世界を信じるためのメソッド の商品レビュー
非常にわかりやすくて読みやすかった。 子供はもちろん大人にも読んでもらいたい作品。 メディア・リテラシーのはじめの一歩にはうってつけ。
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メディアのつくられかた。 「撮る」とは「隠す」こと 何を伝えて、何を伝えないか そこに、伝える側の意思がある
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小学生は言うに及ばず、オヤジ化しつつある頭の凝り固まった青年は、すべからく本書を読むべきだ。誤解を恐れずに、極端なことをいうと、メディアの構造を知ることができれば、その情報がフィクションであるということがわかるだろう。視聴者のリテラシーが低いと、テレビ、新聞の公器としての質も低...
小学生は言うに及ばず、オヤジ化しつつある頭の凝り固まった青年は、すべからく本書を読むべきだ。誤解を恐れずに、極端なことをいうと、メディアの構造を知ることができれば、その情報がフィクションであるということがわかるだろう。視聴者のリテラシーが低いと、テレビ、新聞の公器としての質も低くなる。なぜなら、営利企業である以上視聴率や発行部数を気にしないわけにはいかないからだ。だからこそ、必然的に大衆に迎合するようなつくりになってしまう。こうした、メタ認知を持っている人間が少しでも増えることが必要だ。
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よりみちパンセはやはり面白い。 石川直樹、リリーフランキー、辛酸なめ子、森村泰昌、北尾トロ著者の選び方がセンスがよい~。 哲学、社会、政治経済をわかりやすく、面白く伝えてくれる。 出版している理論社は、児童書もとてもいい絵本を出しているところで、廃業と聞いたとき、とてもショックだ...
よりみちパンセはやはり面白い。 石川直樹、リリーフランキー、辛酸なめ子、森村泰昌、北尾トロ著者の選び方がセンスがよい~。 哲学、社会、政治経済をわかりやすく、面白く伝えてくれる。 出版している理論社は、児童書もとてもいい絵本を出しているところで、廃業と聞いたとき、とてもショックだった。 こんなにいい本を出しているのに。。 筆者は、オウム真理教のドキュメンタリー制作をテレビ制作会社で行うにあたり、オウムを絶対悪として描けということに反発を覚えた。実際に現場で見てインタビューしてきたオウム信者は、弱く善良な人々であることが多く、そうした人がなぜ、殺人をするに至るのか、そこに加担する心理となったのか、それを追求しなくてはならないのに・・と、感じたことをありのまま映像にしようとして、製作会社をクビになる。 こうした気概を持ったジャーナリストは組織からフェードアウトするしかないのかしら。 メディアによって、時代の空気がつくられ、それは戦争にもつながる。〝事実は多面体であるということを知ってほしい。〟 子ども、高校生に読んでほしい。 授業の中で使ってほしいな。
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子どもに向けたシリーズだけど、「いのちのたべかた」に引き続き、森達也の伝えたいことがきちんと述べられた一冊。 メディアリテラシーについては大人も学ぶべきだと思うので、きっかけとして入りやすいはず。メディアに関わる端くれとしては、共感すべき点が多かったです。
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子どもはディズニーを見つつこの手の本を読んどくがいいよ。 全能性の綺麗な世の中ではない、この世の揺らぎを懐疑的に見ていくのは大切だ。 今後はマスでなくとも情報過多は進むのでメディアリテラシーはとても重要だと思う。
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今や随分と便利な時代になり、情報を得る手段としてネットやテレビは欠かせないもののひとつになっていますよね? しかし、便利さ故に簡単にいろいろな情報を世に広めるのは人です。 そこで間違った情報が蔓延するとどうなるでしょうか? そしてそういった情報の真実はひとつだけなんでしょうか? ...
今や随分と便利な時代になり、情報を得る手段としてネットやテレビは欠かせないもののひとつになっていますよね? しかし、便利さ故に簡単にいろいろな情報を世に広めるのは人です。 そこで間違った情報が蔓延するとどうなるでしょうか? そしてそういった情報の真実はひとつだけなんでしょうか? といったメディアの問題点の恐ろしさをもとに分かりやすくひも解きながら、物事を多方面から考えることの大切さを導いてくれる内容の書籍だと思います。 本が嫌いな人や読み始めたい人にオススメ!! BY信守
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とてもわかりやすいメディア・リテラシーの教科書。メディア・リテラシーってとても大切なことなんだけど、学校では教えてくれないし、このことをこどもに満足に説明できるオトナ(両親や先生)もきっと少ないんじゃないかな。だから僕らは独学で、このことを学ばなくてはならないんだけど、本書は確...
とてもわかりやすいメディア・リテラシーの教科書。メディア・リテラシーってとても大切なことなんだけど、学校では教えてくれないし、このことをこどもに満足に説明できるオトナ(両親や先生)もきっと少ないんじゃないかな。だから僕らは独学で、このことを学ばなくてはならないんだけど、本書は確実にその一助になるだろうね。私にも将来こどもができたら、本書を使ってテレビ、新聞、ネットなどのメディアとの接し方を教えてあげたい。 「よりみちパン!セ」シリーズは中学生以上が対象らしいが、大人が読むに十分に値する内容だった。
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元TVディレクターによるメディアリテラシーについての本。 世界は複雑で多面的、その一面を紹介する手段であるTVや雑誌やインターネット。 僕たちはそれらを通じて情報を得るけれど、どうその情報を処理すればいいの? かなり若年層向けの書き方がしてあるけれどメディアが急速に発達...
元TVディレクターによるメディアリテラシーについての本。 世界は複雑で多面的、その一面を紹介する手段であるTVや雑誌やインターネット。 僕たちはそれらを通じて情報を得るけれど、どうその情報を処理すればいいの? かなり若年層向けの書き方がしてあるけれどメディアが急速に発達した現代において、まず大人が読むべき本。 実は大人はとてもバカでステレオタイプ みんなそれに気づいているかい? とってもわかりやすいし感じるものがある本です。お勧め。
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「メディアは人。メディアは間違える。何故なら人だから」 「事実は確かにひとつ。けれどそれは限りない多面体。 メディアが示すのは、そのたったひとつの断面に過ぎない」 特に新しいことが書いてある訳じゃない。 ごくごく当たり前のことが書いてある。 だけど、その当たり前のことは驚くほど...
「メディアは人。メディアは間違える。何故なら人だから」 「事実は確かにひとつ。けれどそれは限りない多面体。 メディアが示すのは、そのたったひとつの断面に過ぎない」 特に新しいことが書いてある訳じゃない。 ごくごく当たり前のことが書いてある。 だけど、その当たり前のことは驚くほどに忘れられ、無視されている。 オウム真理教信者のドキュメンタリーを作る時に、 信者たちは普通の人間だ、と描こうとして テレビ局から契約を解除されてしまったという著者ならではの、 語りかけるような文体の中に込められた思い。 啓蒙的だけど、あまり説教臭く感じることなく読める。 たくさんの人に勧めたい良書。
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