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ランナー の商品レビュー

3.4

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    13

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2024/12/23

主人公の碧季が一度は走ることを諦めてしまうのですが、自分に言い訳をして逃げたりせずに、また走ることに挑戦していく物語。 読み進めて行くと、家族関係が複雑で娘の杏樹が愛らしくて涙がこぼれそうになった。 私は、母親が杏樹への虐待をしている事が分かってから、主人公の中に入って行けなくな...

主人公の碧季が一度は走ることを諦めてしまうのですが、自分に言い訳をして逃げたりせずに、また走ることに挑戦していく物語。 読み進めて行くと、家族関係が複雑で娘の杏樹が愛らしくて涙がこぼれそうになった。 私は、母親が杏樹への虐待をしている事が分かってから、主人公の中に入って行けなくなってしまいました。 帯に書いてあったあらすじを読んで興味を持ちましたが、想像していたのとは少し違いました。

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2024/01/14

単行本の帯に“走る。それしか、手立てはない。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作!”とあり、なんらかの訳あってスランプとなるも、そこから前に進もうとするスポ根ものかと思いきや、予想だにしないストーリー展開で、胸の詰まりを覚えた。それぞれに背負うものは重いけれど、...

単行本の帯に“走る。それしか、手立てはない。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作!”とあり、なんらかの訳あってスランプとなるも、そこから前に進もうとするスポ根ものかと思いきや、予想だにしないストーリー展開で、胸の詰まりを覚えた。それぞれに背負うものは重いけれど、必死に乗り越えようとする姿に、感動する。 碧李と信哉の友情、絶妙な距離感、交わす言葉に清々しいほどの青春を感じ、嫉妬するくらい羨ましく思う。 ストーリーは終わっていない。それぞれがスタートラインに立ったところだが、私には希望が見えるスタートラインだった。

Posted byブクログ

2023/11/25

普通の青春物と思ったら重い話だった。 志保の子供への愛が重く、出ていく息子。 愛しているのに虐待してしまう千賀子。千賀子に怯えながらも求める杏樹。色んな愛があると感じた。

Posted byブクログ

2022/10/08

ただの青春モノかと思って読み始めましたが、もっと繊細な物語でした。なんでも出来るようで、まだ何も出来ない彼ら。登場人物のひたむきに生きる姿に、みんなみんな、ただ幸せになって欲しい、そんな感想。

Posted byブクログ

2021/02/02

元陸上部長距離経験者です。 走ることの辛さ、試合でボロ負けして走れないことへの恐怖…リアルに描かれてるなぁと思います。 いろんなものを抱えて走る碧季の姿がかっこよかったです。 そして家族の脆さも読んでて感動でした。

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2021/01/10

久しぶりに読みました。 市民ランナーの自分としては、もう少し走ることを書いて欲しかった気もしますがとても良い本だと思います。

Posted byブクログ

2019/01/03

爽やか青春小説だと思っていた 挫折を経験し、乗り越え、走る喜びをしる やー、全然違った 泣き虫の私は完全に号泣 それぞれの未来に光のあらんことを

Posted byブクログ

2018/03/01

碧李の背景が主なところ。物語ながら、なんだか辛い気持ちになりました。高校生で、こんなに重いことを背負っているとは。ここからが、スタートという終わりだったので、続きを読みたいと思う。まだまだ、苦しいランなので、気持ちの良いランのシーンを読みたい!

Posted byブクログ

2017/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。だがそれは、一度レースで負けただけで、走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳にすぎなかった。逃げたままでは前に進めない。碧李は再びスタートラインを目指そうとする―。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作。 【感想】

Posted byブクログ

2017/07/29

走ることにつまずいた男子高校生が、もう一度走り出す葛藤を描いた話かと思ったら、それで間違いはないけれど、もっと重いテーマが隠れていてびっくりした。 かつての主人公のように走れたらどんなに良いだろうか。

Posted byブクログ