ワーキング・ホリデー の商品レビュー

坂木司【著】

2010/04/22

＜内容＞元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!?血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。

2010/04/01

何でかこの作者の本読んでしまうんだよなぁ。
でも今回も読者が食いつきやすいキャラ設定。
わかっていつつも、ついつい引き込まれてます。

2010/03/05

シリーズになるのかな？
これは。

ヤンキー上がりのホストが思いがけない息子の登場で人生や考え方が変わってく

という、定番といえば定番なお話だけど、宅配便業界についての描写も面白かったし、登場人物それぞれのキャラもよくて、とても読みやすかったなぁ。

TOKIOによく似た感じを受けたけど、より明るく、楽しく読めたかな。

次回作に期待！

2010/02/08

良くも悪くも坂木氏らしい作品でした。
トラブルからホストを辞めて宅配便で働くこととなった元・ヤンキー大和は突然現れた息子・進と一緒に暮らすことになり…と言うような物語で設定は楽しそうな感じなんですが、物語自体はいい人ばかりが出てくるいいお話でした。
いい人ばかりが出てくるいいお話が悪いとはいいませんが（爽やかでほっこり気分にはさせてくれます）、もうちょっと踏み込んだ話や波乱のある展開や出来事があればもっと面白かったのではと思いました。
要はさらっとし過ぎてもの足りない気分。
苦味のようなものもあると言えばあるのですが、その苦味も振り返ってみれば薄い。
また、元ヤンキーと言うには大和のヤンキーっぷりはいつのヤンキーだよと言う振る舞いで…この元ヤンネタで一波乱あったらばとも思いました。
ミステリーネタで来てたらまた面白かったかもなぁとも思いましたが、今回のテーマは親子愛と言うところだったのでしょうか。

2010/02/07

大和と進の会話が面白くて、大和とお客さんのやり取りに心が温まって、そしてラストにはじんわりと涙でした。大和も進も雪夜もナナちゃんもジャスミンも、登場人物全員、良い人ばかり。そんなみんなの台詞が、とても優しくて心地良いです。

そして毎回、毎回楽しみにしているのが登場するお料理なんですが、今回はハチさん便に届けられる進のお弁当が美味しそうでした。

2010/01/14

よくリサーチせずに買ったら、ミステリじゃありませんでした。あれ？とちょっと肩透かし気分になったのは私が悪い（苦笑）。でも充分に面白くって満足！
やっぱり坂木さんの作品は、いい人ばっかりでいい話。時々「そんなはずあるかっ！」と突っ込みたくなってしまうのだけれど、今回はそういうことはあまりなかったなあ。たしかに登場人物みんな「いい人」ばっかりなのだけれど、それぞれに抱えてるものがあったりもするからなのかなあ、と思ってみたり。雪夜とナナのコンビがお気に入りです。
とにかくこれはお薦め。元気になれる気のする作品です。

2010/01/13

文庫版で。ほのぼの系成長物語、かな。登場人物は濃い人が多いけど、まっすぐで見ていて安心というか、気持ちいい。

ちょっと情けないおじさん（本書の主人公はまだまだ若者だけど）プラス生意気な子供の組み合わせ、好きかも。

2010/01/12

元ホストの主人公が、小学生の息子と共に過ごした夏のお話です。

親子が段々と親子らしくなっていく、なんとも温かみのあるお話で、毎回、思いますが坂木司さんの小説は、心温まるものが多くて、安心できます。

当然、この作品も傑作です。

2009/11/26

この人は本当にやさしい話をかくなぁ。
ものすごく読みやすいのに、しっかりとした人間描写だし。

そんなにすぐ受け入れられるもんなのか!?とは思わなくもないけど、なぜかすんなり受け入れられる設定。主人公の性格のせいか?

取り返しのつく事に対しては怒らない。この精紳もいいなぁ。一番大事なところでガツンと怒れるのって大事な事だと思うわけで…。今そういうことが普通にできる人って少ないと思うから憧れます。

2009/11/14

坂木さんのお話といえば、ありえないくらいいい人な登場人物たち、おいしそうな食事風景、ハートフルな心温まるストーリー。この話も例外なくそう。
主人公父子を含めまわりにも優しい人ばかりで、その関係も微笑ましくて、お話はじんわり心にしみ込んで、ちょっと涙ぐんじゃった。
ひきこもり探偵シリーズからゲスト出演ありも嬉しい特典でした。