痴人の愛 の商品レビュー
14、5歳の少女に思…
14、5歳の少女に思い入れて同居、育て上げて結婚までする一回り年齢が上の主人公。やがて成長したその妻は男友達と放蕩の限りを尽くす。そうまでなってもその妻に服従する事に喜びを見いだす主人公の告白が赤裸々に綴られる。
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ナオミという女は凄い…
ナオミという女は凄いです。一種の尊敬に値します・・・。主人公の心の描写が分かりやすく、読みやすかったです。
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雑誌の特集で「小悪魔…
雑誌の特集で「小悪魔になる」だの何だのをよく見かけますが、彼女こそ子悪魔(悪魔?)だと思います。
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飼い犬に手を噛まれる…
飼い犬に手を噛まれるどころか、いいように遊ばれる男の話。ナオミに弄ばれる譲治の一人称小説だから仕方ないのかもしれないが、ナオミの内面描写はほとんどない。そこが、ナオミの非人間性というか、作られた人間というか、人形のような感じをさらに際だたせている。しかし大正時代にこういう小説を書...
飼い犬に手を噛まれるどころか、いいように遊ばれる男の話。ナオミに弄ばれる譲治の一人称小説だから仕方ないのかもしれないが、ナオミの内面描写はほとんどない。そこが、ナオミの非人間性というか、作られた人間というか、人形のような感じをさらに際だたせている。しかし大正時代にこういう小説を書くとは、谷崎潤一郎はすごい。
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主人公の男性の立場が…
主人公の男性の立場が次第に逆転していく。彼を虜にするナオミの魅力とはどれほどのものなのか。
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大正の文化や風俗もあ…
大正の文化や風俗もあざやかに描かれているので文学的に官能を楽しむことが出来た。
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谷崎の代表長編にして…
谷崎の代表長編にして、異形の愛の姿を描ききった傑作。日本文学の屈指の作品といって良いでしょう。
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なんだか、読み終えた…
なんだか、読み終えたあとに虚脱感が残る作品でした。この作品が書かれた時代とかを考えると、すごいと思います。
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一人の女性を引き取っ…
一人の女性を引き取って自分の思い通りの女性に育て上げようとしたが………
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他レビューにもありま…
他レビューにもありますが、ナオミこそまさに今で言う小悪魔だと思う(それ以上のものかも)。雑誌で言われているような小悪魔なんか目じゃない。中だるみしてしまったが、1人の女に振り回される男の話はすごかったとしか言いようがない。
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