ワーキング・ホリデー の商品レビュー
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ホスト、大和のもとに突然あらわれた自分の子供。うろたえながらも共に過ごし、親子の絆を深める物語。と、ちょっと設定は突拍子はないけど、明るくて楽しかった。 寂しい人を元気づけたり、いけないことをした子供を叱ったり、大和はパワフルに動く。 現実には、大和の言葉を素直に受け止めて立ち直れるほど世の中は今明るくないだろうけど、関わる人たちは皆少しずつ成長してゆく。その前向きな展開が良かった。 世の中がこんなふうに、明るい雰囲気に包まれたらいいのにな、と思う。 それでも現実離れした作品だ、といえないのは、要所要所に主夫ばりの進くんの家事の才能が光っているからなのかも。 料理や掃除もきちんとしなきゃ、と自分を振り返ってしまう作品でもある。 どうやら続編もあるようなので、是非読んでみたい。
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疲れていたのでなんか軽いものを読みたくて そういう気分の時用に借りていた本を読む こんなに心のキレイな人ばかりだと 世の中はどうなるんだろうなー 「んなわけあるかw」と笑いはするけど 優しい気持ちになることは確か 何かしら強烈なものを刻まれることはないけど イイ気分でさらっと読...
疲れていたのでなんか軽いものを読みたくて そういう気分の時用に借りていた本を読む こんなに心のキレイな人ばかりだと 世の中はどうなるんだろうなー 「んなわけあるかw」と笑いはするけど 優しい気持ちになることは確か 何かしら強烈なものを刻まれることはないけど イイ気分でさらっと読みたい何かを探している人には薦められる 文学賞とかの評価はもらえなくても こういう本の需要は永続的にあると思う そういう点で高評価している作家なので 違うのでたらまた読む 星は3つ
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ホストのもとに突然あんたの子だという少年が現れ、思い当たるフシがあるため少年が夏休みの間一緒に過ごすことになり、いろいろあって仲良くなるんだけども、、、という家族愛の物語。 突然息子が現れて一緒に暮らすというありがちなネタゆえの安定感で読後もすっきりでした。
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ヤンキー上がりのホスト、ヤマトの前に突然現れる小学生、進。 彼はヤマトに向かって開口一番「初めまして、お父さん」と・・。 (俺がお父さん?!) 驚くヤマトに、進はその証拠を突きつける。 しばらく一緒に暮らしてみたいと言う進と、話の流れで一緒に生活する羽目になったヤマト。 不規則かつ無頓着な父と、しっかり者の息子。 奇妙な共同生活が始まった・・・。 これ、面白い! 何度も声を出して笑いました。 ヤマトの心の声が、もう・・クスクス。 進の所帯じみた言動に、またクスクス。 ホストの癖が抜けきれないで、ついついやっちゃう、あんなこと、こんなこと・・その姿を想像して、爆笑! でも、登場する人々がそれぞれに温かい。 それぞれの立場で、それぞれの思いやりで。 ヤマトも、賢くは無いんでしょうが、筋が一本通ってる感じがへまをしても憎めないなと思っちゃう。 だから、周りもついつい構ってあげたくなるのかな。 だとしたら、「ホストの王道」を行く雪夜(ゆきや)よりも、人たらし?!笑 最後まで、気持ちよく読める一冊。 徐々にお互いが掛け替えの無い存在であることを感じていくヤマトと進の様子が、とても素敵です。 そして読み終わったら、手作りの美味しい料理が食べたくなる・・ 坂木マジックでしょうか・・?笑 食事って、大切なんだなと感じたり・・ 特に私は、豚のしょうが焼きを食べたくなりましたよ・・ これ、是非ドラマ化してほしいと思いました。
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元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!? ホストクラブに突如現れた、自分のことを「おとうさん」と呼ぶ少年。血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。 。・゜*・。・゜*・。・゜*・。・゜*・ H24.5.23 読了 登場人物が...
元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!? ホストクラブに突如現れた、自分のことを「おとうさん」と呼ぶ少年。血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。 。・゜*・。・゜*・。・゜*・。・゜*・ H24.5.23 読了 登場人物がみんないい人。 大和の進への叱り方はお手本にしたい。 危ない遊びをして、危ないのは子どもだけではないということ。事故を避けようとしたドライバーから、2重3重の事故に繋がる可能性もあること。想像力。 名台詞は多かった。 「もったいないと思うのは悪くない。けど、金を払った以上は潔く楽しむことも覚えろよ。 うまいものや楽しいことに金を払うと決めたら、それを楽しむことに一生懸命になるってことだ。」 あとは、「仕事と私どっちが大切なの!?」という女性への対応の仕方が、なるほど〜と笑って納得してしまった。 最後に冷静な進がこどもであることを思い出したかのような泣きじゃくり方には、胸を打たれた。
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やっぱりこういうラノベ風の甘くて軽いものはだめだ。 完全に現実離れしたファンタジーならともかく ただただ現実味のない話は読んでもつまらん。
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二流ホストをしている沖田大和のもとに、 いきなり小学5年生の少年、進がやってきて自分は息子だという。 母親の名前をきけば、昔付き合っていた几帳面な女だった。 家出してきたという進は大和と一緒に住むことになる。 進は母親の性格をひきつぎ、学校でのあだ名は「おかあさん」。 小姑のような性格だが、料理も掃除もきちんとできる。 大雑把な大和を助けながら生活する。 大和は仕事中に客に手をあげたことからクビになっている。 やり手でオカマの店主、ジャスミンが経営するもう一つのお店、 ハチさん便という宅配便業者に就職することになった。 ハチさん便でリアカーの担当をし、ステッカーを貼りつけて のぼりをだし、中型の荷物を自力で運ぶ。 自分の格好悪い姿を見て人にあたったり、 進と、進にできた友達にモテる極意を教えたり、 客に何度もよびつけられたり 甘やかそうとして失敗したり 夏休みの大人と子供の日常が書かれている。 別れは辛く、さびしいものだったが また会えると信じて頑張っている。
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ちょっと変わった父と男の子のお話です。 続編が出ているようなので是非読みたいと思います。 二人を取り巻くキャラクターも良いですね!
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ホストから宅配便のドライバーになった元ヤンキーの父と、お母さんっぽい少年の、ひと夏の話。 大和の不器用だけど真っ直ぐで何だかんだでしっかり父親してるところとか、進のしっかりしてるけどやっぱり子供なところとかがとても可愛くて一気読み。 読後ほっこりする。 続編も読みたいな。
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