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真夏の島に咲く花は の商品レビュー

3.4

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2019/06/24
  • ネタバレ

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最初は ロミオとジュリエットの 変形判かなと思いました。 しかし 幸せとは 何かと 考えさせられました。 結果は 出ませんでしたが。

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2013/08/25

フィジーのクーデター 茜 日本人 チョナ フィジー人 ガソリンスタンド勤務 ヨシ 日本人 レストラン店長 サティー インド系フィジー人

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2013/05/05

+++ この島には、今までの人生で知らなかったものが、絶対にある―。2000年のフィジークーデターで人種の違う四人の若者は、何を見つけたのか。日本から両親と移住してきた良昭、ガソリンスタンドで働くフィジアン・チョネ、父のお土産物屋を手伝うインド人・サティー、ワーキング・ビザでフィ...

+++ この島には、今までの人生で知らなかったものが、絶対にある―。2000年のフィジークーデターで人種の違う四人の若者は、何を見つけたのか。日本から両親と移住してきた良昭、ガソリンスタンドで働くフィジアン・チョネ、父のお土産物屋を手伝うインド人・サティー、ワーキング・ビザでフィジーに来た茜。「地上の楽園」を探し始めた男女の青春群像。 +++ 単一民族の島国である日本に暮らしていると、民族同士の根深い確執に思いを致すことがなかなかない――最近はそうも言っていられないこともある――が、南海の島国では先住民と、諸々の事情で移り住んできた他民族とのひと言では括れない確執が厳然と存在するのである。ほとんど観光地としての認識しかないフィジーの日々に、それぞれの民族の気質や思惑、積年の思いが影を落とす哀しみが、明るすぎる南の太陽のもとで、やるせなさをいや増すのである。誰もがしあわせを求め、楽園を求めているのに、何かを他人のせいにして諦めてしまっているような、倦怠感のような哀しみが胸に残る一冊である。

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2012/11/14

垣根さんには珍しい南国の恋愛もの。人種によって抱えてるものが違っていて、それがこの話のキーとなっている。個人的には、デフテックのBGMが合う。

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2013/11/14

フィジーに行ったことはありませんが,フィジーに行ってみたくなるような小説です。 フィージー人とフィジー系インド人,中国人,日本人が,フィジーの社会の中で現実と向き合い複雑な立場を超えて生活していく様が書かれています。一つの事柄でもそれぞれの視点で描かれたときには,背景や人種の違...

フィジーに行ったことはありませんが,フィジーに行ってみたくなるような小説です。 フィージー人とフィジー系インド人,中国人,日本人が,フィジーの社会の中で現実と向き合い複雑な立場を超えて生活していく様が書かれています。一つの事柄でもそれぞれの視点で描かれたときには,背景や人種の違いから様々な捉え方があるのだと感じ,そこにはけっして分かり合うことのできない壁が存在するのだと思いました。 世の中には,特に先進国には厳格な社会的ルール(道徳)が存在しますが,そこには飢えを防ぐ人間の知恵があり,その飢えの存在しない豊かなフィジーには厳格な社会的ルールは存在しないといいます。それはフィジー人のおおらかで心底明るい共同精神に反映され,そのことは私有財産を原則とする僕たちには根本的な部分で本当には馴染まないものだと感じました。

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2012/10/21

尖閣諸島を巡っての中国の暴動を思った。 ちょっとしたきっかけがあれば抱いている不満が爆発する。 それまで共産的に生きてきた人々が資本主義社会に組み込まれた時、理不尽だという思いが生まれる。 土着のフィジアンが、上手くやっているように見えるインド系の人たちに対して抱くねたみが事件...

尖閣諸島を巡っての中国の暴動を思った。 ちょっとしたきっかけがあれば抱いている不満が爆発する。 それまで共産的に生きてきた人々が資本主義社会に組み込まれた時、理不尽だという思いが生まれる。 土着のフィジアンが、上手くやっているように見えるインド系の人たちに対して抱くねたみが事件を大きくし、仲良くやっていた若者たちを別れに導く。 けれども残るのは未来への希望だ。

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2012/08/18

面白く読めたがなんか残らない話だった。フィジー人の性格の描き方があまりに浅いような気がした。いくら先祖が飢える事が無かったからといってそうはならないだろう。氏より育ち、と思うのは先入観だろうか。

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2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読後感は、“なんともいえない”。 なんともいえず、もの哀しい。 なんともいえず、満足。 なんともいえず、納得。 なんともいえず、主要人物たちの、その後の人生に幸あれ!と思う………。 結局は、誰ひとり恋が実りはしなかったし、皆、ある意味で人生に汚点がついてしまった。 けれど、皆、ソレを乗り越えて新しい未来を掴むことはできるのだろうな………という希望を感じさせてくれる結末。 垣根さんの描く男たちの、芯からの陽気さ、前向きさが好き。 チョネ………いいやつだ(^-^)v。 ★4つの、7.5ポイント。 2012.05.31.了。

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2012/04/02

フィジーのお話。必死に働かなくても生きて行ける現地人と自然環境が厳しい国の文化の人がぶつかる。現地人の文化にあこがれるが、グローバル化の世界では消えて行くしかないのか?世界ルールを理解しながらも仲間を決して裏切らない主人公チョネの行き方はうらやましい。

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2012/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。フィジー人のように食べるのに困らなかったら何を求めるのか?と考えさせられた。ラストもちゃんと罪は罪として扱い服役させているのは良い。

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