1,800円以上の注文で送料無料

幽霊人命救助隊 の商品レビュー

3.9

369件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    130

  3. 3つ

    83

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    6

レビューを投稿

2023/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何名かの感想にもあるように 確かに幽霊が人の命を守る話が繰り返されてるだけと 言ってはそれだけの繰り返しの物語。 しかし、100つのケースがあるからこそ、 自分自身と近い状況があった時に、思い知らされるのではないだろうか。 今のわたしには未来なんかわかんない。 なんなら明日さえどうなってるかわかんない。 今日の夜いつも通り暖かい部屋でふかふかのベットで 寝れているかなんてわかんない。 いつも通りの毎日だろうなんて思うのは、 今の私が怠惰で想像力が乏しいだけ

Posted byブクログ

2022/01/20

自殺した4人が神により天国に行く条件として自殺者100人を救うミッションを受ける。 ゴースト(映画)のような設定でひたすら自殺者を救う。幽霊は生きている人に干渉できない。ただ応援することで生きている人の意識を変えることができるだけ。この設定は安易では。また自殺しようとする人を見つ...

自殺した4人が神により天国に行く条件として自殺者100人を救うミッションを受ける。 ゴースト(映画)のような設定でひたすら自殺者を救う。幽霊は生きている人に干渉できない。ただ応援することで生きている人の意識を変えることができるだけ。この設定は安易では。また自殺しようとする人を見つけ、その心を覗き、応援して助けるの繰り返し。

Posted byブクログ

2021/08/20

高野和明さんの小説は、『13階段』『ジェノサイド』と読んでいましたが、本書は知りませんでした。少し前に読んだ『10代のための読書地図』で紹介されていたので手にした次第です。「特別な才能はないけど」の章で紹介されていました。この章は、丸善御茶ノ水店の書店員である小沢史郎さんが記した...

高野和明さんの小説は、『13階段』『ジェノサイド』と読んでいましたが、本書は知りませんでした。少し前に読んだ『10代のための読書地図』で紹介されていたので手にした次第です。「特別な才能はないけど」の章で紹介されていました。この章は、丸善御茶ノ水店の書店員である小沢史郎さんが記したものです。本書の紹介部分の一部を抜粋します。 〜〜ここから〜〜 そう、人生は一度負けたら終わりのトーナメントではなく、勝ったり負けたりを何度も繰り返すリーグ戦なのだ。<未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである>は、日本文学史に残る名言だと思う。 〜〜ここまで〜〜 この文章を読み、書店で本書を購入しました。小沢さんのおかげで本書に出会えたことに感謝申し上げます。と、ここで書いたところで、小沢さんには届かないでしょうが、本書に出会えてよかったとの思いは変わりません。 テーマは自殺ですが、しっかりエンターテイメントとなっており、最後は涙腺が崩壊する作品です。また、日本の社会課題についても考えるきっかけも作ってくれたり、知識の幅を広げてくれるきっかけも作ってくれる作品です。 テレビドラマ化しても、きっと面白い作品になりそうな気がしました。

Posted byブクログ

2021/07/23

自殺という重いテーマにできるだけ明るく向き合った小説です。ありのままで生きてるだけでいい、心は柔軟に、第三者の介入が必要…たくさんのメッセージがつまっています。

Posted byブクログ

2021/06/09

自殺して天国に召されず幽界に彷徨う男女に、49日以内に地上の自殺志願者100人を救助できれば天国への切符が与えられる、そんな特命を受けたのは、任侠道の親分(短銃自殺)、事業に失敗した生真面目男(服毒自殺)、適応障害に悩む心寂しき孤独女(飛降り自殺)、東大受験を二度失敗した浪人生(...

自殺して天国に召されず幽界に彷徨う男女に、49日以内に地上の自殺志願者100人を救助できれば天国への切符が与えられる、そんな特命を受けたのは、任侠道の親分(短銃自殺)、事業に失敗した生真面目男(服毒自殺)、適応障害に悩む心寂しき孤独女(飛降り自殺)、東大受験を二度失敗した浪人生(首吊り自殺)の4人で結成された「幽霊人命救助隊」でした。 この世の苦しみに耐えかねて死のうとする人々(サラ金苦、うつ病、介護疲れ、社会への怨み、孤独と絶望・・・)をとおして、日本の現代社会の病巣を抉り出した傑出の作品です。

Posted byブクログ

2021/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルどおり幽霊4人組が自殺志願者100人の命を救うファンタジーなお話。 命あるものの死は100%ではあるけれど、自殺だけはもったいないので、その前に使えそうな制度をバシバシ利用して出来る事やってみましょうよ。 たとえそれが逃げでも恥でも。 そんな強い想いがこめられてます。 途中までコメディだなと思いまがら進めてましたが最終的にはなかなか深い。

Posted byブクログ

2021/04/26

自殺した4人が天国に行くために、自殺志願者100人を救助する話。 自殺しようとする人は一人ひとり事情は異なるが、助けていくうちに命の尊さ自殺の愚かさを身に染みて体感する4人。 いいお話だけど、自殺したいと思うほど生きていることを辛く感じたことないけど、全部助けられちゃうのはリ...

自殺した4人が天国に行くために、自殺志願者100人を救助する話。 自殺しようとする人は一人ひとり事情は異なるが、助けていくうちに命の尊さ自殺の愚かさを身に染みて体感する4人。 いいお話だけど、自殺したいと思うほど生きていることを辛く感じたことないけど、全部助けられちゃうのはリアルじゃないなあ、作り話だよなあと思ってしまう。先も読めるし、なによりもワクワクしない。

Posted byブクログ

2021/03/07

自殺した償いに、100人の命を救うミッション。その過程で4人のそれぞれの事情が投影され、自身が救われていく。100人救ったあと、もっと救えると願い出た想いは聞き届けられなかった。 うつ病の自殺企図が病院に行きさえすればゴール、というのは無理があるなあ。

Posted byブクログ

2021/02/15

天国へ行くために49日までに100人の自殺志願者を救えと神様に言われた4人の幽霊が奮闘する話。 自殺志願者を救う過程でそれぞれの死にいたる話も明かされてきて泣いて笑った作品です。

Posted byブクログ

2021/02/15

自殺した幽霊4人が、「自殺しようとする人を救って天国へ!」ってミッションを神様から依頼される! 期間は、四十九日(笑)、人数は、100人(ここは、108人にして欲しかった!) 最近、魂とかは、存在しないとかいう感じの本読んでたんで、神様とか天国とか出て来るとホッとする。ほんまにあ...

自殺した幽霊4人が、「自殺しようとする人を救って天国へ!」ってミッションを神様から依頼される! 期間は、四十九日(笑)、人数は、100人(ここは、108人にして欲しかった!) 最近、魂とかは、存在しないとかいう感じの本読んでたんで、神様とか天国とか出て来るとホッとする。ほんまにあるかは別にして。 過重労働、リストラ、イジメ、借金、離婚etc…の色んな理由で自殺しようとする。それを救助隊4人が阻止!レスキュー隊のカッコして、メガホンで!笑 おとぼけな部分はあるけど、テーマが自殺をメインにしてるだけあって、結構、真面目にとらえてる。 こういう重いテーマは、少しくだけた感じのストーリーにする方が良いのかもしれん。真面目に生きてる人の方が苦しい世の中…なんだかなぁ〜… 養老孟司さんの解説もなかなか。 文中から、金融機関とか大企業さんへ 「老人と子供を人質にとれば撃ち殺されるのに、日本経済を人質にとるのは許されるのか?」

Posted byブクログ