ドグラ・マグラ(下) の商品レビュー
「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1500枚の書き下ろし作品として出版され、読書界の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が合半ばし、今日にいたるもかわらない。 〈これを書くために生きてきた〉と著者自ら語り、10余年の歳月をかけた推敲によって...
「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1500枚の書き下ろし作品として出版され、読書界の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が合半ばし、今日にいたるもかわらない。 〈これを書くために生きてきた〉と著者自ら語り、10余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、著者の思想、知識を集大成する。これを読む者は一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。
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数ページ読んで心をつかまれた。 夢野久作の真骨頂ともいえる作品。数ページ読んでひきこまれたら即買い。 読み終えたら夢野久作の他の作品も読むことをお勧めする。
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久しぶりに、再読。 あいかわらず体力と精神力を根こそぎ持って行ってくれる文章です。 うんざりするのに、好き。 読むのに時間がかかります。 結局今回も意味がよくわからなかったなぁ。
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時間がかかった。 それでもやはり青空文庫で読むよりこっちの方がいいっす。 読みやすい。 楽しめたのだが、読了後のこのボンヤリ感。 お兄様お兄様……から、兄さん兄さん……に変わってるのは何で? 格下げされたのかな? ▼あ――ア。モヨ子という名はなかなか素敵じゃ。一郎ぶって...
時間がかかった。 それでもやはり青空文庫で読むよりこっちの方がいいっす。 読みやすい。 楽しめたのだが、読了後のこのボンヤリ感。 お兄様お兄様……から、兄さん兄さん……に変わってるのは何で? 格下げされたのかな? ▼あ――ア。モヨ子という名はなかなか素敵じゃ。一郎ぶって抱いたらいいのに……スカラカ、チャカポコ…… ……ブウウウ…………ンン……
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日本三大寄書のひとつである本書。 さすがに一筋縄ではいかない内容だった。 読んだ人間は必ず精神に異常を来すと言われるが、 それについてボクは一種のトリックだと考える。 これから読もうと思っている人に。 「貴方はそのトリックに気づくことができるか?」 なんて。
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作中で登場する『脳髄論』は、京極夏彦氏の『姑獲鳥の夏』で京極堂が語る「記憶の仕組み」に通じるものがあって思わずニヤリとしました。 え、結局どういうことなんですか、久作さん! という感じですが、エンドレスエイトである、という解釈で、たぶん、おkでしょうか・・・? 解釈自体はもうどうとでも取れそうな気がするので、無限にあり得る気します。 『九相図』、『心理遺伝』、など、オカルト/エログロ要素濃いめ。 寝る前に読んだらスプラッタ系の夢を見てしまいましたが、よくいわれてる「読むと必ず精神に異常を~」みたいなことはありません、たぶん。
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さすが三大奇書の最高峰。思わず頭から読み直してしまった。 いったい今が何時で、ここはどこなのだろうという気分になった。 読み返してみると、なんとなく答えみたいなものがすでに冒頭にあるような気がするのだけれども。。。 中国に置き換えた六道図の話や、胎児の進化、記憶のあやふやさ、見えていると思っているもの。。。この世の全てを疑いたくなってしまう本だった。 それゆえに、気が狂うとされているのだとおもう。 実は本書は、ミステリーの形を借りた仏教書というか、善の研究のような側面があるというか、そんな感じ。 また時間を置いて読み直したい。
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読み終わりましたー。あああ、最後まで読んでしまった自分が怖ろしい。執念のかたまりみたいな本でした。何でこんな表紙何だろう手に取りにくいわーと思っていたけれど、『胎児の夢』か!と思いついてぞぞっとなりました。人のものすごさを見てしまった気持ちです。
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下巻を読んですぐは、いつになったら解決するんだろう、すべてわかるんだろうって思ってたけれど、結局輪廻して終わりました。 だからすごい後味は悪いのだけど、あらゆるところが精緻に描かれていて何回でも読み直したくなる。そして何回も読み直せばもっと主人公の気持ちに近づくんじゃないかと思う。 先を急いで読んだのでまだ頭が変な感じだけど、とても面白い作品でした。スチャラカチャカポコ
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青空文庫のを読んだ。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
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