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幽霊人命救助隊 の商品レビュー

3.9

369件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    130

  3. 3つ

    83

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    6

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2024/11/03

職場の方からお借りした本(^ ^) 自殺して幽霊となった4人が自殺しそうな人を救うお話し。中にはジーンと涙腺がゆるんじゃいそうになったところも!(;_;) とにかく分厚くて読むのにかなり時間がかかってしまった!!タイムラインに顔出したのお久しぶり感半端ないです( ³_³ ) ...

職場の方からお借りした本(^ ^) 自殺して幽霊となった4人が自殺しそうな人を救うお話し。中にはジーンと涙腺がゆるんじゃいそうになったところも!(;_;) とにかく分厚くて読むのにかなり時間がかかってしまった!!タイムラインに顔出したのお久しぶり感半端ないです( ³_³ ) 途中挫折しそうになったけど諦めずに(笑?)読了できてよかった〜。

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2024/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何らかの方法で自殺した人間が幽霊として自殺志願者を救済するという内容。エリート学生からヤクザまで幅広い社会的立場の人間が同じチームとして働くというもので発見識別救助というワンパターンな構成なのにも関わらず退屈することがなかった。

Posted byブクログ

2024/10/15

想像以上に文章が重く、考えることが多い小説だった。 作者が高野和明といつことで多少覚悟して読んだが途中涙ぐんでしまうシーンが多々あり最後は色々な思いを感じることができた。 人生の中で読んでみてもいい本として人に紹介できる。

Posted byブクログ

2024/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 ただ、死にたいと思った人が精神科の治療での薬で快復するのかな。 自死した人って心療内科に通院中の人はいないのかな。 助けた100人はみんな救われたのかな。 たしかに4人はいいことしたと思うけど 自分を殺すという殺人者なのに 来世も人間として生まれるなんて嫌だな。 自死した人は天国には行けない。地獄に行くかはわからないけど、天国に行った人とは会えない。 そうじゃないと 辛いことがあっても頑張ってる人が報われないや。

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2024/11/08
  • ネタバレ

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浮かばれない4人の霊に、49日以内に自殺しようとする100人を救えとの神の命令が下る。笑いあり涙あり、怒涛の救助大作戦

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2024/08/18

非現実的な設定だが、何度も人を助けていくごとに現実のような錯覚が生まれた。特に最終章は当たり前のように非現実的なことが行われているが、全く違和感なく読み終えた後は不思議な感覚さえした。 約20年前の小説だが、今の現代社会の問題や環境と何ら変わりない問題であり、そのことは一個人とし...

非現実的な設定だが、何度も人を助けていくごとに現実のような錯覚が生まれた。特に最終章は当たり前のように非現実的なことが行われているが、全く違和感なく読み終えた後は不思議な感覚さえした。 約20年前の小説だが、今の現代社会の問題や環境と何ら変わりない問題であり、そのことは一個人として悲しくもなった。 だからこそ、今を生きる。命がある私達、皆さんにも読んでほしい作品でした。

Posted byブクログ

2024/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公祐一 東大受験がうまくいかず追い込まれ自殺した少年 八木 元ヤクザの組長 市川 クレーバーな少し弱気な真面目な人 美晴 人を信じれないタイプの斜めの考え方する美人 主人公と3人の仲間たちが神様から自殺しようとする人たちを100人助ければ天国に行かせてやるといわれ現代社会に戻され、奮闘する話。 自殺に至った動機が自分と重なり、救助しつつ自分たち自身も救われていく話。 鬱、金、健康、過度のプレッシャー 色々あるけど、近くで親身になってくれる人がいかに重要かとわかった。

Posted byブクログ

2024/05/31

僕は自ら命を捨てたんじゃない、追い込まれたんだ。そうだ、僕のせいじゃない。 高野和明さん著の『幽霊人命救助隊』の概要と感想になります。 概要です。 若くして命を絶った裕一は、この世とあの世の狭間に位置する山頂で3人の幽霊と少し変な神様と出会う。自分を含めた4人に少し変な神様は...

僕は自ら命を捨てたんじゃない、追い込まれたんだ。そうだ、僕のせいじゃない。 高野和明さん著の『幽霊人命救助隊』の概要と感想になります。 概要です。 若くして命を絶った裕一は、この世とあの世の狭間に位置する山頂で3人の幽霊と少し変な神様と出会う。自分を含めた4人に少し変な神様は「100人の命を救って来い」と無理難題を押し付けて4人を地上へ向かわせる。期日までに4人は、どうやって100人もの人々を救うのか? 感想です。 『13階段』『ジェノサイド』『踏切の幽霊』を読まれた方にとって、本作は高野和明さんが書いたの?と驚くほど、コミカルな作風に意外性を感じると思います。しかし読了後は高野和明さんらしいメッセージ性の強さに納得がいきます。なんだかんだ感想を書きましたが、まとめるとドラマ化しても良いほどの面白い作品でした♪

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2024/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幽霊人命救助隊 13階段が異様におもしろかった高野氏の新作。自殺した4人の人間がポップな神様から100人の自殺者を49日間で救助しろと言われ、最初はぎこちなく、最後は抜群のチームワークでノルマを達成する。 自殺と言っても方法、いきさつは様々だが、いく通りかのパターンに分けてその背景から、救助に至るまでの様子が語られる。 非常に暗い話をエンターテイメントに昇華する技量はさすが。 また、自分たちの自殺によく似たシチュエーションで考え込んでしまう主人公達の表現も適切で納得感があった。 最後のエピローグはうますぎ。内容は読んでからのお楽しみ。 推薦の一冊です。 竹蔵

Posted byブクログ

2024/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カウンセリングの効果について書かれている本。 「幽霊人命救助隊」という題名、養老孟司さんが巻末の解説でツッコミをいれている。確かにこの奇妙な題名を見て、よし読もう!という気持ちにはならない。しかし、読み始めると止まらない作品。 この本の4人の主人公たちは、それぞれに思い悩んで自死を選んでしまった結果、死後の世界でめぐり会った。そこに突如「神」が現れて、天国へ行く条件として「幽霊として現世に戻り、自死を選ぼうとしている人たちを救出せよ」という任務を与えられ、奮闘する物語。 幽霊となった彼らは、特殊な能力を持っており、幽体が人間と重なると、その人間の意識が流れ込んできて、考えや気持ちがわかる。加えて、救助に使う道具にメガホンがあり、メガホンをとって叫ぶと、思い詰めた人の心に少しだけ届く。 このファンタジーな設定が、自死という重いテーマでありながら、独特な世界観にハマってしまう。 彼らに与えられた能力「重なった相手の意識が流れ込んでくる能力」は共感力と言える。また、道具の「メガホン」は、相手を思いやる言葉。 これは、「相手の悩みを自分の事のように受け入れて、相手を思い、言葉をかける」。救助隊はカウンセリングをおこなっている。 救助しなければならないクライエントは100人。この中にはつい感情移入してしまうキャラがいる。 福原君や内村さんに感情移入すると、私まで怒りの感情が湧き上がる。しかし、少し落ち着くとフィクションであることを認識し、怒りの感情は消えてしまう。これは私の感情の動きだが、本の中でも語られている。 幽体が人間と重なり合ったときの主観と客観の違いを「人の悩みというものは本人にしかわからない」と気付かせる描写や、悩む人を傍から見て「死のうとする人たちの問題は心の中だけにある」という発言。 私はこれを、「共感」があった時、自分のつらさを共有するコトだけではなく、客観的な視点をもらえることによって、自分の主観と客観の認知のゆがみを正すことにより、成長できるのだと考える。 主人公の祐一は、自分を自死まで追い詰めた父親と相対することになる。物語では父親の気持ちを受け入れ、恨んでいた気持ちを手放して、父の幸せを願う気持ちに昇華させた。 難しい問題を祐一は成し遂げ、神と約束した天国へ行く条件をクリアする。エピローグで一人の女の子と3人の男の子が同じ病院で同じ日に生まれる。すやすやと寝ている赤ちゃん、戦いに出る前の、束の間の安息の中にいた。という言葉で締めくくられて物語は終わる。 あれ?神様は天国に行かせてあげる約束では? 読むと元気が出る本。

Posted byブクログ