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伊豆の踊子 の商品レビュー

3.6

249件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    64

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    4

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2022/02/27

①伊豆の踊子 忘れ物を取り戻せた気分だ。僕には青春がなかった。なかったし、孤児的な心と世間との和解をせずに、曖昧なまま、苦しみながらこれまできた。本当にほしいものが濃くなるばかりだ。

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2022/02/23

読んだ後の罪悪感がたまらない。罪悪感を感じてしまったことに罪悪感を感じる。しばらく、引きずってしまう。すごい自分の奥に潜んでいた動物的な本能を鏡に映し出されてしまった感じ。この作品を読んで心動かされなかった人は健全だし、幸せだと思う。恐ろしい。 追伸・後日ユーチューブで岡田斗志男...

読んだ後の罪悪感がたまらない。罪悪感を感じてしまったことに罪悪感を感じる。しばらく、引きずってしまう。すごい自分の奥に潜んでいた動物的な本能を鏡に映し出されてしまった感じ。この作品を読んで心動かされなかった人は健全だし、幸せだと思う。恐ろしい。 追伸・後日ユーチューブで岡田斗志男のまとめたものを見て感動は罪悪感から来る。というのがあって、まさにそれだと思った。言語化出来るとすっきりする。

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2021/12/20

表題作の「伊豆の踊子」は若い青年の踊子への揺れる恋心が純粋で真っ直ぐな感じに惹かれた。非常に面白かった。 他の短編三作品は内容と表現が難しく、なかなか物語の本質を捉えるのが厳しかった。

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2021/10/14

 最後のお別れのシーンがものすごい寂しかったです。ずっと阿波の踊り子やと勘違いしていて、なんでかなーと考えたんですがただ阿波踊りと混ざっただけでした。

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2021/09/29

純文学。小雨の中、足袋で山道をいくイメージが鮮烈(そんなシーンがあったかは覚えてない)に残っている。自分はトータル的に作中文章を想像したイメージで憶えているんだなと書いていて思いました。

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2021/07/26

「伊豆の踊り子」は、孤独な20歳の学生が、踊り子に一人旅中に出会って、素直さとか可愛らしさに触れる中で、最後は自分の心にも素直さとか温かい透き通るような気持ちが芽生えるのがいいなと思った。最後のシーンはすごいいい気持ちになった。

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2022/01/13

有名なのに読んだことがないなあとずっと思ってたので、伊豆に行ったことをきっかけに読みました。 この手の本は読み手の感性とか前知識が重要になってくるなと思いました。。 何が書かれているのかはうっすらと理解ができる。しかしよく言われる「情景が思い浮かんでくる」というのが全くない。 ...

有名なのに読んだことがないなあとずっと思ってたので、伊豆に行ったことをきっかけに読みました。 この手の本は読み手の感性とか前知識が重要になってくるなと思いました。。 何が書かれているのかはうっすらと理解ができる。しかしよく言われる「情景が思い浮かんでくる」というのが全くない。 それはおそらく自分が当時のリアルな風景を知らないから。文献とかで時代背景を学んだり、写真でも絵でもいいので見ておけば少しは感じ方が変わるだろうな… またいつかリベンジしたい。

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2024/09/08

主人公は旧制高校に通っているエリートで、一方の踊子は芸人という点で身分が低く、社会的ステータスの差がはっきりと描かれていた。 旅の途中の何気ない動作や情景にも深いメッセージが込められている。例えば帽子。当初主人公はエリートの象徴である制帽をかぶっていたが、最後の港での別れの際は...

主人公は旧制高校に通っているエリートで、一方の踊子は芸人という点で身分が低く、社会的ステータスの差がはっきりと描かれていた。 旅の途中の何気ない動作や情景にも深いメッセージが込められている。例えば帽子。当初主人公はエリートの象徴である制帽をかぶっていたが、最後の港での別れの際は鳥打帽(ハンチング帽)になっており、それを渡すシーンも身分の差を克服した決定的なシーン。 文学的な視点や小説技法だけに限らず、このストーリーのテーマも自分にとって何か惹かれるものがある。二十歳の男子学生が孤独に悩み、伊豆へひとり旅する設定は、どこか重なるものがあるのかもしれない。

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2021/04/21

川端康成 初期代表作初読み 1926年(T15年)掲載、二十歳の一高生が伊豆にひとり旅に出かけ伊豆大島からやって来た旅芸人一団14才踊り子 と淡い気持ちに。ほとんど実体験を元にした作品らしい。三島由紀夫は処女の主題が現れていると解説しております。田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、...

川端康成 初期代表作初読み 1926年(T15年)掲載、二十歳の一高生が伊豆にひとり旅に出かけ伊豆大島からやって来た旅芸人一団14才踊り子 と淡い気持ちに。ほとんど実体験を元にした作品らしい。三島由紀夫は処女の主題が現れていると解説しております。田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵で映画化も川端康成先生は特に 吉永小百合さんのファンだったらしい。

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2021/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

踊子のもつ純潔さ(とでも言うのでしょうか)に、読んでいる私まで甘い快さを感じました。伊豆の踊り子に関してはとても読みやすかったのですが、続く温泉宿が少し読みにくかったです。

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