ランナー の商品レビュー
国語のテストに出てきそうな文章でした。 ここはこのように表現しているのです、この感情を伝える為のふくせんとなるのです、みたいな、 なので21歳が読む分には需要は感じませんでしたが、 子どもに読ませる健全で複雑な感情を持つ(単なる喜怒哀楽だけではないというレベル)文章の一つとしては...
国語のテストに出てきそうな文章でした。 ここはこのように表現しているのです、この感情を伝える為のふくせんとなるのです、みたいな、 なので21歳が読む分には需要は感じませんでしたが、 子どもに読ませる健全で複雑な感情を持つ(単なる喜怒哀楽だけではないというレベル)文章の一つとしては評価できるのかなと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
不器用な人たちが出てくる本。 子供って感じやすいんだなぁと 思ったり、大人だから強いってわけでは ないんだなぁと思ったり。 走る姿がきれいっていう表現は確かに あると感じます。速いとか遅いとかでは なく。
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内容(「BOOK」データベースより) 長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった。走ることから、逃げた。逃げたままでは前...
内容(「BOOK」データベースより) 長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった。走ることから、逃げた。逃げたままでは前に進めない。碧李は、再びスタートラインを目指そうとする―。
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あさのあつこさんの作品は主人公の葛藤に共感できたりすることが多いんですが、「ランナー」では主人公の葛藤の部分よりマネージャーの杏子の気持ちに共感できました。 あさのあつこさんの作品の中で特に好きな本です。
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長距離選手になるために生まれてきたような少年・碧李(あおい)。 彼が走ることを諦めたのはなぜなのか。 複雑な家庭事情が最初から浮き彫りにされているので、その辺りが原因かと思わせつつ実は・・・っていう進め方です。 この人の話にしてみたら、もうありきたりな感じが否めないですね...
長距離選手になるために生まれてきたような少年・碧李(あおい)。 彼が走ることを諦めたのはなぜなのか。 複雑な家庭事情が最初から浮き彫りにされているので、その辺りが原因かと思わせつつ実は・・・っていう進め方です。 この人の話にしてみたら、もうありきたりな感じが否めないですね。 あと始終重苦しい感じがして、私はあんまり感情移入できなかったです。 バッテリーと比べるのもおかしな話かもしれないけれど、やっぱりあっちの方が好きだし、いい作品だと思います。 走るべき人間の、走ることの苦悩についての心情吐露が、何章にも渡って語られているのも(しかも毎回似たようなレトリック)気になってしょうがなかったです。 なんというか・・・TV見てて、CMあけにCM前の映像を少し見せられる時のあの「そこはわかってるんだよ!」という感じとでもいうんでしょうか。 何度も同じものを見せられる、ああいった不快感がありましたね。 最近多くなってきたランナーもの(一瞬の風になれ・強く風が吹いている、など)だけれど、とくにこの著者が参入する事もなかったんじゃないかと思いました。 好きな作者なだけに、今回は辛口コメントです。
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満足度、辛めにつけました。 でも面白かったです。この本の前に読んでた「一瞬の光」にも、同じくこどもに対する虐待が扱われていました。 虐待の現実は、どんな小説に描かれるよりも深刻で重大な傷を体にも心にも残すのだと思います。虐待を受ける子供の悲劇はもちろんですが、虐待する(してし...
満足度、辛めにつけました。 でも面白かったです。この本の前に読んでた「一瞬の光」にも、同じくこどもに対する虐待が扱われていました。 虐待の現実は、どんな小説に描かれるよりも深刻で重大な傷を体にも心にも残すのだと思います。虐待を受ける子供の悲劇はもちろんですが、虐待する(してしまう)親のほうにも様々な問題があって、それらを小説の題材として描くことに、ときどき無理があるのかもしれないです。 この小説も、ほんとうに短いお話だったので、この中で母と子がこれから先どうなっていくのかはまだ分からず、希望は見えたものの行く末はまだまだ困難がいっぱいなんだろうなと思います。だから、もう少し先を読ませてほしかったような気がしました。 主人公の高2の男の子、ほんとうにガンバレ!って応援したくなります。よく頑張ってます。 小児科のクマ先生のような大人が、もっともっと増えていくと、社会全体で少しずつこどもの虐待を減らせるのかもしれないなと思います。
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最近恋愛小説ばかり読んでいたので爽やかな青春小説を読みたいと思って手に取りました… が!期待と違って全く爽やかじゃないです。 陸上シーンがばんばん出てくると思いきや小説の半分は主人公陸上部辞めてます。笑 でもすごく考えさせられる重ーい作品でした。 さすがあさのあつこさん!...
最近恋愛小説ばかり読んでいたので爽やかな青春小説を読みたいと思って手に取りました… が!期待と違って全く爽やかじゃないです。 陸上シーンがばんばん出てくると思いきや小説の半分は主人公陸上部辞めてます。笑 でもすごく考えさせられる重ーい作品でした。 さすがあさのあつこさん! 最後は切なかったな…思わず泣いてしまった。 どんなに避けられようが暴力ふられようが小さい子供は母親が絶対だし大好きなんだよね。 最後どうなったかわからないけど終わり方が素敵でした。 ただ大満足なんだけど 少し物足りないかな。 続編出ないんですかね? 非常に気になります。
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高校1年生の加納碧季(あおい)は長距離走者として優秀な選手だった。 しかし、たった一度レースで負けたことで走ることに臆病になった彼は 陸上から逃げるように退部してしまう。 そして、そのことへの彼の言い訳は複雑な家庭事情ゆえ妹の 面倒を見るということだった。 確かにレース...
高校1年生の加納碧季(あおい)は長距離走者として優秀な選手だった。 しかし、たった一度レースで負けたことで走ることに臆病になった彼は 陸上から逃げるように退部してしまう。 そして、そのことへの彼の言い訳は複雑な家庭事情ゆえ妹の 面倒を見るということだった。 確かにレースで失敗した原因のひとつに彼の家庭の事情が 関係していることはあるが走ることが恐怖で逃げたのも事実である 逃げたままでは前へ進めない、もう一度スタートラインに立つために 碧季の挑戦は始まる。 陸上小説ではあるけれどそれだけではない深みのある作品でした。 どうしても母親目線で読んでしまうので 碧季の母親の辛さに思いが行ってしまいましたが 碧季の背負っているものの重さに涙が出ます。 うちの娘も高校1年生 そう思って読むとなおさら碧季も母親もそして妹(杏樹)も かわいそうで辛かったです。 しかし、バッテリーにしてもあさのさんの書く小説に出てくる 男の子はなんてストイックなんだろう。 強いんだろうけれど先端ぎりぎりのところまで 追い詰められていく感じがして どうにも辛くなる。
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映画でも話題になった「バッテリー」の作者です。タイトルで思わず買ってしまいましたが、「一瞬の~」や「風が強く~」ほど、”走り”に重きを置いていません。ヒューマンドラマの主人公が高校陸上部員ってお話です。悪くはないですが。
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多感な時期に、複雑な家庭環境。 とりあえず、行動は賛同できないものの、お母さんの境遇は理解できた。 「あなたは強いから大丈夫」と言われた本当は強くない女性の気持ちは、 言われたことがある人しか判らないような気がする。 うーむ。。。二人にはまっすぐ育っていってもらいたい。
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