自分の小さな「箱」から脱出する方法 の商品レビュー
人間関係の悩みを作り出す原因は自分が「箱」の中にいるからである。 物語調でストーリーが進むため、この考え方が理解しやすい。 本書では、 ①自分への裏切りにより「箱」ができること、 ②テクニックではなく自分の根っこを改善すること、 ③「箱」の外に居続けて、人間関係をよくし続けるには...
人間関係の悩みを作り出す原因は自分が「箱」の中にいるからである。 物語調でストーリーが進むため、この考え方が理解しやすい。 本書では、 ①自分への裏切りにより「箱」ができること、 ②テクニックではなく自分の根っこを改善すること、 ③「箱」の外に居続けて、人間関係をよくし続けるには、 が綴られている。 多忙な生活の中で忘れてしまいがちな、人を「人」として見ることの重要性を感じれる一冊であった。 私もこの考えを忘れずに人生を過そう、と思った。
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“自己欺瞞”、自分に対して嘘をついている事を「箱」に入った状態と呼んでいて、 自分の価値観や考え方の狭い範囲で正当化したりする事で、世界が歪んでしまう。 「箱」に入ってしまうのは、 他人のためにすべきだと思う行動に背いてしまう時。 つまり自分の考えを裏切った時。 一度そうなってしまうと、自分を正当化して、その行動が正しいと納得する材料を探しだす。
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タイトル通り、箱から出てそれを維持する方法が書かれている。読みやすかったけど、特にあたらしい発見はなかったかな。でも、自分は気づくとすぐに家族に対して箱に入ってしまうから常に意識しようと思った。
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自身の望みに対する裏切りが箱の中に入るという事。 望みを見失わず、自分を正当化する必要を無くすと、他人を責める必要がなくなる。
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箱とは何か。 自分への裏切りから箱に入ることになり現実の世界を見る目が歪められ、箱に入った人同士でで共謀し合う。 結局箱から脱出する方法は、相手に抵抗するのをやめること。それを助けるために、箱を開いていられる人からきっかけを見つけること。
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自己欺瞞、自分への裏切りによって「箱」に入ってしまうと、自己正当化と他者への蔑み、それらが伝染し共謀することでループにハマる。他者が変わるとか何かしてくれる、ではなく、自分自身に素直になる、箱の外にいることのほうが幸せであり、楽であることにすごく腹落ちした。
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かなり反省を迫られる本だった。 妻や部下との間に問題を抱える主人公が会社で受けたある研修をきっかけに、自分の問題点に気づき始める物語。人間関係をこんがらがらせ、望む姿から遠ざからせる、人の入ってしまう小さな「箱」とは何か、そこからどのようにして脱出するかを伝えている。読者として自...
かなり反省を迫られる本だった。 妻や部下との間に問題を抱える主人公が会社で受けたある研修をきっかけに、自分の問題点に気づき始める物語。人間関係をこんがらがらせ、望む姿から遠ざからせる、人の入ってしまう小さな「箱」とは何か、そこからどのようにして脱出するかを伝えている。読者として自分も「箱」に入っているかもしれない、と立ち止まって考え、反省をさせられる。 小さな箱は「言い訳へのとらわれ」と言っていい。本では「言い訳」の代わりに「自己欺瞞」と言われているが、要は、自分を正当化するための言い訳を本当だと信じ込み疑うことをやめたとき、人は箱に入る。すると周りを責め、自分を過剰に正当化し(ひいては被害者意識を高め)、本来解決すべき問題にアプローチすることをやめてしまう。こんな「小さな箱」にあなたは入っていないだろうか、と問いかける。 言い訳にとらわれないようにするには、まずそもそも、言い訳するような状況を作らないことが良い。物語ではこれを、「自分への裏切り」をしないこと、というルールで表現している。自分がやった方がいいと思ったことは、やるのだ。また、ふと箱に入ってしまったとき、そこから抜け出すには、「あ、自分も箱に入っているかも」と気づき、自分のその言い訳(正当化の理論)を疑ってかかることだ。 本書の重要なメッセージは、「言い訳」しないでいいようにするため、相手を人としてみて、相手に覚える親切や自分の道義心を遺憾無く発揮せよ、ということである。ふと面倒くさくて、やった方がいいかなと思うことをやらないことは(僕は)よくある。もしくはなんとなく恥ずかしくてやらないということもある。本書はこういう風に何かをすることを遠慮することなく、伸び伸び、生き生きと、あなた自身の思うようにやりなさいよ、という励ましの本でもあると思う。このメッセージに対して想起させられるのは、「男らしさ」にとらわれてすべき親切や声かけをしない自分のことである。明るく普通に自分の感覚を信じてやっていいという本でもあった。 自分が箱に入ってしまっているかもと思うのは、仕事でふと責められた時とか、なんか不当に扱われていると感じる時とか、日常生活で親との関係がなかなかうまくいかない時とか、その他山ほどある。そういう時にとにかく自分勝手に自己正当化しない方がいい。被害者ぶるのはやめた方がいい、と学んだ。 なおArbinger Institute について調べてみると、人材育成・組織改革のコンサルタントのようだ。本当に企業組織に入って、「箱」に入った人間関係を解消していくようである。この技学びてえなあ
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アメリカの自己啓発本はプラグマティックに徹していて結構好きです。よくあるカウンセリングのような対話形式で進んでいきます。油断するとすぐに陥る自己欺瞞の罠。自分自身で気づかない自己欺瞞の「箱」にいつのまにか囚われていないか、なぜその「箱」から脱出しなければならないのか、定期的にチェ...
アメリカの自己啓発本はプラグマティックに徹していて結構好きです。よくあるカウンセリングのような対話形式で進んでいきます。油断するとすぐに陥る自己欺瞞の罠。自分自身で気づかない自己欺瞞の「箱」にいつのまにか囚われていないか、なぜその「箱」から脱出しなければならないのか、定期的にチェックするのには有用でしょうか。
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ためになるくだりは多くあったが、「相手を尊重すべき一人の人間として見はじめた時、箱の外に出る」こそがエッセンスだと思いました。 会社や家族で早速意識してみよう。
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何かをきっかけに、 ・自己を正当化してしまう ・相手を貶めてしまう 時の心の働きのメカニズムの存在に気づけた。
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