ランナー の商品レビュー

あさのあつこ【著】

2009/10/23

引き続き親目線。
題名からして陸上部でどんどん成長していく話でしょ？とはわかっていたけど、虐待が絡んでくるとは・・・むぅ。
あさのさんは文章が上手いよねぇ。物語にぐいっと引き込まれる。

2011/01/27

青春物語のような小説を読み漁ってたときに出会いました。
名前だけ見て読み始めたら想像と違う。
重かったし深かった。
でも、なんか別の意味で惹かれました。
あさのさんの作品の中でここまで人の心がどろどろと現れていたのは初めてなんじゃないかと思う。
スポーツ、青春、あさのあつこ、こんなキーワードで手に取った本でいろいろと考えさせられました。

2009/10/07

あさのさんは連敗続きでしたが、この本は良かったです。
大人の精神を持たざるをえない少年の描き方、さすが。
ああ、でもやっぱりちょっと物足りない。
この人物設定で、陸上を中心とした物語を読みたい。

2009/10/04

登場人物たちの、葛藤のお話。（だと私は思っている）
「好きなのに辛い、好きだからこそ辛い」っていうのが共通してあるような。
揺れ動く感情の連続でした。

みんなが前向きに歩き出したところで終わりますが、まだ続きそうな感じがします。
続きがあったら読みたい！

2009/10/10

【長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった。走ることから、逃げた。逃げたままでは前に進めない。碧李は、再びスタートラインを目指そうとする―】

これは陸上の話ではなく、家族の絆や友情を描いた作品のように思えました。
主人公が高校生でありながら青春ものとは言えないような重い題材で
決して爽やかな話ではなかったですが、
その分全てがまとまった時の喜びや安心感は大きかったです。
高校生の碧李が背負うには重過ぎる苦悩を
誰にも言えないまま家族を守ろうとしている姿がとても痛々しく印象に残りました。
この先、この家族が幸せに暮らせることを祈りたいです。

2009/10/07

「おれは走れないんじゃない、走らないだけだ、
そう信じたくて、逃げちまったんだ」
長距離走者として将来を嘱望された
高校一年生の加納碧李（ルビ：あおい）は、
複雑な境遇の妹を案じ、
陸上部を退部することを決意した。
だがそれは、たった一度レースに
負けただけで走ることが恐怖となって
しまった自分への言い訳だった。
走ることから、逃げた。
逃げたままでは前に進めない。
碧李は、再びスタートラインを目指そうとする----。

碧李がすごく格好よくて、
けど急いで大人になりすぎちゃって
可哀想だった。

お母さん　弱いのに
弱みを見せられなくて可哀想だった。

何の罪もないのに
色んな感情をぶつけられる
アンジュも可哀想だった。

なんか可哀想な人ばかりで
ブルーな気分になった。

久遠、クマさんは個人的に大好き♥
理想の人です('∀`)

やっぱり、あさのあつこさんの作品の中では
一瞬の風になれが一番好きだなぁ。

2011/07/19

う〜〜〜ん、するする読めたし、それぞれの登場人物たちの気持ちもわからないではないのですが…。部活ものとしても、親子関係ものとしても、かなり中途半端な気がします。とにかく、ページ数が足りない！これでいいの？　これで解決？いや、解決しないままっていうのが人生でしょ、って言われればそうだけど、主人公、碧季を取り巻く人物たちがせっかく魅力的に描かれているのに、読者としては腹三分目って感じ？陸上部の女子マネの恋の話だけでも、もっと突っ込んで欲しかったなぁ。それに、腰を痛めた友だちの話ももっと読みたかった。碧季の両親の話は、かなり類型的で、これはいただけなかった。「君は１人で生きていける人だから」と妻に告げて別の女性のもとに走る夫、なんて、まだ書いてるの？？！！と言いたいし、実は一番のテーマらしい児童虐待も、書き込みが浅いなぁ・・・なんて。陸上部ものなら、佐藤 多佳子の「一瞬の風になれ」のほうが比べるのが悪いってくらいに、好きでした。そういえば、あさのさんの「バッテリー」、とても楽しみに読んでいたのに、終わりが尻切れトンボで、悲しかったし・・・。もうちょっと体力つけて、じっくり書いてくださいよぉ〜〜！とは、ファンだからこその感想です。

2009/10/04

高校生の男の子を描かせたらあさのあつこは素晴らしい。スポーツものというのでもなかったけれど・・・良かった

2009/10/04

なんだかランナーという題名から期待したほど陸上な作品じゃなかった。
でも、確かに「ランナー」だったのかなって感じもする。
けど・・・ラストのあたりで主人公が少しかわいそうになった

2009/10/07

ランナーというタイトルなのに、走ることにはあまりスポットがあたってなかった。意外とシリアスな話だったのにもびっくりだし、これならもうちょっと先まで書いて欲しかったかな。物足りない感じが残りました。