獣の奏者(Ⅰ) の商品レビュー
以前ビブリオバトルで友達が紹介していた本で気になってはいたけど、表紙やタイトル、めっちゃファンタジーなストーリーに惹かれなくて、その時は読まなかった。でもこの前図書館に行ったとき「なんか面白い本教えてー」と言ったら別の友だちがこの本を勧めてくれたのでそんなに面白いなら読んでみよう...
以前ビブリオバトルで友達が紹介していた本で気になってはいたけど、表紙やタイトル、めっちゃファンタジーなストーリーに惹かれなくて、その時は読まなかった。でもこの前図書館に行ったとき「なんか面白い本教えてー」と言ったら別の友だちがこの本を勧めてくれたのでそんなに面白いなら読んでみようと思って借りた。 結果。面白い。確かにファンタジーだけどその中にしっかりとした筋が通っていて、本当にこんな世界もあるのかもしれないと思わせてくれる本だった。自分が生き物とか好きなのもあるのかもしれないけど一気に読んでしまった。 ただ全面的に好きなわけではなくて、まずこの作者の文体が好きじゃない。別に嫌いなわけじゃないから内容が面白ければいいけど、個性がない。たしかに、急に特滋水だの闘蛇だの知らない単語がいっぱい出てきてるのにそれをちゃんとストーリーの中で説明する技術はすごいと思った。けどこの人の文章に読者を物語の世界に引きずり込むような力はない。おすすめされたから読んだけど、借りるかどうか決めるためにパラパラっと読んだんだとしたら絶対借りてないと思う。 それからストーリーについてもエリンについての話は面白かったけど途中に出てきたヤントムとかイアルの話はすっごい読みにくくてつまらなかった。あれはいらない。ていうかなんで人物の名前をこんなにわかりにくくするんだろう。本に限らずファンタジー系の作品って登場人物の名前がわかりにくくてギブることが多々あるからぜひ覚えやすい名前にしてほしい。別に闘蛇やら聖獣やらがうようよしてるけど人間の名前は今の日本と似たような響きだっていう世界線だっていいじゃん。あと今思ったけど闘蛇っていう名前はかっこいいけど聖獣は響きが中2っぽいな。 エリンが学校に通うあたりは、思い返してみるとなんか夢女子の妄想って感じがして恥ずかしくなってくる。男子ばっかりの学校に入って強い女の子に守られて、、。で、自分は色々特別なの。みたいな?まあ読んでるときは面白くてそういうあらは目立たなかったからいいけど。 そもそもアーリョの血を引いてることは良くないこと、みたいなかかれ方をしているけど、自分の感覚だと緑の瞳で背が高い、しかも不思議な魔術を使えるとかめっちゃかっこいいじゃん!と思ってしまう。アーリョの血を引いてることがどれだけ不利になるのかもっとわかりやすくしてほしかった。ていうか、アーリョの血を引いてると不思議な魔術が使えるけど代わりに体がめっちゃ弱いとか、もっと客観的な?デメリットを作ったほうがわかりやすいと思う。それかこの世界でアーリョは奴隷みたいに扱われてるとか。ルックスの設定は余計な気がする。まさに夢女子って感じで。(別にアンチではない) あとミステリー要素とのバランスがいまいちかも。悪くはないけどエリンの行動のすべての源は闘蛇の謎を解くため、くらいにしてもいいんじゃないかと思った。そのほうがエリンの行動全てにわかりやすい理由が付けられるし、学校に入ってからの事もより面白くできるんじゃないかと思った。
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児童書だけあってというべきか、ただただ上橋先生の文章の上手さなのか、凄く読みやすく面白かった! ところどころ謎が散りばめられていて、あぁこれがいつか回収されるのかと思うとワクワクが継続されてどんどん読めた。 1巻しか買っていなかったので、最後面白くなってきて終わってしまい無念…ネ...
児童書だけあってというべきか、ただただ上橋先生の文章の上手さなのか、凄く読みやすく面白かった! ところどころ謎が散りばめられていて、あぁこれがいつか回収されるのかと思うとワクワクが継続されてどんどん読めた。 1巻しか買っていなかったので、最後面白くなってきて終わってしまい無念…ネット注文しました。 読まれる方は次巻もお手元に置いた上で読まれる事をおすすめします。
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子供頃にアニメで見たのがすごく印象深く残っていて、今更ながら原作を読みたくなり手に取った。 アニメで見た記憶が思いのほか残っていて、ストーリーが分かっているにも関わらず、ここまで面白いものかと思ってしまった。 小説には小説の良さがあり早く次のページが気になって、ワクワクドキドキし...
子供頃にアニメで見たのがすごく印象深く残っていて、今更ながら原作を読みたくなり手に取った。 アニメで見た記憶が思いのほか残っていて、ストーリーが分かっているにも関わらず、ここまで面白いものかと思ってしまった。 小説には小説の良さがあり早く次のページが気になって、ワクワクドキドキしながら楽しめた。 子供の頃にアニメを見た懐かしさを感じつつ、その時には感じなかった感動や悲しみの感情がいくつもあり、自分自身も成長したんだなと思ったりした。 近い内に次巻の「王獣編」も読もうと思うが、今から楽しみ。
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今まで本読む習慣無かったからわからなかったけど、時間を忘れて本を読んでしまう感覚がわかった。それくらい次のページが気になるような物語!
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市立図書館で目に留まり、昔アニメをやってたなぁ、見たことはないけど…と思いながら読んでみることにした。 数奇な運命を辿る主人公エリン。エリンの抱く興味の軸が母との会話の真意を理解しようとするところが読んでいてハマるところなんだと思う。ページをめくるにつれ、まだこの世界がよくわか...
市立図書館で目に留まり、昔アニメをやってたなぁ、見たことはないけど…と思いながら読んでみることにした。 数奇な運命を辿る主人公エリン。エリンの抱く興味の軸が母との会話の真意を理解しようとするところが読んでいてハマるところなんだと思う。ページをめくるにつれ、まだこの世界がよくわからないエリンと読者が少しずつ理解していく様が重なるからとても引き込まれるのだろう。
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ハリーポッターの次に選んだファンタジー小説。 作者が日本人なので、非常に読みやすい。ハリーポッターは難しかったからなぁ。 闘蛇も王獣も見たことがない動物なので、想像し辛い。 けど、文章が読みやすいので、さくさく進んだ。 続きも楽しみ。 *** 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリ...
ハリーポッターの次に選んだファンタジー小説。 作者が日本人なので、非常に読みやすい。ハリーポッターは難しかったからなぁ。 闘蛇も王獣も見たことがない動物なので、想像し辛い。 けど、文章が読みやすいので、さくさく進んだ。 続きも楽しみ。 *** 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上橋さんの作品は初読みだけども、これは数年前に漫画で予習済み。 "闘蛇編"と銘打ってるけども、実際に闘蛇が関わるのは少なめだし、 王獣も関わるので少し次の巻に切り替わるタイミングがいまいちだと感じた。 内容を把握しているためかとても読みやすかった。
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守り人ロスから抜け出すがために、獣の奏者に手を出した。 守り人と違って、最初から続き物として抱書かれており、一冊では完結しない。 そんなわけで、感想もまとめて書きたいところ。
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ファンタジーはあまり読まないのだけれど、長男があまりにも勧めてくるので読んだ。 さらっと読む部分もあったけれど、この巻の最後、母親をなくした王獣を世話するシーンがとても良かった。 二巻も読みたい。
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闘蛇と呼ばれる生き物を飼育する村で生活していた少女エリン。 早くに亡くなった父のことを知らず、 忌避されるよそ者でありながら闘蛇を世話する技に長けた母と 穏やかに暮らしていたが、 突然、複数の闘蛇が謎の死を遂げたことにより、 過酷な運命にさらされることになる…。 エリンの聡明な...
闘蛇と呼ばれる生き物を飼育する村で生活していた少女エリン。 早くに亡くなった父のことを知らず、 忌避されるよそ者でありながら闘蛇を世話する技に長けた母と 穏やかに暮らしていたが、 突然、複数の闘蛇が謎の死を遂げたことにより、 過酷な運命にさらされることになる…。 エリンの聡明な思考。そして観察し、熟考する性格。 その知識欲で、活路を開いていく姿がとても好ましい。 上橋先生のファンタジーは地理、世界観等練られているので、 国の仕組みや、造語を整理しながら読まないといけないのだが、 じっくり読むのがとても楽しい。
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