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獣の奏者(Ⅰ) の商品レビュー

4.5

282件のお客様レビュー

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    143

  2. 4つ

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2016/04/27

表紙の影は何だろう?と思ってたんだけど王獣か。大きいなぁ。エリンがこの王獣リランと今後どう付き合っていくのか。の、前に闘蛇編なわけだけど、この闘蛇もよくわからないのよね。霧の民の秘技?である獣を従わせる力。一族継承の力。そして霧の民。エリンは今後彼らと接点を持つのかしら?次は王獣...

表紙の影は何だろう?と思ってたんだけど王獣か。大きいなぁ。エリンがこの王獣リランと今後どう付き合っていくのか。の、前に闘蛇編なわけだけど、この闘蛇もよくわからないのよね。霧の民の秘技?である獣を従わせる力。一族継承の力。そして霧の民。エリンは今後彼らと接点を持つのかしら?次は王獣編。

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2017/11/09

2016年本屋大賞受賞の『鹿の王』は人気作品で 図書館の予約はまだまだ順番が来ない・・・ というわけで、まずは、この作品から読んでみることにした。 獣ノ医術師の母と暮らす10歳の少女エリン。 戦闘用の獣である闘蛇の世話係だった母から、 身を持って獣ノ医術の心構えのようなことを ...

2016年本屋大賞受賞の『鹿の王』は人気作品で 図書館の予約はまだまだ順番が来ない・・・ というわけで、まずは、この作品から読んでみることにした。 獣ノ医術師の母と暮らす10歳の少女エリン。 戦闘用の獣である闘蛇の世話係だった母から、 身を持って獣ノ医術の心構えのようなことを 知らず知らずのうちに学んでいた。 ある日、母が世話をする闘蛇が何頭も一度に死に、 その責任を問われた母が 闘蛇に食い殺されるという恐ろしい形で処刑されてしまう。 母を助けようと闘蛇の池に飛び込んだエリンを 母は最後の力を振り絞って 決して吹いてはならない「笛」の技を使い、 一匹の闘蛇の背にエリンをのせて、遠くの地へ逃がしてやる。 孤児となったエリンを助けたのは蜂飼いのジョウンだった。 山で自然と昆虫と動物を相手に暮らしながらも、 エリンは知識人のジョウンから 学問と生活の知恵と竪琴を習い、すくすくと育っていった。 そんなある日、エリンは、山中で天を翔ける王獣と出合い、 そのりりしく美しい雄姿に魅了される。 自分の進むべき道を考えたとき、この王獣と亡き母のことを思い出し、 エリンは王獣の医術師になろうと決心した。 その道の学校へ入学したとき、 ふとしたことから、傷ついた王獣の子供の世話をすることになる。 母獣から引き離され、怪我まで負って 心の傷も負っているだろう王獣の子供リランを どうすれば助けてやれるか、 エリンの将来と知恵をかけた日々が始まった・・・。 子供のころに憧れた、動物を自由に操れる世界の物語だった。 作品の中では 自由に生きる野生の動物を、笛で飼い慣らすことに対して 心を痛めている人もいることが書かれているが、 そのことがこの先どう発展していくのか、大変気になるところだ。 闘蛇は蛇とわかるが、 王獣はおそらく、翼のあるライオンだろうなあ。 そんな動物はフィクションだろうが、 フィクションだからこそ、興味をひく存在だ。 この先、エリンとリランはどうなるのか、 エリンはりっぱな王獣の獣ノ医術師になれるのか、 『パート2』が楽しみだ。

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2016/03/11

おもしろい!! ファンタジーはどうかなーと思ったけど、世界観がファンタジーファンタジーしていなくて、実在してもおかしくないような感じがいい。 生き物との触れ合いが生き生き描かれてるのもいいな。 続きが気になる!!

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2016/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【内容】 私はバッドな雰囲気が苦手なので序盤で躓きました。しかし、読み進めていくとエリンとジョウンおじさん(孤独なエリンを育ててくれる他人)の生活が暖かく表現されており、心地良い気分にさせてくれます。 【読みやすさ】 会話が多く、行間もある程度あるため読みやすいと思います。特に中盤からは会話も多いため、読みやすさが増します。 【設定】 最初に全ての物語の設定(国や人物)を説明しておりません。後々に物語を広げていくような形で国や役職、人々が登場します。故に、奥行きのある表現がなされておりました。

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2015/12/17

面白い! すごい世界観。だけど人間の中身は現実世界と一緒。差別したり敵対したり…。そういうところがまた共感できていいんだろう。

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2015/11/23

『鹿の王』を読む前にまずこちらを、と図書室から借りてきました。前から不思議なタイトルだなと思っていましたが、読み出してなるほどと納得。エリンという10歳の少女が運命に翻弄されながらも自身の才能と努力と、周囲の理解者の支えによって健気に生きてゆくお話。蜂飼いのジョウンおじさんが優し...

『鹿の王』を読む前にまずこちらを、と図書室から借りてきました。前から不思議なタイトルだなと思っていましたが、読み出してなるほどと納得。エリンという10歳の少女が運命に翻弄されながらも自身の才能と努力と、周囲の理解者の支えによって健気に生きてゆくお話。蜂飼いのジョウンおじさんが優しくてお気に入りでした。守人シリーズよりこっちを映像化してくれたら良かったのでは?っと思ったりしましたが、過酷なシーンも多いし何より「獣」の姿をどうするかという難問があるので無理か!っと悟ったり。その点、読者が自由にイメージを楽しめる小説というのは、本当に良いものだなぁと改めて思いました。

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2015/11/07

上橋さんの、養われ子の探求の旅の一つ。生物学的な、医学的な、神話や民族性を交えた、スケールの大きいファンタジー。

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2015/06/23

ハードカバー発売当初は長編であることと、その価格から、子供向けのファンタジーというより大人からの評価で人気になったらしい。

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2015/05/22

面白いなこれ。  闘蛇や王獣の全身像についてはいまいちいイメージしにくい。 けど、主人公のエリンの人となりは判りやすい。 始めは母親に甘える少し臆病な女の子って印象。 それまでの人生を劇的に変える出来事の後での印象は全く別。 しっかりと躾をされていて頭も良く、年齢に比べて精...

面白いなこれ。  闘蛇や王獣の全身像についてはいまいちいイメージしにくい。 けど、主人公のエリンの人となりは判りやすい。 始めは母親に甘える少し臆病な女の子って印象。 それまでの人生を劇的に変える出来事の後での印象は全く別。 しっかりと躾をされていて頭も良く、年齢に比べて精神的にかなり大人。 そして、ある特技がある事も発覚。 この特技が後に必ず活きてくるんだろう。 中盤はエリンの知識欲に基づく好奇心旺盛な性格や探求心の強さが顕著に。 そこらの描写にニヤニヤしてしまった。   闘蛇に乗って旅するなり戦に出るようになるのかと最初は思ったけどそれは無さげだな。 終盤で今後の人生を決定づけると思われる出来事が。 ここでは今までの経験を踏まえた考え方や観察力がいかんなく発揮される。 それがまた嫌みがなくていいんだよねぇ。 それにしても、エリンって俗にいう人たらしなんじゃないだろうか。 続きが読みたい! とても気になる。 伏線もわかりやすく(と思っているだけかも)、どうやってこれを回収するのかが楽しみ。

Posted byブクログ

2015/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母を目の前で残酷に処刑されてしまうエリン。母の大罪はエリンを生かすためのものだった。 生き延びたエリンはいつしか王獣の医術師になろうと決意する。 世界観が完璧に出来上がっていて、いつのまにかつい世界に引き込まれてしまう。 面白い本を読める幸せをじっくり噛みしめつつ二度読み。

Posted byブクログ