おひとりさまの老後 の商品レビュー
自分の将来を考える本。 老後に対する不安が高まってしまうけど、今読んで良かったと思う。 もしもひとりで老後を迎えたら…ってことを考えて、今から友達との縁をつないでおこうと思った。 って言ってもまだ20代(笑)
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社会学の参考文献。 結婚してもしなくても女性は長生きなので、最期は一人。 一人でも充実した老後を楽しんでいる方も多いので、無駄に施設に入ったりするよりは、一人で家でいて自分の好きなことをした方がいいと私も思います。
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賛否両論まっぷたつ?でしょうね(笑)上野さんの本を読んでた頃はいつだったかなぁ。 物事をずばずばと言い批判なんかも多い人ってイメージ(笑) この本に限らず批判する人は多いかも。上野さんを知った上で読まないとちょっと後味が悪いかも…ね。 一時流行った『負け犬』と言われる未婚女...
賛否両論まっぷたつ?でしょうね(笑)上野さんの本を読んでた頃はいつだったかなぁ。 物事をずばずばと言い批判なんかも多い人ってイメージ(笑) この本に限らず批判する人は多いかも。上野さんを知った上で読まないとちょっと後味が悪いかも…ね。 一時流行った『負け犬』と言われる未婚女性。 もちろん未婚女性はおひとりさまだけど女性の方が長生きな今の社会は夫に先立たれる人も多いだろう。 最後にはみんな 『おひとりさま』 となる。女性だけではなく男性だって。 子どもがいるから…ということもこの本を読むとなんのメリットもないように思えてしまう(苦笑) とりあえず読んでの感想は『成功した人の考えだなぁ』ってくらいかな。 批判まではしないしこういう考えも嫌じゃない。こうできるだけの余裕があるならいいお手本本だと思うくらい。 けれどやっぱりお金と健康、努力の上での良好な交友関係(上野先生いわくメンテナンスの必要な友達)があればとしか思えないから普通の人にはあてはならないかな。 実際私が働いていた所の老人には当てはまらないかも…と思った。 でもこういうコトがみんな『当たり前』と主張できる世の中ならいいのにと思う。 言ってることが正しいかは別として共感する部分があるのも確かで。 歯切れ良く、ポンポンと出てくる言葉にはすがすがしささえ感じられるほど(笑) 老人いじめと言われている今の保険制度や介護事情。 おかしいとは思う。でも医療現場ではみんな一生懸命。 ただ、確かに病気ではあるけれど自分でコントロールの出来る患者が特をしているんじゃないかと思うことはある。 そんな得する人はトコトン得をして正直者は馬鹿を見る…そんな世の中としか思えない時代だからこの本が希望になるといいのにな(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(2008.03.17読了) 還暦を迎え、定年退職となったので、いかに死ぬための準備をするかということを考える時期に来ているということになるのでしょう。ということで、この本を手に取りました。 主に女性のための死ぬまでの準備ということが書いてありますが、男が先に死んでしまうことが多いことから、当然ということにもなります。男が読んでも参考になります。 本音の部分が小気味いいくらいに、書いてありますので、多くの人に歓迎され読まれるのも当然かなという印象です。 ●ソフトとハード(3頁) 「おひとりさまの老後」にはスキルとインフラが必要だ。いかに暮らすかについてのソフトとハードと言い換えてもよい。ハードについては、お金や家などさまざまな参考書が出ている。私は、独りで生きる知恵というソフト面を重視したいと思う。 (この本にハードについても書いてあります。) ●悪魔のささやき(21頁) 「お母さん、一人になって心細いでしょうし、火の始末とかも心配だから、こちらへ来て一緒に住んだら?」という子供からの誘いを、私は悪魔のささやきと呼んでいる。 ●「個室がいい」(84頁) これまでの調査で、個室と雑居部屋の両方を経験した入居者は、例外なく「個室のほうがよい」と答えている。 ●自然の中の一人暮らしは怖いか(94頁) 「あんたが怖ければ、向こうだって怖いんだ。暗ければ明かりをつけてくるしかない。それもこんな人里はなれたところへは車でくるほかない。ライトを消して運転するわけにはいかないから、ライトをつけた車が近づけば、必ず分かる。」 ●話題を共有できるのは8人まで(119頁) 社会学の小集団研究では、人数が15人を超すと集団は二つに分解することが経験的に分かっている。15人を二つに割ると7~8人。一つのテーブルで全員が話題を共有できるのは8人くらいまで。 ●介護される側の心得10か条(197頁) ・自分にできることと、できないことの境界をわきまえる ・不必要な我慢や遠慮はしない ・何が気持ちよくて、何が気持ち悪いかをはっきり言葉で伝える ・介護してくれる相手に、過剰な期待や依存をしない ・ユーモアと感謝を忘れない 等々 ●おひとりさまの死に方5か条(258頁) 1、死んだら時間をおかずに発見されるように、密でまめなコンタクトをとる人間関係を作っておくこと。 2、遺したら残された人が困るものは早めに処分しておくこと。 3、遺体・遺骨の処理については、残された人が困らない程度に、希望を伝えておくこと。 4、葬式とお墓についても、残された人が困らない程度に、自分の希望を伝えておくこと。5、以上の始末が最後までとり行える程度の費用は、謝礼とともに用意しておくこと。 ☆上野千鶴子の本(既読) 「資本制と家事労働」上野千鶴子著、海鳴社、1985.02.28 「ドイツの見えない壁」上野千鶴子・他著、岩波新書、1993.12.20 「うわの空 ドイツその日暮らし」上野千鶴子著、朝日文芸文庫、1996.03.01 著者 上野 千鶴子 1948年 富山県生まれ 京都大学大学院社会学博士課程修了 1994年 「近代家族の成立と終焉」でサントリー学芸賞を受賞 1995年 東京大学大学院人文社会系研究科教授 (2008年3月18日・記)
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書評担当になった後輩に勧められた本。 (どういう意図で勧めてくれたのかが気になる) 学者だけあって、さまざまなデータや文献から“おひとりさま”の老後を分析しています。 ほかのレビューを読んでいると、「知ってることばかり」という人もいて、確かに真剣に老後を考えてる本物の“おひ...
書評担当になった後輩に勧められた本。 (どういう意図で勧めてくれたのかが気になる) 学者だけあって、さまざまなデータや文献から“おひとりさま”の老後を分析しています。 ほかのレビューを読んでいると、「知ってることばかり」という人もいて、確かに真剣に老後を考えてる本物の“おひとりさま”には物足りないかも。 ただ、私みたいに世の中をよくわかっていない若者にはメモしたい名言がいっぱいつまっていて面白い読み物でした。 ブログ(ひみつきち)の心に残る言葉たちにも書いているので、興味があれば見てみてください。 それと、今後こうした上野さんみたいな考えをもった“おひとりさま”が利用者になることを考えると、マーケティングという意味でも介護関係者の人は読む価値があるんじゃないかと思います。 だけど、シングルは怖くない、というメッセージは、どうしても「強がり」にしか聞こえない。シングルが孤独と不安から逃れる前提は、一定のお金を持っていて多くの友人関係を保っていることだそう。 そのための準備を今からしましょうというメッセージでもあるけれど、やはり疑問が残る。 長生きして心身が不自由になって電話もメールも満足にできなくなった人に、果たして連絡をくれる友はいるのだろうか。 「これで安心して死ねるかしら」 この本を書かずにはいられなかった“おひとりさま”の孤独と不安をひしひしと感じ、やはり結婚して子どもがほしいなあと思った一冊でした。
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コレクティブハウスの検討。友人を大切にし(努力して関係を維持する。放っておかない)精神的に依存しないこと。
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「おひとりさま」って言葉はいつ流行ったんだろう。 気取っている気がしてあまり好きじゃないな。 サラッと読んだけど、著者の周りには荒んだ独り暮らしをしている人はいないのかな、と思った。 精神的にはともかく、身体的には健康で、経済的には余裕がなければ老後は大変なんじゃないだろ...
「おひとりさま」って言葉はいつ流行ったんだろう。 気取っている気がしてあまり好きじゃないな。 サラッと読んだけど、著者の周りには荒んだ独り暮らしをしている人はいないのかな、と思った。 精神的にはともかく、身体的には健康で、経済的には余裕がなければ老後は大変なんじゃないだろうか。 たとえふたり暮らしでも。 幸せなひとり暮らし、したいな…。
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一時期、図書館では大変な人気で、えらい順番待ちをしないと読めなかった本書。最近、「待ち人数ゼロ」になったことに気付いたので、手に取ってみたのだが。 いやはや、なんと不愉快になる読後感であることよ。なんでだろう?頻出する筆者の「道化」部分が鼻につくのか、はたまたハリーポッターみたい...
一時期、図書館では大変な人気で、えらい順番待ちをしないと読めなかった本書。最近、「待ち人数ゼロ」になったことに気付いたので、手に取ってみたのだが。 いやはや、なんと不愉快になる読後感であることよ。なんでだろう?頻出する筆者の「道化」部分が鼻につくのか、はたまたハリーポッターみたいに、たまにフォントが大きくなったりすることの幼稚さ加減がいかんのか。たぶん、この行間からにじみでる「わたし、自分が大好きなのよ」感に怖気を感じるからなんだろうな。あと、なんかヘンな敵意も感じるし。あー、やだやだ。でもこれは、きっと同族嫌悪的な部分もあるんだろうな。あー、さらにやだやだ。 「おひとりさま」に関しては、わたしも非常に興味あるテーマなのにな。共感できる部分が少なかった。ほとんどなかった。残念。酒井順子の「負け犬の遠吠え」はとても面白かったのに。関係ないが、レンザブローで連載中の、酒井順子の「紫式部の欲望」も面白い。
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上野千鶴子ファンの私としては、必読の1冊。 というわけで、新刊で購入。 さすがは上野千鶴子、 老後を語ってもビシバシと潔い。 そして「強い」。 強くてそして成功した人間じゃないと こういう潔い老後はおくれないなあ、 「強くない」人はこれを読んで ちょっと気後れしてしまうんじゃ...
上野千鶴子ファンの私としては、必読の1冊。 というわけで、新刊で購入。 さすがは上野千鶴子、 老後を語ってもビシバシと潔い。 そして「強い」。 強くてそして成功した人間じゃないと こういう潔い老後はおくれないなあ、 「強くない」人はこれを読んで ちょっと気後れしてしまうんじゃないだろうかと思った。 (強くない私は、実際、ちょっと気後れしてしまった) でもまあ、成功した強い人間じゃなくても、 参考になることがこの本にはたくさん書かれてある。 これがベストセラーになっているというのは、 とても好ましいことだと思う。 テーマとはまったく関係ないけど、 「へ〜、八ヶ岳の方に仕事場を作ったんだ」 とか「あ〜、やっぱりたくさん恋人がいたのね」とか、 この著者の作としてはめずらしく プライベートが垣間見える記述がたまにあり、 別の意味で楽しめる。
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未婚でも既婚でもだれでも死ぬ時は自分自身一人。どんな死に方をしても、死後誰かにはお世話になる。死んでしまえば自分では分からないが、迷惑をなるべくかけないようにというのがメッセージととらえた。死ぬ前に介護が必要になった場合には、他人に気を使わず自分の生き方に合った方法を選べるのが理...
未婚でも既婚でもだれでも死ぬ時は自分自身一人。どんな死に方をしても、死後誰かにはお世話になる。死んでしまえば自分では分からないが、迷惑をなるべくかけないようにというのがメッセージととらえた。死ぬ前に介護が必要になった場合には、他人に気を使わず自分の生き方に合った方法を選べるのが理想。著者のこれまでの生き方をそのまま反映している考え方だ。どんな老い方・死にかたをするにしても、死んで喜ばれる生き方はしたくないな。 福祉の質はあげてほしい。一人ひとりの仕事に対する意識によるんだろうな。辛いこともたくさんあるだろうけれど、それを乗り越えることができる支援ができるといいな。
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