獣の奏者(Ⅰ) の商品レビュー

上橋菜穂子【著】

2012/09/21

児童書だけあってさくさくと読み易かった
もう少しご都合主義のハッピーエンドの方がよかったと思う

エリンと王獣の関係や親子の心理関係が描かれていて感情移入がしやすく面白かった
子供から大人まで楽しめる作品だと思う

2012/10/08

闘蛇とか王獣とかもっと詳しく知りたくなる。また、エリンの成長やこれからどうなって行くのか早く知りたい。

2012/09/01

nhkのアニメで放送されていてこの本を手に入れた。
アニメより、何十倍も面白く、人間臭さがでている。

これは、小説なのだろうか・・・？
どこか昔の、歴史小説を読んでいるようなお話だ。

2012/08/07

テレビで観たことはなく、始めて本で読んでみた。
情景が目に浮かびすごく楽しめた。

エリンは10歳で母と引き離され、見知らぬ土地に流れ着く。
怪我をして倒れていたところを蜂飼いのジョウンに助けてもらい命を繋ぐ。

夏の小屋でのこと。
渓谷に薬草を取りに行った時に、偶然野生の王獣の親子を見つける。それはとても運が良いことで、野生の王獣を見たことがある者は滅多にいない。

エリンはその王獣を見るのが好きだった。
母は闘蛇の医術師だった。
母のようになりたいと、専門は違えど王獣の医術師になりたいと心を決め、未来を切り開いていく。

母を亡くしながらも、強く生きる姿に心を打たれる。

2012/06/16

やっぱり上橋さんのファンタジーってすごいと思う。
「守り人」シリーズもそうなんだけど、
世界観が確立されてるんですよね。
そして、音とかにおいがする気がする。
もちろん、ストーリー性もある。続きを読むのが楽しみです。

2012/06/14

お正月にテレビアニメの総集編を見てしまい、最初からちゃんと見なかったことを後悔したんですが。
「アニメがこれだけ良いならば原作もきっと…」と思い立ち読み始めました。間違ってなかった！

はるか昔、神々の山脈の向こうから金の髪の王祖・ジェがこの地に降臨した時、けっして人に慣れぬ獣・王獣が王祖を守るように空を舞い、獰猛な闘蛇は頭を垂れて道を作った…という伝説が残る国・リョザ神王国。
緑の眼と髪の娘・エリンは、かつて流浪の民であり獣の医術師の母・ソヨンを、村で育成している闘蛇の大量死の責任をなすりつけられ眼前で処刑されて失う。孤独となったエリンは瀕死の状態のところを蜂飼いのジョウンに助けられる。彼の元で育てられ、持ち前の好奇心と観察力・洞察力で学んだ娘は４年後、獣の医術師の学舎であるカザルムへ入学し、そしてリランという幼い王獣と出会う。

わくわくして読みました。
ソ、ソヨンの出番がすごく少ない…！いえ話には聞いてましたが、こんなに少ないとは…。
そして最初から怒涛の展開。アニメよりも原作エリンは大人びているというか…なにかを悟ったような感じが強いですね。さもありなん…。
ジョウンに対してずっと敬語だった理由を読んで、涙がでそうになりました。ジョウンと過ごした日々はとてもとても幸せであったろうに、同時にそんな想いをずっと抱えてたんだなぁと思うと。
ラストが随分唐突に切られていて「え？こんなところで終るの？？」と戸惑いましたが、闘蛇編と王獣編は同時刊行だったんですね。一気に読むのなら何も問題ないですものねー…。私は王獣編が借りられるまで間があいてしまったので、少し歯がゆい思いをしましたが（笑）　さ、先が気になるじゃないですか…！と。

2014/07/03

獣の奏者は、私にとって特別な本です
それまでの価値観とか感覚とかが覆された気がして一瞬でこの世界にのめり込みました

児童書なのに、勉強になって、深くて強いメッセージが込められてる
過酷すぎるシーンもあるし、もう救い用がなく辛かったりもするけど、泣いて笑って感動してさらにはときめいてしまいました笑

それと、食べ物やいろいろな人々の暮らしぶりなどがとても詳しく書かれていてそこも楽しめ、さすがでした

本当に大好きな作品です！

2012/06/03

上橋菜穂子さんの本で初めて手に取った本です。
4巻一気に読んでしまうくらい引き込まれました。大人にも読んでもらいたいファンタジー

2012/04/06

４巻までの話し流れを先に知ってしまった為、読み進むのが
辛くなりそうで、どうしても手に取れなかった本書。
ＴＶアニメの再放送を見てから、自然と気になってしまい今回
思い切って１巻から初読み。
読みやすくてとても良いけれど、話しの内容は結構過酷。
また児童書という枠に囚われず、大人でも読める内容は文句無く
素晴らしい。

2012/04/02

この人は異世界を具体的に創造する天才だと思う。肉付けのしっかりした別世界、そこから際立つ登場人物、全てが本当にあって触れるもののような感触を持ち、だからこそ感情に訴えかけてくるものがある。守り人シリーズと似通ったところがないところも素晴らしい。もし、児童書というくくりで読んでいない人がいればそれは人生を損している。