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おひとりさまの老後 の商品レビュー

3.4

106件のお客様レビュー

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ぜひ一読ください

誰でも最後、死ぬときは一人。わかっていても、なかなか想像しにくい(もしくは想像したくない)「ひとりの老後」に向けて、何を準備すべきか?どんな人間関係を作るべきか?ひとつの道を、教えられた気がする。

abtm

2023/08/16

これを書いた時の著者は60才前後と思われる。 軽いノリのエッセイといった趣き。 真剣に考えている人が茶化されているように感じる。 この本に例として挙げられている友人知人の方々はどう感じられているのか?

Posted byブクログ

2023/06/28

介護されること、死ぬことはどうせ避けては通れないのだから、早いうちから準備をしておいたほうがいい。いろいろな資金の準備というよりは「心づもり」という面で、こういった本はこれからもどんどん読んで準備したいです。 ジェンダー界隈で有名な上野さん。中国では彼女の本が売れまくってるらし...

介護されること、死ぬことはどうせ避けては通れないのだから、早いうちから準備をしておいたほうがいい。いろいろな資金の準備というよりは「心づもり」という面で、こういった本はこれからもどんどん読んで準備したいです。 ジェンダー界隈で有名な上野さん。中国では彼女の本が売れまくってるらしい、ということを知り興味を持ちました。この本も女性に向けて書かれています。 前半の、「女一人がどこでどう暮らすか」は、うーん話半分といったところ。裕福な人が対象なのかな。「自分のささやかな夢をかなえるのに遠慮はいらない。とにかく早く始めよ」というメッセージは刺さりました。 後半部分の「介護・死ぬこと」に関しては、『介護される側の心得』『おひとりさまの死に方』が非常に参考になりました。 「孤独死」に関しても漠然と恐怖を感じていましたが、それなりにコミュニティに属し、準備していれば、いわゆる壮絶な孤独死とは無縁。せいぜい死の瞬間に看取る家族がいない、という程度。これはだいぶホッとしました。

Posted byブクログ

2024/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ひとりの老後」が現実になってきたので読んでみた。 上野先生によると 最後に残るのは友人。そして友人にはメンテナンスがいると。 ほっといても、もつ関係は関係じゃない。無関係。 なるほど 年賀状やめなきゃ良かったか? どんなふうに「終わる」も気になる。おひとり様の「死に方5カ条」は覚えときたい。 ○すぐ発見されるような人間関係 ○残したら人が困るものは処分 ○死後どうしてほしいか、人が困らない程度の希望を伝えておく ○葬式、お墓も ○費用と謝礼を用意 あと 散骨って意外と法律がゆるいらしい。 女はお世話する性?っていうのも昭和世代には考えさせられる。

Posted byブクログ

2022/08/25

友達を作らないといけないですね。 お墓(というか、どう葬って貰うか)も考えておかないと。あと、見られて恥ずかしいものをどうするか。誰かに処分を頼むとかなのか?お金のことはどうにもならない。つつましく生きていこう。

Posted byブクログ

2020/12/22

【感想】 本書は筆者が地域ケア等の実情を調査し、様々な角度から「老後の一人暮らし」について述べているが、大まかには次のことを述べていると言ってよい。 ①高齢者の一人暮らしは意外と寂しくない。子どもと「一緒に住もうか」と言われることがあるが、それは介護ができるのにそうしない自分に...

【感想】 本書は筆者が地域ケア等の実情を調査し、様々な角度から「老後の一人暮らし」について述べているが、大まかには次のことを述べていると言ってよい。 ①高齢者の一人暮らしは意外と寂しくない。子どもと「一緒に住もうか」と言われることがあるが、それは介護ができるのにそうしない自分に対する自責の念から来るものだ。これを究極の愛情表現と勘違いしている人が多く、もし自責の念から同居したとしても、一ヶ月や一年もいい娘を演じられないし、親にとっても穏やかな老後を失うことになる。 ②大切なのは「ちょうどいい距離感」である。パートナーとも、子ども夫婦とも、ケアワーカーとも入居者とも、「他人と関わりたいとき」と「一人でいたいとき」のバランスを取ることが大切である。誰かと毎日一緒にいることは一人の気楽な時間を失うということである。 ③誰でも最後の瞬間まで自分の家で過ごしたいのが本音である。しかし、「家で過ごしたい」と「家族と過ごしたい」は違うものだ。多くの高齢者が施設から自宅に戻れないのは、介護を厄介に思う家族が家に住んでいるからだ。 例え親から薄情と言われようとも、一緒に住むことから距離を置くべきである。自宅で老人を一人暮らしにさせ、病院送りになるギリギリまで訪問介護を続けることも一つの解決策だろう。 ④大切なのは家族や職場以外とのネットワーク。幸せな老後になるか孤独な老後になるかは自分次第である。 本書は約10年前に書かれた本であるため、現状認識も筆者の価値観もだいぶ古い。 本書は老後における独り身の自由さを説いているが、高齢者単身世帯の多くが、自由を謳歌できるほどの収入を得られていないことは勘案されていない。 平成24年版男女共同参画白書によると、65歳以降の高齢者における相対的貧困率は22.0%、一人暮らしの高齢女性の世帯では52.3%もある。本書がフォーカスを置く「おひとり様女性」の半分は貧困にあえいでいる状態だ。こうした貧困のほとんどは配偶者との離別によって引き起こされる。それは夫の受給する公的年金と妻の公的年金を合算できなくなるから、簡単に言えば二人分の収入から一人分の収入に落ち、生活コストが上昇するからだ。 筆者の言うとおり、年を取ってパートナーと離婚したり死別したりしても、子どもたち夫婦に頼らずに一人で暮らせれば快適だろう。しかし、収入の減少から、一緒に住まざるを得ないというのが現状である。 「子どもと一緒に住んで面倒を見てもらうのが幸せ」という価値観は、決して精神的な充足のみではなく、その背後に「豊かな暮らしができるから」というファクターがあったことを忘れてはいけない。

Posted byブクログ

2019/05/04

女性が独りになっても生きれるが、 男性は奥さんがいなくなるとがっくり。。 家族としか時間を過ごしたことがない人は、 家族がいなくなったとたんに何をしたらよいか わからなくなる。。 これって、そうだよなー。 『ようこそ、シングルライフへ』だって。。 ま、人は、みんな「独り」っ...

女性が独りになっても生きれるが、 男性は奥さんがいなくなるとがっくり。。 家族としか時間を過ごしたことがない人は、 家族がいなくなったとたんに何をしたらよいか わからなくなる。。 これって、そうだよなー。 『ようこそ、シングルライフへ』だって。。 ま、人は、みんな「独り」ってことか。。 〜以下、◇○本より抜粋、●・コメント〜 ◇リバースモーゲージ ○持ち家を、自分が住んだまま担保にして借金ができるしくみ ○日本で最初に実施したのは、武蔵野市のため、「武蔵野方式」とも ○子孫に美田は残さないとわりきらなければ、おひとりさまの老後はしのでない ●こんな手もある ◇トンチン年金 ○長生きするほどトクをする究極の年金 ○あるグループ内で資金を持ち寄る 最後の独りになれば、分配金をひとり占めできる ●いやいや、これって○人に発展しないか? そんな想像をしてしまう自分の心がすさんでる?! ◇PPK ○PPK(ピン・ピン・コロリ) 死ぬ日までピンピン元気でいて、ある日コロリと逝くのが老いと死の理想 ○長野県発のこのPPK運動は全国に広がり、老人会でPPK体操を全員で やるところもあるという。。。ファシズムじゃ。 ●人間のように大きな動物は、ゆっくり死んでいく? そうかなぁ、PPKいいと思うけど、、、作者のように年をとる(1948生まれ) と違ってくるのかなぁ。。 ◇ある朝ぽっくりを願っても、そうは問屋が卸さない ○データによると、高齢者が死を迎えるまでに寝たきり状態で過ごす 期間の平均が、8.5ヶ月。 ○もちろん「平均」だから、PPKである朝ぽっくりというひともいれば、 寝たきりで十数年というひともいる。 ○日本の現在の医療、衛生、栄養、介護水準が到達した「平均」がこれである。 ●8.5ヶ月かぁ。。 長いな。いやいや、当の本人にとっては、短いのかな。。 ◇世話されるのは針のむしろ ○多くの妻が、たとえかぜで熱があっても自分で家事をしてしまうのは、 夫に愛情があるからでも、夫に火事能力がないからでもなく、 自分のこの罪責感が耐えられないからである。 ●あっ、これは、そうかも ◇ユーモアと感謝を忘れない ○ユーモアとは、自分を現実からひきはなす、`ず`ら`し` の 精神、諧謔(かいぎゃく)から生まれる。 そうなれば、介護者と要介護者はいっしょに笑える。 ●諧謔・・・おどけておかしみのある言葉。気のきいた冗談。ユーモア。 ◇親族遺留分の壁をどうクリアするか ○遺言状にどんなことが書いてあっても、半分までしか効力がなく 残りの半分は法定相続人にところに行くように法律は親族の権利 を守っている ●ふわぁ! なるほど、女性のおひとりさまだと、遠い親戚より 近くの恩人に相続したいと思うのか! ま、それはわかるな。 ◇監察医が語る理想の死 ○東京都監察医務院のホームページ http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansatsu/ ○このHPより2005年の東京都23区の年間検案数は、 11,874体、解剖は 2702体で、1日平均の検案数は、 32.8体。解剖数は、7.4体 ○23区の全死亡者数の約18% 5・6人に1人が監察医の検案を必要としている。 ●そんな世界があるの!

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2018/01/24

配偶者と死別した高齢者、離別して一人で生きる高齢者に、子が心配して同居をすすめるのは余計なお世話だ、という意見は参考になった。確かに自分がずっと一人暮らししてきて、急に子供家族と一つ屋根の下で暮らすにも、気を使うこと間違いなし。それより家族以上に親しくなれる友人関係、交友関係が大...

配偶者と死別した高齢者、離別して一人で生きる高齢者に、子が心配して同居をすすめるのは余計なお世話だ、という意見は参考になった。確かに自分がずっと一人暮らししてきて、急に子供家族と一つ屋根の下で暮らすにも、気を使うこと間違いなし。それより家族以上に親しくなれる友人関係、交友関係が大事!

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2017/11/03

面白い!切り口がまた!いい!と、思ったら酒井順子と仲良しだそうで!それでこうスパッと切ってくれちゃうんだなぁ。いい!65歳以上の高齢者で配偶者のいない女性の割合は55パーセントだとか。なるほど!確かに64歳ならまだまだな感じだよなぁ。おひとりさま老後。 そんなおひとりさまの老後...

面白い!切り口がまた!いい!と、思ったら酒井順子と仲良しだそうで!それでこうスパッと切ってくれちゃうんだなぁ。いい!65歳以上の高齢者で配偶者のいない女性の割合は55パーセントだとか。なるほど!確かに64歳ならまだまだな感じだよなぁ。おひとりさま老後。 そんなおひとりさまの老後の生活のイロハを説いた本なんだけども、介護される側の心得や、介護を気持ちよくさせてあげるためのツボなど、介護者からの目線じゃなく、介護される側からの目線での話もなかなか面白かったし、この人にだけは遺産は絶対やりたくないっていうネガティヴリストの書き方など、なかなかやるな!という一冊でした。 でも、確かにそういうのもないとね。

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2016/04/11

☆☆☆☆上野千鶴子さんの作品は5年ほど前に『男おひとりさま道』を読んでから2冊だけど、おそらく『おひとりさまの老後』のほうが先に書かれたのだろう、前者のほうがスーッと読めた記憶がある。 同性を対象に書かれたものであるからかもしれないし、上野さんが、「おひとりさなシリーズ」とい...

☆☆☆☆上野千鶴子さんの作品は5年ほど前に『男おひとりさま道』を読んでから2冊だけど、おそらく『おひとりさまの老後』のほうが先に書かれたのだろう、前者のほうがスーッと読めた記憶がある。 同性を対象に書かれたものであるからかもしれないし、上野さんが、「おひとりさなシリーズ」という作品の型を身につけ、馴染んできたからかもしれない。 前者を読んだときには、女性の先輩からの手厳しい忠告、男の下心を見透かされたかのような、核心をついた意見が、痛痒くて読んでいくうちに少し快感めいたものになっていたのを思い出す。 今回のテーマ「老後」は女性に向けて書かれているので、優しさを感じた。 「老後」に関してあまりにも、無関心だった自分には優良な情報である以前に、「しっかり考えなさい」といった刺激をいただいたような感じで読んだ。 、でも、一番良かったのは、 周囲の人より、長生きしていくなかで感じる。寂しさについて語った次の言葉だ 〜〜『喪失の経験がつらいのは、同じ時間と経験を共有した誰かが、その死ごと記憶をあちら側へ奪い去ってしまうから。記憶とは、その人のなかに自分が、生きているということだから、そのひとのなかの記憶のなかに生きていた自分の大切な部分をもぎとられてしまう。それはとりかえしのつかない喪失だ。埋めようと思っても埋め合わせることのできない欠落感が生まれる。〜〜 私も何人もの親交のあった人を喪ってきたが、この様な感覚を感じたことはなかった。(鈍感なのだろうか。)でも、この感覚を想像して過去の、友人の死を思い出すと、この感覚が新たに塗り込められた記憶として、もともとあった様に思い出される。

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