ドグラ・マグラ(下) の商品レビュー
青空文庫のを読んだ。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
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上巻と同じで難しい無いようです・・・。 読み終えても、理解できない部分が多かったです。 何度も熟読するのがオススメらしいです。 ちなみに「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来す」とありますが、私は精神異常になりませんでした(笑)
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心の中の真実から目をそむけつづける限り ずっとイノセントなままでいられるのかもしれません しかし、彼の手はすでに汚れている その事実まで消してしまうことはできない ようするに彼はお母さんに惚れていたんだと思う
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「心理遺伝」をテーマに書かれたミステリー小説。最初のほうは、事件がなんなのか、がわからず進んでいき、「脳髄論」なるものや「胎児の夢」といった論文調にストーリーの重大な伏線が張り巡らされていく。順を追ってなんとなく、事件が解決していくかんじだった。すっきりしないことはたしか。また、『ドグラ・マグラ』の意味も全く分からなかった。 中身で語られたものとしての「脳髄論」だったり「胎児の夢」等といったものは説得力があるものに感じた。その表れの一つが、デジャブと呼ばれるものだったりするのかな、とかんじた。ただ、物語で出てきた呉青秀の芸術・美に対する妄執や正木先生や若林先生の研究に対する執念には恐怖をかんじた。しかし、現実を見てみるとマッドサイエンティストと呼ばれる人々や理系の教授にはこのような人がいるのかな、と思ってしまった。そして、「胎児の夢」は胎児の成長過程をきれいに理論づけているものではないかと思ってしまった。さらに、人間すべてが精神異常者としての資質を持っているという点も肯定せざるを得ないと感じた。 日本三大奇書と呼ばれているだけあって、結論というよりも本当の犯人や研究の目的、その後のことなどを描いていない事がそういわれる由縁なのではないだろうか。
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『201206 古典強化月間』 ハァ。 とりあえず一度は読まなきゃという、ひたすらノルマのためだけに読了。いや本当に読んだと言えるかどうか疑問なほど飛ばし読みしてしまった。 如何せん物語の行く末に興味が持てなかったんだもの(どうせわからないということがわかりきっていてはわかろう...
『201206 古典強化月間』 ハァ。 とりあえず一度は読まなきゃという、ひたすらノルマのためだけに読了。いや本当に読んだと言えるかどうか疑問なほど飛ばし読みしてしまった。 如何せん物語の行く末に興味が持てなかったんだもの(どうせわからないということがわかりきっていてはわかろうとする気も起きないということがわかろうというもの)。 とにかく怪奇小説なるものは土台性分に合わないんだということを自覚。 ただ、思っていたよりは、意味のない文字の羅列(スチャラカ、チャカポコ)ばかりでなく、ちゃんとした(?)ストーリーがあって助かった。 ちなみに一番の謎は、これがともすれば推理小説の括りになっていたりすること。 …そういうものなのかしらん。
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ふと目が覚めると記憶喪失! 隣の部屋には絶世の美少女! 博士が言うには彼女は僕の従姉妹かつ許婚しかも僕にぞっこん☆LOVE! ただし全編を通じて舞台は精神病院だし登場人物は自分を含めて全員気違い!! っていう最高傑作。
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「読むと発狂する小説」だと聞いていたけど、 意外と面白かった。 心理遺伝って本当にあるのかな。 ありそうだなーと思えてくるお話。
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読後感でこれほど息苦しくて眩暈を覚えた作品は未だかつてなかった! 胎児の夢を見続けているのだらうか…。
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こういう完結のさせかたをする小説を読むのが 初めてだったので衝撃的だった。 タイトルのとおり小説の中で完結し続ける (あるいは完結し続けない)小説であるものの いつのまにかそのループに自分も取り込まれている不思議な感覚。 読了後、必ず上巻から読み返したくなり、 またそれがこの小説の意図するところでもある訳なのですが、 いかんせん全部読むのにとても体力を使うので 読むタイミングを選ぶ感も・・・。 こういうことを小説でやろうとする発想自体がすごい。
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「脳髄は考えるところに非ず」「胎児の夢」などの理論的なところがおもしろい。が、ストーリーにはついていけず。小説の中に理論を出してると思ったら、理論の中に小説があっとような。難解。
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