17歳のための世界と日本の見方 の商品レビュー
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久々に落ち着いて本を読むことができて、 「やっぱり本(を書いた人)ってすごいな~面白いな~」 と思わせてくれた1冊。 歴史の中でどのように宗教や文化が変化していったか、 そのなかで人の意識や 世界の捉え方も変わっていったこと。 ………それが、今につながっているということ!!! なかでも、 貴族の時代の「あはれ」の感覚が、 武士の時代になって「あっぱれ」に変化していく話と、 ヨーロッパで生まれた古代ギリシアの自然学や哲学や論理学が (ユダヤ、キリストの世界と相容れないから?) 中世で途切れて、イスラム文化圏に継承され、 ルネサンス時代に戻ってくるという話が特に印象深かった。 まだまだ理解しきれていないところもたくさんだけど、 時々読み返しては色々勉強していきたいと思った。 自分の無知を知るとき、世界の広さを感じるのであります。
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日本は世界の一部分です。そのため世界で住むためには世界を知らなければならない、言わずもがな日本のことも知る必要があります。あなたはキリスト教や日本神話のことをどこまで知っていますか。世界の何を知っていますか。まさか何も知らないのですか。無知で無恥なのにこの世界で生きているのですか...
日本は世界の一部分です。そのため世界で住むためには世界を知らなければならない、言わずもがな日本のことも知る必要があります。あなたはキリスト教や日本神話のことをどこまで知っていますか。世界の何を知っていますか。まさか何も知らないのですか。無知で無恥なのにこの世界で生きているのですか。あなたは何も知らないのですね。あなたが無知であることを知らないことに失望です。とでも松岡先生に言われそうで・・・・・・もっと知識を詰め込みますorz
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知の巨人、尊敬する松岡正剛先生の本。世界と日本が文化的側面からどんなふうに繋がっているのか、読むと今まで何とも思わなかったものが、こんなに大切なものだった事に気付かされる。視点を変えるとは、まさにこの事。
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17歳とは心の年齢のこと、とあとがきでも書かれているように、内容も大学一回生向けの講義から。 歴史の知識って勝者の都合のよい記述だけが残されていたり、発掘しきれてないものがあったり、あやふやなもので、塗り変わるものではある。でも今、この時代につながる物語という意味ではとても面白い...
17歳とは心の年齢のこと、とあとがきでも書かれているように、内容も大学一回生向けの講義から。 歴史の知識って勝者の都合のよい記述だけが残されていたり、発掘しきれてないものがあったり、あやふやなもので、塗り変わるものではある。でも今、この時代につながる物語という意味ではとても面白いと思うんやけどな、という気持ちがとても満たされました。
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キリスト教や仏教の成り立ちや、日本における仏教と神道の関係についての基本的な部分を知ることができた。
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「17歳からの~」というタイトルだけど、あんまり関係ない。むしろ17歳の時に読んでもわからなかったかも。日本史、世界史の流れと共に、世界がどうやってできてきたかを教えてくれていて、グローバル経済を進めてきた西洋人の思考の源泉の一端も垣間見れる本だと思う。変なビジネス書を読むよりは...
「17歳からの~」というタイトルだけど、あんまり関係ない。むしろ17歳の時に読んでもわからなかったかも。日本史、世界史の流れと共に、世界がどうやってできてきたかを教えてくれていて、グローバル経済を進めてきた西洋人の思考の源泉の一端も垣間見れる本だと思う。変なビジネス書を読むよりは、これを読んだほうがよっぽどいいと思う。 個人的には、宗教、芸術、文化、科学などの発展において、人は宇宙や神様、よくわからない物について想像をすることによって発展してきている、だから、科学的思考こそ重要であると言う考え方(日本だけ?)だけをしていると多分発展性がないんだなと思いました。今まで「芸術」って見向きもしなかったけど、人間にとってすごい大切なモノなんだな。また、世阿弥ってすごいこと言ってるんだなと思い、ちょっと本を本で見たくなった。
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この本が解決してくれることはふたつ。 ひとつは、なぜか学校教育の歴史の学習は日本史と世界史に分かれ、しかも必ず「昔、昔、、、」から始まり、たいてい現代までたどりつかない。そういった偏った世界の歴史を含めて、現在をどう見るかの視点を提供してくれる。 もうひとつは、グローバル人材に何...
この本が解決してくれることはふたつ。 ひとつは、なぜか学校教育の歴史の学習は日本史と世界史に分かれ、しかも必ず「昔、昔、、、」から始まり、たいてい現代までたどりつかない。そういった偏った世界の歴史を含めて、現在をどう見るかの視点を提供してくれる。 もうひとつは、グローバル人材に何が必要か、議論されるところだが、大切なのは文化を知り、文化を尊重することだと弊社は考えている。そもそも文化とはどう「編集」されてきたのか、理解できる。 社会と文化がどのように成立しているのか、を世界観から見ることは人間を学ぶことであり、つながりを考えることである。 「つなげる(編集する)」ことが出来るヒトがまさにグローバルで活躍できる人材なのではないか。 17歳のための、とあるが、大人たちにも必読と思う。
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若い人向けに語られた内容で、簡潔かつ明快。ただ、専門的な分析はほとんどなかったので、物足りなさはある。著者の言う「編集」という作業がどういことかこれを読めばわかる。 内容に関しては、宗教を中心とした東西洋の文化について、著者独自の視点で両者の関係性を捉えながら解説する。ただ前述したように専門性はなく、あくまでも著者自身の着想の段階である。それを前提に読めば、非常に面白かった。時折ダイナミックな飛躍も生じるが…。
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世界と日本を歴史観をもって見ることと、社会と文化はどのように成立しているかを知ること、人間文化を学べる本。 ヒトが直立二足歩行をしてから古代ギリシアや古代中国で「物語」ができ、ユダヤ教や仏教という「宗教」のかたちをとり影響力を持っていった。言語が物語を作ったのではなく、物語を編...
世界と日本を歴史観をもって見ることと、社会と文化はどのように成立しているかを知ること、人間文化を学べる本。 ヒトが直立二足歩行をしてから古代ギリシアや古代中国で「物語」ができ、ユダヤ教や仏教という「宗教」のかたちをとり影響力を持っていった。言語が物語を作ったのではなく、物語を編集することが各国の言語を作った。 キリスト教の発生と「善と悪」といった二元論にもとづく価値観が確立していった。一方日本には二分法ではない見方があった。 日本神話の特徴から中国の影響、浄土や無常の感覚から親鸞の考え方、「幽玄」や「侘び」といった「引き算の美学」が生まれていった。 ヨーロッパではルネッサンスとバロックという人間文化に関する二つの大きな見方ができあがった。「世界」をめぐるコスモロジーには、あきらかにモデルというものがあり、個々の発想もその上に乗っていた。 しかし一方で、室町時代の日本には「座」や「同朋衆」の文化が登場したように、人々がそのつど集まって価値を見出そうとした「つながりの文化」の動きもあった。 世界を二分的に語るには限界がある。イサム・ノグチは精神と物質を、東洋と西洋とを切り離さなかった。「関係の世界」を表現し続けた。関係を編集することを忘れてはいけない。何が真にグローバルなことで、何が本当にローカルなことなのか、二つの向きをいろいろ組み合わせて考えていかなければいけないと思った。
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以前読んだ姉妹編の「誰も知らない世界と日本の間違い」にも大いに感動しましたが、本書も素晴らしい。古代からおおよそ16世紀くらいまでの世界の大きな流れを、宗教、思想、文化などの軸で再編集してわかりやすく解説しています。 室町時代は文化の統合の時代であり、それまで日本の歴史や文化を...
以前読んだ姉妹編の「誰も知らない世界と日本の間違い」にも大いに感動しましたが、本書も素晴らしい。古代からおおよそ16世紀くらいまでの世界の大きな流れを、宗教、思想、文化などの軸で再編集してわかりやすく解説しています。 室町時代は文化の統合の時代であり、それまで日本の歴史や文化を、外側(社会)、内側(精神)から統合し再編集したのが世阿弥であり、彼は日本のスーパースターとの解説には個人的に特に興味をもちました。そのうち彼の書も読んでみたい。 こういう本を読むと、年表順、地域別にバラバラの歴史の教科書の構成っていったいなんなんだ?と思いますね。だって、世界史好きな学生でも、エリザベス女王と信長が1歳違いの同世代を生きたなんて知らない人が多いのでは? 座右の書です。
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