1,800円以上の注文で送料無料

カラマーゾフの兄弟(2) の商品レビュー

4

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2010/10/26

アリョーシャの心の動きが本当に面白い。 信仰に厚いゆえにゆれる修道僧に自分がなったような気分を味わえるのは小説のいいところだと思いました。 全体に新たな謎が残されたので次の巻が楽しみです。

Posted byブクログ

2010/08/03

2010.8.2 神の存在の論争の部分は、ニーチェ読んだあとだから、一層面白かった。 当時の社会状況とかキリスト教(ロシア正教)のことを抑えてる人はもっと楽しく読めるんだろうな。

Posted byブクログ

2010/08/05

修道院でゾシマ長老に仕えるアリョーシャを中心に、神の存在を巡る神学論争。知的な美女カテリーナと妖艶な美女グルーシェニカとの狭間で次第に窮地に追い込まれていく長男ミーチャ。そしてゾシマ長老の死。誰もが実によく喋り、女性はしばしばヒステリーの発作に見舞われる。人間をこんなにも濃密に描...

修道院でゾシマ長老に仕えるアリョーシャを中心に、神の存在を巡る神学論争。知的な美女カテリーナと妖艶な美女グルーシェニカとの狭間で次第に窮地に追い込まれていく長男ミーチャ。そしてゾシマ長老の死。誰もが実によく喋り、女性はしばしばヒステリーの発作に見舞われる。人間をこんなにも濃密に描く事ができるのがドストエフスキーの持つ魅力なのかもしれない。

Posted byブクログ

2010/06/27

物語が進み始める第二部。 これも小説の一つなので、話の流れは分かっても、そこで展開される議論はまだ未消化。 「プロとコントラ」の章での、主語と述語の分かりにくい事ときたら・・・。 もっと論理に強くならなければいけない。 この章は改めて読み直したい。読み返せばまた新たな発見があり...

物語が進み始める第二部。 これも小説の一つなので、話の流れは分かっても、そこで展開される議論はまだ未消化。 「プロとコントラ」の章での、主語と述語の分かりにくい事ときたら・・・。 もっと論理に強くならなければいけない。 この章は改めて読み直したい。読み返せばまた新たな発見がありそうな内容だった。 あと、初心な聖人君子のようだったアレクセイが結構人間臭くなってきたのがポイント。 恋は人を変えるのか・・・? 読み終わった、が、まだ理解の途中。

Posted byブクログ

2009/12/25

アリョーシャ中心に話が進む。 彼は少しいい子すぎますか。 しかし、人に施しをするって難しい問題ですね そしてイワンに好感が湧きました。イワンの、子供の受けているひどい仕打ちだとかの食事の場面、今までで一番人間らしかった。 1巻より比較的穏やかかな? 前漢のすさまじいののしり...

アリョーシャ中心に話が進む。 彼は少しいい子すぎますか。 しかし、人に施しをするって難しい問題ですね そしてイワンに好感が湧きました。イワンの、子供の受けているひどい仕打ちだとかの食事の場面、今までで一番人間らしかった。 1巻より比較的穏やかかな? 前漢のすさまじいののしりあいも良かったですが。 単にフョードルの出番が少ないからかもしれない ゾシマ長老の過去も入ってきて、2巻はするするっと読めました。

Posted byブクログ

2009/11/13

昨今のテンプレとは違う天然もののツンデレにニヤニヤしたのも束の間、あまりに生々しい脇役の心理描写に圧倒され、かつ、共感させられた。 子供の涙に対する復讐を語るイワンと、ヨブの逸話に永遠の真理を感じ取ったゾシマ長老との対比は、自分の中でまだ折り合いがつけられない。

Posted byブクログ

2009/11/11

1に比べて読みづらかった。特に前半。 後半のゾシマ長老の談話と説教は普通に読めるのだけど。 2は、第1部で父フョードルがイワンとアリョーシャを相手に投げかけた問い――神の存在と不在をめぐる問いが、第5編「プロとコントラ」、第6編「ロシアの修道僧」に結実する。 第6編のほうはゾ...

1に比べて読みづらかった。特に前半。 後半のゾシマ長老の談話と説教は普通に読めるのだけど。 2は、第1部で父フョードルがイワンとアリョーシャを相手に投げかけた問い――神の存在と不在をめぐる問いが、第5編「プロとコントラ」、第6編「ロシアの修道僧」に結実する。 第6編のほうはゾシマ長老の談話と説教など読みやすいが、第5編の、イワンの物語(「大審問官」)が非常に難しい。あらかじめ読書ガイドのP493~を読んでおけば、少しは理解が深められたか…? 3、4はこの読書ガイドを読んでから中身を読もうと思う。 しかしまあ、聖書の知識(黙示録のこと)があるとないとではこの本の理解、楽しみ方がかなり違うだろな。 読書ガイドを読むと、『ファウスト』を知るとイワンがゾシマ長老を念頭において言った「ゼラフィクス神父」が『ファウスト』に出てくる「天使に似た教父」を典拠としていることがわかったり、あるいはアリョーシャが「イワンが体を揺らしながら歩き、右肩が左肩よりも下がっていたこと」に気づく場面があるが、これも『ファウスト』を知っていると「右肩の下がり」「体の揺れ」について、衝撃的な発見をするだろうと書かれている。

Posted byブクログ

2009/10/07

やっぱりアリョーシャが好きだなー。 1巻ではカラマーゾフ兄弟について触れていた部分が多かったけど、2巻はそれを取り巻く登場人物にスポットが当たっていた。 今後この人たちがどんな風に絡んでいくのかが楽しみ。 それにしてもフョードルはいつ死ぬんだろうか…2巻の解説で死ぬってことは分か...

やっぱりアリョーシャが好きだなー。 1巻ではカラマーゾフ兄弟について触れていた部分が多かったけど、2巻はそれを取り巻く登場人物にスポットが当たっていた。 今後この人たちがどんな風に絡んでいくのかが楽しみ。 それにしてもフョードルはいつ死ぬんだろうか…2巻の解説で死ぬってことは分かったんだけど…。

Posted byブクログ

2009/10/07

2009年9月24日 1巻の続き。 2009年9月30日 西洋(ロシアもここに含まれるだろう、という私の前提を踏まえた上でだが)の「固め」な文学(勿論文学に限らずオペラや美術、音楽もだろうか?)にはどうしてもキリスト教思想というものが避けて通れないようである。イワンとアリョーシ...

2009年9月24日 1巻の続き。 2009年9月30日 西洋(ロシアもここに含まれるだろう、という私の前提を踏まえた上でだが)の「固め」な文学(勿論文学に限らずオペラや美術、音楽もだろうか?)にはどうしてもキリスト教思想というものが避けて通れないようである。イワンとアリョーシャの会話や、最後のゾシマ長老の回想録などは、中高時代に毎日学校で行われていた礼拝中に聞いたお説教の発展版といった具合で、懐かしいとさえ言える。そして今思い出したが、Craig Ferguson著“Between the Bridge and the River”においてさえも(ここで私はFergusonの本を決して「古典」よりも劣ると言ってるわけではない。I admire Craig as a writer, as well as as a comedian. He's the best;).)、キリスト教のテーマは大きかった。西洋にとってキリスト教は大変重要で無視しようのない要素であることは言うまでもない。 ならば!日本文学(あるいは日本文化全般)において、西洋のキリスト教に匹敵するような要素は何か。日本文学にさほど触れたことがないことを考慮に入れるそれは私にとってかなりの難題であるが、美術なども含めた総合的な意味でも文化を考えると、やはりそれは「自然」なのだろうか。よく考えてみたい。

Posted byブクログ

2009/10/07

図書館で借りた。 大審間官でやっぱりつまり、図書館から催促がきて、 あわてて返却してしまった。そのため、最後の部分は 別の訳本で3巻までつなぎました。 登場人物誰もが、深みを持ち善悪を併せ持つ存在として書かれています。

Posted byブクログ