7月24日通り の商品レビュー
読むのは2回目だけど、今回のほうが感情移入できた。むしろ身につまされる思いがするくらいだった…。ということは、わたしは行動できずに殻に閉じこもっているのかもしれない。 リスボンの地名が出てくるたびに笑ってしまった。 2014/10/31
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タイトルが私の誕生日と同じだ…! また母の実家が長崎であり、主人公の小百合も母と同じ名前(字は違うけど)。そんな偶然が重なったので、それ以来愛読しています。 リスボンに本当にこの通りがあるということもこの本で知り、遠い異国ではあるけど一度でいいから行ってみたい! 小百合には共感...
タイトルが私の誕生日と同じだ…! また母の実家が長崎であり、主人公の小百合も母と同じ名前(字は違うけど)。そんな偶然が重なったので、それ以来愛読しています。 リスボンに本当にこの通りがあるということもこの本で知り、遠い異国ではあるけど一度でいいから行ってみたい! 小百合には共感できるところと、できないところがあります。耕治や聡史といったイケメンで王子様な男の人に夢見がちで、へんにプライドがあったりして。今の状況を淡々と楽しんでるかと思えば、周りに振り回されて嫌な思いをしたり。 でも等身大で悩みまくる小百合には親近感がわきました。めぐみの挙げた10項目も当てはまるのが多くて驚いた。笑 解説の瀧井氏の文章もこれまた何度も読み返してしまう…!なんというか、表現がうまいなぁと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
キラキラに憧れるけれど、平凡に過ごしている地味な女性が主人公。 もったりまったり物語は進むし、自分の住む街に海外の通り名とかつけてるとか、自分の憧れ像で他人を見てるあたりとか、かなり痛いなぁと思って、読み進めた。 終盤の弟の彼女との対面のあたりから、物語に引き込まれた。 ラストの展開はおぉっという感じ。 今後を応援したくなる。
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うーん。。 全体的な登場人物、特に主人公である小百合に終始イライラしてしまってちょっとダメだった。 ただ本筋とは無関係な所でちょっと泣きそうになった。
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あれ、吉田修一だよね?と何度か表紙を確認した。 女性の作家のような、女性目線の物語り。 吉田修一はシュールな作品が多かったから、こんな文章も描くんだと、驚きの一冊に。
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映画しか観てない人はぜひ読んでほしい。 私は男だけど、めぐみの性格分析10項目に、自分にも当てはまるものが多くて笑ってしまった! 安いラブストーリーじゃないから、ついつい再読してしまう一冊。
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長崎で暮らす地味なOLが主人公の物語。恋愛小説ではあるものの、どちらかと言えば主人公の成長ストーリーの印象が強い。 http://www.horizon-t.net/?p=1051
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本当に著者が男性なのかと疑ってしまうほど、女性(特にモテなく、自分に自信がない、でも実はプライドが人並み以上ある)の心理描写が繊細。吉田修一の作品は好きで結構読んでいるけれど、わたしは横路世之介の次に好きな作品です。瀧井朝世さんの解説も秀逸。
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誰しも無難に生き、また間違ったことはしたくない。傷つき泣いて悲しんで苦しむのは嫌。でも時には間違った行動が大事になる。自分の殻を破ることでまた、新な人生・恋愛が待っている。私は、間違っていても怖れず一歩踏み出す女性、何かに向かって頑張る女性にどうしても惹かれてしまう。
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ラストは意外だった。 自分だったら同じ選択はできない気がする・・・間違えてるとわかっててその選択はできない。怯むよなぁ。 小百合と聡史のやり取りよりも、警備員さんとのやり取りの方が好きだったな。どちらにしても幸せになってほしい。
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