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世界を信じるためのメソッド の商品レビュー

4.3

45件のお客様レビュー

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2023/01/09

自分は素直な性格ゆえ、人から言われたことやそれこそメディアで流れてきた情報を「そういうものなんだ」と捉えてしまいがちなところがある人間だ。これは昔からそう。しかし20代後半に差し掛かっている今、ようやく少しずつ違和感とかを抱けるようになってきた気もしていた。 しかしこの本を読んで...

自分は素直な性格ゆえ、人から言われたことやそれこそメディアで流れてきた情報を「そういうものなんだ」と捉えてしまいがちなところがある人間だ。これは昔からそう。しかし20代後半に差し掛かっている今、ようやく少しずつ違和感とかを抱けるようになってきた気もしていた。 しかしこの本を読んでみてまだまだまだまだ自分のメディアリテラシー力がいかに低かったかを痛感させられた。メディアに失望し、同時に希望も抱けた、そんな本。 人間は"楽"をしたいもの。特に大人になって、仕事をして、時間的余裕がなくなった状況では、尚更"楽"に何事も理解したい。本当はどんな物事だって0-1で割り切れるものなわけがない。なのに私たちはそんな世界線を気付かぬうちに望んでいて、メディアもそれに応えて、いまこの現状が存在してしまっている。 最短ルートを求めてしまいがちだけれど、世界は複雑であるという前提に立ち返って、遠回りをしてでも自分の頭で考えられる人間になりたい。

Posted byブクログ

2022/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「メディアは人。人は間違える。」、「何かを撮るという行為は、何かを隠すという行為と同じ。」、「事実は一つ。真実は一つではない。」

Posted byブクログ

2019/05/04

すごく面白く、ためになった。 メディアリテラシーに関する書籍の中で、この本は ◎の部類に入ると思う。 オウムの取材時に、TV会社はみな「悪のオウム」にしたてあげることに躍起になっていた。 でも実際のオウム真理教の人たちは、おとなしい、、良い人ばかりと感じた。。 カメラをまわ...

すごく面白く、ためになった。 メディアリテラシーに関する書籍の中で、この本は ◎の部類に入ると思う。 オウムの取材時に、TV会社はみな「悪のオウム」にしたてあげることに躍起になっていた。 でも実際のオウム真理教の人たちは、おとなしい、、良い人ばかりと感じた。。 カメラをまわること、多面的な世界を切り取る、その行為は、他の世界を切り捨てること。 。。。著者のTV局を辞めてまで通した取材に関する思いが、ひんやり伝わってくる。 小学生向けに書かれていてわかりやすい。 日本の戦争は、なぜ起きたのか? →勇ましい事を書いたら新聞が売れたから。 どんどん勇ましい事を書いていったら、世論がそうなってしまった。

Posted byブクログ

2015/07/09

気に入った言葉 メディアは人だ。だから間違える。 メディアは怖い。なぜなら使い方を誤ると、たくさんの人が死ぬ。メディアの情報を何の疑いもなくそのまま受け入れてしまうと、人を殺し、そして自分も殺されることになる状況を呼び寄せてしまう可能性がある。そこまで人間は愚かじゃないって?...

気に入った言葉 メディアは人だ。だから間違える。 メディアは怖い。なぜなら使い方を誤ると、たくさんの人が死ぬ。メディアの情報を何の疑いもなくそのまま受け入れてしまうと、人を殺し、そして自分も殺されることになる状況を呼び寄せてしまう可能性がある。そこまで人間は愚かじゃないって?でもそれは歴史が証明していることだ。 真実はひとつじゃない。

Posted byブクログ

2015/04/16

メディアリテラシーについてとてもよく理解できた。 図書館で借りて読んだが、とても勉強になる良い本なので購入することにした♪

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2013/11/03

メディアとは何か、リテラシーがなぜ必要か 森さんの考えてることが、とってもわかりやすく書いてある! こういう身になる授業がしたいなぁ。

Posted byブクログ

2013/11/24

テレビ・新聞等で見聞きする情報が、本当に真実なのか、伝えるべき情報を伝えてくれているか、疑うようになった。インターネットが普及するまではテレビ・新聞からの厳選された情報が世の中の全てだった。しかしインターネットを介してテレビ・新聞等では取り上げないような多種多様なニュースに、いつ...

テレビ・新聞等で見聞きする情報が、本当に真実なのか、伝えるべき情報を伝えてくれているか、疑うようになった。インターネットが普及するまではテレビ・新聞からの厳選された情報が世の中の全てだった。しかしインターネットを介してテレビ・新聞等では取り上げないような多種多様なニュースに、いつでもどこでも触れることが出来るようになった今、周りに溢れるほどある情報とどのように向き合っていくべきなのか、距離の取り方が分からなくなったここ数年。 そんな時に出会ったのがこの作品。テレビ業界にも身を置いた経験を持つ森達也さんが、メディアの仕組み・可能性・危険性、受け手への影響力、報道の多面性等、分かりやすく解説しています。 真実はひとつではない。正解も不正解もない。つまり疑いの目ではなく、様々な切り口で提供される情報を多方面から見極める力が必要ということ。多面的な視点や考え方が、結果的に自分自身を守るということを著者は提唱しています。年齢問わず、幅広い年代の方に薦めたい作品です。 ~memo~ ・自身の持つ世界に関する知識の大部分は、メディアからの情報に過ぎない。 ・知りたい、という欲求に素直になる。素直になると、メディアに頼らずにはいられない。 ・メディアの仕組みを知ることで、足りない情報や余計な情報を考え、補完、切捨てすることができる。 ・『指導者にとって、戦争を起こすことはそれほど難しくありません。国民に向かって、我々は今、攻撃されかけているのだと危機を煽り、平和主義者に対しては、愛国新が欠けていると避難すればよいのです。このやりかたは、どんな国でも有効です。byナチスの最高幹部ヘルマン・ゲーリング』 ・集団が暴走するとき、メディアはこれ以上ないほどの潤滑油となる。 ・ニュースは人が作る。見る側に興味をもってもらうように、インパクトのあるように工夫している。 ・もともと世の中は多方面で複雑に出来ているのに、情報は様々な要因を削ぎ落として、少なく、分かりやすく伝えようとする。 ・市場原理の主体は視聴者、講読者である。

Posted byブクログ

2013/07/16

情報はメディアを通してわれわれに伝達される。 メディア=人であり、メディアと通す時点で何らかの主観が入り込む。 その主観が事実の形を変容させる。 ゆえに事実は多面的であることを理解した上で、正しくメディアを利用しよう。 と言った内容が、非常に平易な文章で書かれている。 中学生く...

情報はメディアを通してわれわれに伝達される。 メディア=人であり、メディアと通す時点で何らかの主観が入り込む。 その主観が事実の形を変容させる。 ゆえに事実は多面的であることを理解した上で、正しくメディアを利用しよう。 と言った内容が、非常に平易な文章で書かれている。 中学生くらいのときに出会いたかった一冊。

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2013/05/08

事実はひとつだけど真実はひとつではない。 真実は複雑で多面的なもの。メディアはその1つの面を伝えてるだけに過ぎない。つまり新聞やテレビ等で伝えられてる情報だけが真実ではないということ。そしてそれを知ってることがとても大事。 メディアは視聴率や部数目当てで意図的に何かを隠し...

事実はひとつだけど真実はひとつではない。 真実は複雑で多面的なもの。メディアはその1つの面を伝えてるだけに過ぎない。つまり新聞やテレビ等で伝えられてる情報だけが真実ではないということ。そしてそれを知ってることがとても大事。 メディアは視聴率や部数目当てで意図的に何かを隠したり強調して報道することがある。一方で何の悪気もなかったけれど結果的に色がついて流されることもある。 メディアは中立ではない。かといって「メディアは悪!」として拒絶するのも間違っている。私たちはメディアなしでは生きられない。 だから正しくメディアを使おう。色んな視点から考え、推理や想像力を働かせながらメディアを使うこと。それがメディア・リテラシーだ。 最近だと海老蔵暴行事件のニュースが毎日のようにテレビで伝えられている。でも伝えられたニュースのかげで、伝えられなかったニュースがあるかもしれない。そこに思いを巡らせてみよう。 なぜそのニュースではなしに海老蔵暴行事件が選ばれたのか。答えは海老蔵の方が視聴率を稼げるから。ではなぜ視聴率が稼げるのか。それは、私たち視聴者がその情報を見たいと思っているからだ。 私たちは情報をただ受け取ってるだけだと思っているけど、実のところメディアを操作しているのはテレビ局でも新聞社でもなく、わたし達ひとりひとりの意思なのだ。

Posted byブクログ

2012/08/04

メディアリテラシーはどういうものか?戦争や虐殺を繰り返すバカな大人はどうしてそうなのか?メディアのからくりなど、ヤング世代だけでなく、大人も知っておいた方が良い事満載。読みやすいので一読を!

Posted byブクログ