カラマーゾフの兄弟(2) の商品レビュー
2009年6冊目の読了。分け入っても、分け入っても会話の森…。読了するのに、1週間かかってしまいました。
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イワンの語りが最高。 特に、思想小説、宗教小説として読んだら 最大の山場である大審問官がたまらん
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「錯乱と啓示」。2もあっという間に読み終わってしまった。とにかくとても良いテンポでさくさく読み進めることが出来るからとても不思議。それでいて、先がどうなるのか気にかかる。でも、この巻のイワンの独白、というか小説部分の大審問官は非常に難解に思えた。キリスト教というか聖書の知識が無い...
「錯乱と啓示」。2もあっという間に読み終わってしまった。とにかくとても良いテンポでさくさく読み進めることが出来るからとても不思議。それでいて、先がどうなるのか気にかかる。でも、この巻のイワンの独白、というか小説部分の大審問官は非常に難解に思えた。キリスト教というか聖書の知識が無いとちょっと難しいかな。ゾシマの過去はとてもアップテンポで読んでいる人を飽きさせない内容だったのが良かった。でもまだこれって物語の核心部分には入っていないのよねぇ。さて、次々!
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長編のいよいよ第2巻。 亀山さんという翻訳者は 一生の仕事と思ってこれに取り組んだそうです。 ラジオ番組でそうおっしゃっていました。 読みやすい、一気に読んでしまえる翻訳を心がけたそうです。 それでも長い長い小説です。 翻訳者にとっての難所はこの第2巻だったそうです。 僕にも...
長編のいよいよ第2巻。 亀山さんという翻訳者は 一生の仕事と思ってこれに取り組んだそうです。 ラジオ番組でそうおっしゃっていました。 読みやすい、一気に読んでしまえる翻訳を心がけたそうです。 それでも長い長い小説です。 翻訳者にとっての難所はこの第2巻だったそうです。 僕にも難所でした。 宗教論争のような、お坊さんの問答のようなお話が続きます。 見方によっては(僕の場合は完全に)退屈で 投げ出したくなります。 厳しいきついところです。
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P.11,236,239〜241,246〜247,275〜277,365〜369,418〜419,434〜439,457,460 大審問官に苦戦・・・
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疲れた。 でも盛り上がってきました。 ゾシマ長老の話しとイワンの大審問官はまた繰り返して読んでみたい。この本は、キリスト教徒だったらもっと味が出るのだろう。
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イワンが好きで仕方がない。「ひょっとすると自分でももう、とっくの昔に信じることをやめてしまったかもしれないくせに、古い記憶が生きててさ、心のなかじゃあやっぱり尊敬しているんだよ。」「おれはな、アリョーシャ、ヨーロッパに行ってみたいんだ。行きつく先が墓場だってことはわかってるさ。で...
イワンが好きで仕方がない。「ひょっとすると自分でももう、とっくの昔に信じることをやめてしまったかもしれないくせに、古い記憶が生きててさ、心のなかじゃあやっぱり尊敬しているんだよ。」「おれはな、アリョーシャ、ヨーロッパに行ってみたいんだ。行きつく先が墓場だってことはわかってるさ。でも何よりだいじな、いちばんだいじな墓場だ、そうなんだよ!だいじな人たちがあそこに眠っている。墓石のひとつひとつが、過ぎ去った熱い人生や、自分の偉業や、自分の真理や、自分の闘いや、自分の学問にたいする熱烈な思いを伝えているからね、前もって言っておくが、おれは地面にひざまずいてその墓石にキスをし、涙を流すと思うんだ。でも、そのいっぽうじゃ、なにもかもがとっくの昔からただの墓場になってしまって、それ以上のなにものでもないってことを心から確信しているんだ。だから、おれが涙を流すにしても、絶望からじゃない、たんに自分の流した涙で幸福を味わいたいからにすぎないんだ。自分の感動に酔うってわけだ。ねばねばする春の若葉、青空が、おれは大好きなんだ。そうなんだよ!知恵や、論理なんて関係ないんだ。はらわたと魂で愛するんだ、この生まれる力、この若い力を愛するんだよ」 キリスト教の考え方に感動はするけれど、あまりに非現実的な感じがする…と思うのは、私がまだ未熟だから? とりあえずアリョーシャとリーズがうまく結ばれればいいな。
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1巻は導入部分で、あまり大きな出来事は起こらない。2巻も、まだ殺人は起きない。ただ、全体の中でも大きな意味を占める「大審問官」や「ゾシマ長老の言葉」などがここで登場する。 ただ、いきなりこれを読んで理解しろ、といわれても難しい部分でもあり、ここで投げ出す人も多いと思われる。 ブラ...
1巻は導入部分で、あまり大きな出来事は起こらない。2巻も、まだ殺人は起きない。ただ、全体の中でも大きな意味を占める「大審問官」や「ゾシマ長老の言葉」などがここで登場する。 ただ、いきなりこれを読んで理解しろ、といわれても難しい部分でもあり、ここで投げ出す人も多いと思われる。 ブラームスのドイツレクイエムにも登場する「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」という聖書の言葉が引用されており、印象的。 登場人物が増え続ける。「なんで、この人が必要なの?」という人も多い。後で意味を持ったりもするんだが...ちょっと多すぎる。
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2巻の盛り上がり方は異常!! すごくおもしろかった。 特に第5編のイワン(カラマーゾフの次男)とアリョーシャ(3男)の会話とイワンが語る「大審問官」。 第6編のゾシマが残す言葉。 この2つはすごく面白かった。 大審問官は、 キリストみたいな奇跡を起こす人が生まれるん...
2巻の盛り上がり方は異常!! すごくおもしろかった。 特に第5編のイワン(カラマーゾフの次男)とアリョーシャ(3男)の会話とイワンが語る「大審問官」。 第6編のゾシマが残す言葉。 この2つはすごく面白かった。 大審問官は、 キリストみたいな奇跡を起こす人が生まれるんだけど、大審問官に捕まえられてしまう。 そして、話す大審問官の言葉。 人間は天上のパンより地上のパンを求めると。 ゾシマの言葉はずっと、宗教ちっくな話。 これを聞くと、なんとなく、ロシアが社会主義に走る理由もわかる気がする。 この2つと並行して進むフョードル(カラマーゾフの父)の死亡フラグ。 2巻でもまだ、死なないけど、着々とすすむ策略と周りの行動。 うわーどうなる??ってとこで、2巻が終わった。
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第1部(1巻)からの勢いで行くと、この第2部(2巻)には苦戦を強いられた。中盤にさしかかるにあたって、物語上重要な意味を占めてくるであろう宗教的なモチーフ。イワンによる「大審問官」や「ゾシマの教え」がそれだが、物語をすべて読み終えていない段階で、これを理解しろと言われても難しい。...
第1部(1巻)からの勢いで行くと、この第2部(2巻)には苦戦を強いられた。中盤にさしかかるにあたって、物語上重要な意味を占めてくるであろう宗教的なモチーフ。イワンによる「大審問官」や「ゾシマの教え」がそれだが、物語をすべて読み終えていない段階で、これを理解しろと言われても難しい。あくまで断片的に、という次元で止まってしまう。ただ、第1〜2部を通して、人物描写も思想も、核心に入っていく準備は整った印象。挫折しそうになったが、これを越えた意味を第3部以降に期待したい。
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