世界を信じるためのメソッド の商品レビュー

森達也【著】

2019/03/13

新聞に書いてあった、とか、テレビのニュースで言ってた、とかいうことって何の疑いもなく信じてしまいがち。…でも、ちょっと待って、って教えてくれる。ほんとに少しでも若いうちに読んだ方がいいと思う一冊。

2009/10/07

100％orangeのイラストがカワイイ「よりみちパン！セ」シリーズ21冊目（今回は中のイラストがパラパラ漫画っぽくなってる！）。真実はひとつじゃない。多面体。テレビの捏造問題など、タイムリーだったので非常に面白かった。メディアに対してもう一歩考えながら接してみようと思わされる。「いのちの食べかた」もそうだけど、森達也さんの文章はわかりやすい。

2009/10/04

2/11
メディアの限界について。
自分でその情報が信頼できるか判断しないとね。
安易にみんなと同じ意見になるのは怖いよね。
この人が作った「Ａ」が見たい。

2011/07/19

ものごとの真実は一つだけど、どこから見るかによって全然違った面を見せる。事実は限りなく多面体なのだ・・・。と、若い人に伝える森さんの穏やかな語り口が嬉しいです。メディアの道具である、カメラ、ペン、印刷機、アンテナはそこにただ置いておいただけでは機能しない。つまり、メディアを動かしているのは人なのだ・・。世間で常識とされているようなことではないことを人に伝えるときって、人は知らず知らずに声高になるような気がします。みんな、俺の言うことを聞けぇ！って感じでしょうか。でも、淡々と、具体的な事象を踏まえながら、こうだからこうなって、だから、こういう見方もできるんだよ、と教えてくれる大人、あるいは友だちって、とても貴重だと思うんですよ。この「よりみちパン！セ」のシリーズは、漢字全部にふりがながついているくらいですから、対象年齢は小学生くらいからなんでしょうね。テレビや新聞の言っていることを、つい信じてしまうのは、最近の「納豆ダイエット」の件からもわかります。メディアは、全部、ウソを言っているわけではないけど、意図や、編集の仕方でいくらでも思った方向に受け取り手の気持ちを持っていけるんだよ、という話を、子どものころから頭に入れられた読者は幸せだと思います。たくさんの若い人に読んでもらいたい本ですね。

2009/10/04

いろんなところで何度も読んだ内容だけど、自分のためにも手元に置いておく必要があるんだ。過ちを犯すのが人間だから。