「知」のソフトウェア の商品レビュー
立花隆が書いた情報を手中にし、発信する方法論についての本。断片的に書いても意味がないので詳述は避けるが、流石立花隆だ、とうならされる箇所が多い。パソコンが普及する以前に書かれた本なので情報の整理法は今となっては通用しないものが多いだろうがそれ以外はプラグマティックに得るものは多い...
立花隆が書いた情報を手中にし、発信する方法論についての本。断片的に書いても意味がないので詳述は避けるが、流石立花隆だ、とうならされる箇所が多い。パソコンが普及する以前に書かれた本なので情報の整理法は今となっては通用しないものが多いだろうがそれ以外はプラグマティックに得るものは多い。 あとがきの最後のページにはこうある「最後にもう一度述べておくが、本書の内容を一言で要約すれば、「自分で自分の方法論を早く発見しなさい」ということである。本書を含めて、人の方法論に惑わされてはならない。」最近勉強がうまくいっているので人に方法論を伝えたいという気持ちがあるが、それも考えものかと思う。自分が人の方法論に惑わされてきた経験を鑑みると。
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本書によれば、おそらく以前に読んだ『知的生活の方法』は<知的生活型>であり<インプット先行型>の人のための指南書と分類されるだろう。当て所もなく大量の文献をあさる研究者や愛書家のための指南書である。逆に、本書『「知」のソフトウェア』は<知的生産型><アウトプット先行型>の、ジャー...
本書によれば、おそらく以前に読んだ『知的生活の方法』は<知的生活型>であり<インプット先行型>の人のための指南書と分類されるだろう。当て所もなく大量の文献をあさる研究者や愛書家のための指南書である。逆に、本書『「知」のソフトウェア』は<知的生産型><アウトプット先行型>の、ジャーナリスティックな人間のための読書・情報整理術となっている。出来うる限りのシステマティックな情報獲得のための技術が主題である。 個人的な好みで言ってしまえば後者より前者、ということになる。それは僕という属性によるところが甚大なのだが、一応、まともな理由もなくはない。本としての本質的価値についても、後者より前者、である。二つの本はどちらも、「こういったたぐいの本は一般解がないので、私は無理せず個人的体験にもとづいて書く」といった意味のまえがきを書いている。だからこそ英文学者の渡辺昇一の『知的生活の方法』とジャーナリズムの中心にいる立花隆の本書はきれいに性質を異ならせているのだが、「個人的体験にもとづく」と前提している以上、本論はきわめて具体的になることが不可避であり不可欠である。『知的生活の方法』はなるほど、あまりに具体的で現在の倫理観や行動形式と一致しない点もあるが、それでも普遍的な「何か」は読者に伝わり、逆説的な一般性を生じさせているように感じさせる。 一方で『「知」のソフトウェア』は「雑誌整理術」とか「速読法」とか「難解な哲学書のススメ」とか「日本語訳の悪いのに注意」とか、実はそれほど具体的に書かれている訳ではないように思う。もっと具体的なことを言うと、固有名が全然出てこない。たとえば本の名前。立花自身が良いと感じている本は結局あまり曝されていない。「プラトンの対話篇を読め」「論理学の本を読め」「非ユークリッド幾何学の本を読め」と言うには言うのだが、著者が本の名前を挙げない以上、それはただの無責任である。このような「偉そうな」(と僕が感じる)態度が所々で見受けられてしまう。ついには自分で「文章読本のたぐいは一行も読まなくてよい。ああいうものを読むことで、いくらかでも文章力があがった人を私は一人も知らない」と言っておきながら、その後、「良い文章を多く読むうちに、自然に書く文章も上達する」「文章を書きながら、何度も何度もしつこいくらいに自分の頭の中で繰り返し読み直してみることだ」「どんな文章でもいいから、その文章の名詞的表現部分を動詞的表現に、動詞的表現部分を名詞的表現に全部書き換えてみるという練習をしてみると良い」などとしっかりちゃっかり、「文章読本」しているではないか!しかもそんなに面白いことは言っていない。 斉藤美奈子が『文章読本さん江』で皮肉っていた、「今までの文章読本はすべてダメ→どれ、わしがいっちょ筆を揮いまっか」の「文章読本」的図式まんまである。そして、本書のなかでこの「文章読本」的部分がもっとも具体的であったことが意味するところは、、
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使える新書 教養インストール 情報の整理の仕方にファイルを使い、まとめていく。 分類もする。 速読は、84年の頃もさかんに喧伝されていたのか。哲学書を読んでよーく考えることが、速読へとつながるという。速読法よりも、集中力だと本書に指摘している。 個人差があるから、自分なり...
使える新書 教養インストール 情報の整理の仕方にファイルを使い、まとめていく。 分類もする。 速読は、84年の頃もさかんに喧伝されていたのか。哲学書を読んでよーく考えることが、速読へとつながるという。速読法よりも、集中力だと本書に指摘している。 個人差があるから、自分なりの方法を確立することを説いている。マニュアルはない。 08年12月24日15時55分52秒より更新 氏は教科書にも出てくるような人だが、文章に驚いた。読み手を離さないのである。一気に読ませる力を持っている。こちらも集中して読める。 インタビュー術の『何をたずねたいかがわかっていないジャーナリスト』の多さ テープレコーダーを使うと、インタビューのバイの時間を費やすからあまり用いない(大事な話しなどには用いる)こと 情報はガセネタばかり。そもそも、マスコミで流される情報には、まず当事者の1次情報、関係者の2次、取材者の3次、チェックが入り4次、そして世間へ。 情報の落差があるのだという。 正しい情報さえも、真実なのかさえもわからない情報の流布だということを忘れてはいけないと思った。 いい文章を書くには、いい文章をたくさん読むこと。いい文章とは、別に世間で喧伝されていることではなく、あくまでも自分が思う『いい文章』文体は飾り。中身を覆う飾り。 論理学の必要性も取り上げていた。必要十分条件といった、数学が苦手だと苦労するね。読んで見ようか、それから始まる
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もう、何回読んだかわかりません。立花教といっても過言ではない私にとって、この書は最高です。要するに捨てる技術の先取りだと言えます。年代的には知的●●というタイプの本がどっと出てきた時期と重なりますね。私もそれなりに影響を受け、KJ法だ、京大型カードだ、と買い込んでチャレンジしたク...
もう、何回読んだかわかりません。立花教といっても過言ではない私にとって、この書は最高です。要するに捨てる技術の先取りだと言えます。年代的には知的●●というタイプの本がどっと出てきた時期と重なりますね。私もそれなりに影響を受け、KJ法だ、京大型カードだ、と買い込んでチャレンジしたクチです。でも、すべて挫折しました。時間がかかりすぎて何をやっているのかわからなくなるからです。結局、一番いいのは読書。それも、いちいち線など引かず、ひたすら読む、集中するってことだ、と悟りました。こういうもっとも原始的な基本が本書の中で語られます。まず、知的生産の好きな人が陥りやすい罠を、著者は次々とあげつらえ、バッサバッサと切り捨てて行きます。個人的にはインターネットの爆発的普及で若干中身が古くなった部分もありますが、アナログ情報の扱いにかけては、今も影響大です。「良書を読むためには悪書を読まないことである」著者の言い分を要約すると、こうなります。
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新聞をどうスクラップしたらいいのかわからなくて買った本。 整理することが目的になったらダメだなぁ。 どんな形であれ、自分なりの方法れやるのが一番いい。 ただひとつ言えるのは意識しないと「知」は蓄積されない。 今すぐ役に立たなくても、気がついたときにパラパラめくれば そのときの問題...
新聞をどうスクラップしたらいいのかわからなくて買った本。 整理することが目的になったらダメだなぁ。 どんな形であれ、自分なりの方法れやるのが一番いい。 ただひとつ言えるのは意識しないと「知」は蓄積されない。 今すぐ役に立たなくても、気がついたときにパラパラめくれば そのときの問題を解決する答えがあるかもしれないと思う本。
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出版されたのが80年代だけに、PCで置き換えられる手法が多々あるもの、そのあたりは置換しながら読み進められる。
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この前に「ニュースの読み方」を読んだので内容は被っていた。 被っていないところで残ったのは3点 相手にインタビューするときは仕込みをしっかり〜プラトンの対話編〜 情報は1次〜4次、1次情報を取りに行くこと KJ法は割かれるコストを考えろ、頭の中でやるのがいい場合もある
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1984念発刊の本なので、多少なりとのギャップは感じずにはいられないけれど、 頭の整理、情報の整理の仕方がわかる。 そしてITが進む今日、情報というのはとてつもないpowerをもつこともわかる。 この人は頭がいいんだなー。 すんなり読める文章がいいです。 無意識下の知識、が参考に...
1984念発刊の本なので、多少なりとのギャップは感じずにはいられないけれど、 頭の整理、情報の整理の仕方がわかる。 そしてITが進む今日、情報というのはとてつもないpowerをもつこともわかる。 この人は頭がいいんだなー。 すんなり読める文章がいいです。 無意識下の知識、が参考になり、共感できた。 2007,june
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思考法・文章法など参考になる部分はあったけど、目から鱗的発見は無かったな。 どこか『親父の自慢』感は否めない感じ(汗)
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インプットとアウトプットのしかた。 インプットは、新聞・雑誌・書籍の選び方、情報の得方。情報のまとめ方など。 アウトプットは文章の書き方。 かなり古い書籍でしたが、今でも流行っているようなことを書いてあるのに驚き。 インプットとアウトプットの間が重要である。なるへそ。
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