあった。Masochistの注釈に「谷崎潤一郎にも、この様な傾向があった」と書いてあってそんなこと言ってあげるなよと思ったが、精神的屈辱や身体的苦痛に美しさを見出す谷崎...
これが耽美派かと納得した。どの作品も女性の美しさに焦点を当てていて、フェティシズムを刺激する美しい描写がたくさんあった。Masochistの注釈に「谷崎潤一郎にも、この様な傾向があった」と書いてあってそんなこと言ってあげるなよと思ったが、精神的屈辱や身体的苦痛に美しさを見出す谷崎だからこそ他の小説家には表現できない作品を生み出したのだと思う。特に「少年」は思わず息を呑む様な官能的な描写が多かった。エロのカテゴリーが少なかったであろう時代にこんな小説を書いていた谷崎には畏敬の念を禁じ得ない。
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「刺青」「少年」「秘密」 は読んだかな。 どれも独創的で、一様にカオスだった。少年は特に強烈で言葉の一つ一つが頭の中に浮かぶ怖さ。個人的に思う秘密は面白くて、人間の心理のようなものが垣間見えて好き。
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