おいしいハンバーガーのこわい話 の商品レビュー

エリックシュローサー,チャールズウィルソン【著】,宇丹貴代実【訳】

2009/10/04

マクドナルドを代表とするファストフードをめぐる話。事実を知ることが、ヒトにとって一番こわいのだということがわかる本。ここでおこっている食の工業化は特別なものではないのが困りものです。私自身はそれでもマックを食べます。とはいえ、自分が食べたものが、自分の身体を作るもとなのだということは忘れないようにしたいものです。図書館予約数は102（07/09/17現在）です。

2009/10/04

マックダイスキ、だけど本当にそれでいいのか？みんなが知りたくない裏側の話。これ読んで、それでもハンバーガーを食べたい人がマックに行くべき。…私かな。笑

2012/02/20

「ファストフードが世界を食いつくす」のティーンエイジ向け〜ハンバーガーはウィスコンシンでカウンティ・フェアで最初に売られ，カリフォルニアでマクドナルド兄弟がスピーディー・システムを開発し，レイ・クロックがこのシステムを買い取って，全米から全世界にファストフードが広まった。子どもをターゲットにＣＭと学校給食に食い込み，挽肉を安く作るシステム・鶏を素早く捌いてナゲットにするシステム・掘りたてのジャガイモの皮を剥いて揚げて冷凍するシステムを組み上げた。精肉業者は大手が独占する状態となり，炭酸飲料が法外な値段で売られ，確実に肥満の人間を増やす〜炭酸水には砂糖がティースプーン１０杯分。ヘットで揚げていた芋は植物油に切り替えたが，牛脂のフレーバーが付けられる。牧場主や養鶏業者は追い詰められ，子どもは中毒となる。マクドナルドでは２０％の客が８０％の売り上げをもたらしている。牛の解体の状況は組織されない不法移民の安い給料で支えられる。マクドナルドの従業員は安い賃金で働かされ，労働組合を組織しようとすると，店が閉鎖される。戦争に敗れたイラクの空港で開店したバーガーキングが世界一の売り上げだそうだ。「だから，スローフードに切り替えろ！」と云わないのが良い。著者の好物はフライドポテトにチーズバーガー・チョコレートシェイクだそうだ。「ファストフードを注文することが，どういう影響を世界に与えるかを考えた上で注文しよう，自分で道は選べるのだから」という姿勢は良い。財政破綻でカフェテラスが維持できなくなった学校にファストフードが入り込み・・・，日本でもそういう問い合わせはあったなあ・・・。鶏は脚にフックが掛けられ，回転する刃で首を切られ，熱湯に入れられて茹で且つ羽を抜く。牛はスタンガンでショック死されるが，後は手作業で解体される。ＢＳＥにも触れられているが，アメリカでは精肉業の圧力で見て見ぬ振りをするが，マクドナルドからの圧力には屈しざるを得ない，ってのが実際らしい

2009/10/04

ハンバーガーにまつわる問題点のお話です。
これ読んでハンバーガーショップ行くの控えようかなと思ったけど結局ハンバーガー食べちゃうね。