伊豆の踊子 の商品レビュー
はじめての川端康成の作品でした。 「伊豆の踊り子」は活動写真の場面が切なかったです。踊り子さんの太鼓の音が聞こえてくるようでした。 「温泉宿」は、清濁交える女性の人生を垣間見ることができます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
踊り子たちと何泊かして帰ることになり、帰りの船で泣いてるというそういう話かいと思ったけど、硬かった少年の心が踊り子達のおかげで打ち解けられたという話だったのか。 文章は美しかった。とても。
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純文学に手を出してみる 伊豆の踊り子は面白かった 他はなんとも難しい 他の本を巡っていずれ読破したい
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「はじまりの本」です。 内容:「伊豆の踊子」は川端康成の短編小説。孤児根性で歪んでいると厳しい反省を重ね、その憂鬱に耐え切れず一人伊豆の旅に出た青年が、旅芸人の一団と出会い、踊子との交流をへて人間的成長を見せる物語。
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2021.1.3 2 高校のときに読んだの久しぶりに読んだ。灰色と淡い水色って感じ。艶かしい。禽獣も面白かった。
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伊豆の踊り子まで読破。 若い男女の恋物語。 踊り子がピュアな気持ちで小生さんに接していたが、 自分の立場や状況を飲み込んで、 何とか恋心を断ち切ろうとする若い踊り子に対して苦しい気持ちになった。 小生さんも、踊り子に対して本当に正直に接していたが、 簡単にお互いの想いを叶えるこ...
伊豆の踊り子まで読破。 若い男女の恋物語。 踊り子がピュアな気持ちで小生さんに接していたが、 自分の立場や状況を飲み込んで、 何とか恋心を断ち切ろうとする若い踊り子に対して苦しい気持ちになった。 小生さんも、踊り子に対して本当に正直に接していたが、 簡単にお互いの想いを叶えることはできない、 苦しくも悲しい世の中だったのか、と思った。 以降の作品は未読。
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「伊豆の踊子」は訳あって、最低でも年に1回は読むのだけど、文庫に所載のではなかったので、ほかの作品と合わせて読むのは初めて。 全編読みごたえはあった。だけど、もしさわやかな読後感を得たい人であったら、「伊豆の踊子」は最後に取っておいた方が良いかもしれない。 他の作家の短編集もそう...
「伊豆の踊子」は訳あって、最低でも年に1回は読むのだけど、文庫に所載のではなかったので、ほかの作品と合わせて読むのは初めて。 全編読みごたえはあった。だけど、もしさわやかな読後感を得たい人であったら、「伊豆の踊子」は最後に取っておいた方が良いかもしれない。 他の作家の短編集もそうかもしれないけど、一つの作品の感覚で読み進めるとえらい目に合う。生理的に受け付けないという人もいるかもしれない。 まあ、クセの強い登場人物のオンパレード。描写はさすがの川端康成。これはあのことの比喩だよね・・というのもあり。今より少しでも若い自分だったら、気が付いただろうか‥なんてことを思ったりもした。まあ、今よりもっと脳細胞が若ければ、今の自分が気づいていないことの理解ができてるかもしれないので、何とも言い難いが・・。 まあでも、少しだけ達観した自分だから読める部分もあるような気がした。
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初、川端康成作品。 日本文学、なるほど日本文学。 生々しい人間の営みを感じるのに、日本の美しい風景が見える。 特に登場する女達が面白い。 まるで妖怪だと思っているのかと思うような多彩な表現で、一人一人の個性が強い。 男は存在感が薄く感じる程、熱量が違う。 それでも最後の解説の三島...
初、川端康成作品。 日本文学、なるほど日本文学。 生々しい人間の営みを感じるのに、日本の美しい風景が見える。 特に登場する女達が面白い。 まるで妖怪だと思っているのかと思うような多彩な表現で、一人一人の個性が強い。 男は存在感が薄く感じる程、熱量が違う。 それでも最後の解説の三島由紀夫の文章を読むと、表現の柔らかさや鮮やかさ円やかさを川端作品からは感じた。 「雪国」「舞姫」「眠れる美女」等々、読んでみたいと思う。
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巻末についた三島由紀夫の解説どおり、「禽獣」の怪文にふれ、「抒情歌」を幾度も読み直すために使う本であろう。 死と生の境目、処女と女との境目。曖昧がゆえに明瞭な概念に飛びいる手助けは、いつだってこういう名文によるものなのだ。
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「伊豆の踊子」瑞々しい美しい踊子に若い学生が惹かれる話、と思い込んでいましたが読んでみたらなんと奥の深いことか。足元の落ち葉を踏み締める音まで聞こえそうな山道、人や宿の描写。時代ゆえの人の上下、男女差別。淡い初々しい関係から、ラストに「~なければならない」としながらも自身でそれを...
「伊豆の踊子」瑞々しい美しい踊子に若い学生が惹かれる話、と思い込んでいましたが読んでみたらなんと奥の深いことか。足元の落ち葉を踏み締める音まで聞こえそうな山道、人や宿の描写。時代ゆえの人の上下、男女差別。淡い初々しい関係から、ラストに「~なければならない」としながらも自身でそれを選び取ることにほっとします。「温泉宿」こちらは婀娜っぽい艶めかしい女たちがたくさん出てきます。著者の中にストックされた女性像の数はどれほどのものなのか。思いがけないラストがこの話に相応しいとヒヤリとしたものを感じながら思うのです
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