7月24日通り の商品レビュー
恋をしたくなる小説。 目次の付け方もステキだし、これほどまでに恋をする女性の繊細な感情を描ける吉田修一はスゴイ!と思えるね。
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何でもない街並を、ポルトガル・リスボンの街並みと重ねて表現する方法がとても興味深いです。また通常の恋愛小説とは違い、一般的に知られている見せ場を切り取るのではなく、その前の物語、主人公が正しい道へと歩む為の経験を描いている、風変りですが、どこか共感できる作品だと思います。
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主人公が好きになれない。自分が住む小さい街をリスボンになぞらえて「『ジェロニモス修道院前』の停留所」などと心の中で言っちゃう。いやー、鼻で笑っちゃうわwまた、高校時代、クラスの地味系男子に告白され「ひどく世の中に馬鹿にされているような気がした」と泣いてしまう。自分のクラスでのポジ...
主人公が好きになれない。自分が住む小さい街をリスボンになぞらえて「『ジェロニモス修道院前』の停留所」などと心の中で言っちゃう。いやー、鼻で笑っちゃうわwまた、高校時代、クラスの地味系男子に告白され「ひどく世の中に馬鹿にされているような気がした」と泣いてしまう。自分のクラスでのポジションがそれくらいであることに涙が出てきたということらしい。勇気を出して告白してきた男子に失礼でしょ。 そしてラスト。間違えるところ違わない?画家男子と一緒にいて落ち着くなら、彼とお似合いだと思うんだけど。勝てない無謀な恋に挑む主人公は、頑張って恋愛を続けているあゆむちゃんとは違うと思う。 私がモテない理由自己分析10条は面白かった。
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面白かった。 間違ってる、と分かっていたって、しなきゃいけないこともある。 経験したいこともある。 それで初めて分かるんじゃないかな。
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夢想家なのか、現実的なのか 臆病なのか、大胆なのか やさしいのか、わがままなのか よく分からないOLの女の子の恋の物語 学生時代の自分からまだ卒業していない ほろ苦い思いが、淡々と書かれている気がする 吉田作品は『パレード』、『悪人』に続いて3作目 小説ごとに色が違う というか小説に色がついている感じ
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私にとって初吉田修一作品。主人公に共感してしまう部分が多々ありました。 前向きになれる作品だと思いました。
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女性の本質といったものが描かれていたのではないか。世の中のプライドといったものが現実的に描かれていて納得させられた。最後に自分の殻を破る主人公のように時に皆そうして冒険していかなければいけないのだろう。
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美男の弟を持つ主人公の小百合は地味で目立たぬ普通のOL。比較される自分に少しコンプレックスをもちながら、自分の街をリスボンに見立てて日々を過ごしている。 そこに現れる昔の片想いの相手(イケメン)とふと出会った不思議な警備員(絵描き)。 ここで、この片想いの相手(憧れの王子様)と身近なところに実はいた運命の相手とどちらかと結ばれる・・・みたいな展開が多いけれどもこの小説では・・・!? 読み終わった直後は最後の主人公の決断に納得があまりいかなかったけど、後書きを読んですとんと落ちた。 この主人公の悩み方や物事のとらえ方には共感できるだけに少し反発したくなるところもあったけど。 結末を予測しながらそれでも前向きに飛び込んでいった主人公に元気づけられる!
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吉田修一作品はほとんど読んでいるけど、これは読み漏れていた。感想は・・・うーん、いつものキレはどこへいったんだ~と思わず唸りそうになりながら、なんとか最終章まで読み進めると、やっと納得。各章のタイトルがヒントだったとは。でも、ちょっと痛めで冴えない主人公に最後まで感情移入できずに...
吉田修一作品はほとんど読んでいるけど、これは読み漏れていた。感想は・・・うーん、いつものキレはどこへいったんだ~と思わず唸りそうになりながら、なんとか最終章まで読み進めると、やっと納得。各章のタイトルがヒントだったとは。でも、ちょっと痛めで冴えない主人公に最後まで感情移入できずに読み終えました。少女マンガ好きにはいいかも。吉田作品初めての一つ☆です;
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映画を観てから原作を読みました。 映画とは話が違っていて、どちらかというと原作の方が好きです。 映画では、描かれなかった主人公の細かな性格等が原作には描かれていて、映画とはイメージが違いました。
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