ワーキング・ホリデー の商品レビュー

坂木司【著】

2011/04/27

ホストクラブに突然現れた少年
「はじめまして、おとうさん」

元ヤンキーで今はホストの主人公の元へ
11歳の少年が息子の名乗りをあげる。
夏休みだけという約束で始まったふたりのドタバタ同居生活

突然子供が名乗り出るってのは、王道パターンではあるけれど
これは面白かった。
登場人物がみんなイイヒトで、明るくて（笑）
こんな人ばっかじゃないよなーーと思いつつも
心がほっこりする感じ
「ホテルジューシー」と共通の匂いがする小説

2011/03/09

坂木氏の小説は引きこもり探偵シリーズしか読んだことがなかったので、新鮮だったなー。

とても読みやすい。

且つ言葉の使い方がけっこう好き。

ニヤニヤしてしまう。

内容的には…って感じだけど、娯楽として読むならアリ。

2011/03/06

今時〇〇カーの宅配便…しかも元ホスト？　突然現れた所帯じみた息子とのやり取りがイイ感じで　根がスレていない男って実に面白いトゲトゲ感や嫌みの全くない本。

2011/03/01

今までとは違って感じられるのは、ミステリーじゃないから？
読んだのちょっと前だから忘れてしまった‥(´｀)

2011/02/27

良い小説でしたよ

テンポが良くて

人が優しくて

読みやすくて

暖かくて

量もちょうどよくて

最後は感動

うるっときました

ちょっとだけ

ちょっただけな

お前らになんか

いいたくねーんだけどよ

へへっ

サンキューな（真壁風）

もしかしたら2回目

2011/02/15

進君のキャラクターが加藤清史郎君となんかだぶりました。
最近の小学生ってあんな感じなんですかね？（笑
大和君と雪夜君のコントラストが夏と冬・火と水といった感じで
この人はこういうタイプを友人関係にするのが好きですね。
（私も好きですが）

2011/02/06

ホストクラブで働く自分の目の前に突然現れた小学生。
しかも、その小学生は自分のことを「お父さん」だなんて言う。

元ヤンキーのホスト崩れ、昔の彼女が生んだ自分の子供と夏休みの間だけの親子生活。
いかにもな設定と、ちょっとだけ感動できるスパイス。
分かりやすすぎる連作短編小説だけど、読み心地は決して悪くない。
何というか、どれもやり過ぎていない、くどくない、ということだと思うんやけど。

それから見返しのページが段ボールのような紙質で作られているのが好印象。デジタルブックではこういうのできないですからね。質感というのは意外と大事だと思うわけです。

2011/01/22

元ヤンホストの前に突然息子だと名乗り現れた主夫属性少年、
凸凹な父と息子のひと夏同居物語。
ホテルジューシーやシンデレラティースが結構好みだったから、この本も手にとってはみたけど、
・・・ちょっと期待しずぎちゃったかな。
登場人物はそれぞれキャラ立ちしてたけど、
主人公ヤマトがねぇ・・・なんていうか、
ヤンキー上がりの正義感と格好つけた感じががちょっぴり恥ずかしい。（苦笑）
あと、話が簡単に進みすぎてるような気がしました。
ある日自分の息子だなんて言って少年が現れて、あんなあっさり受け入れられたり、
父性が芽生えたりするのかなぁ？
人間くさい感情の起伏やブレみたいなのが、もっと現実感をともなってたら、賛同できたりしたのかもしれない。
私の中では、所詮紙上の物語から抜けることができなくて残念。

2011/01/06

ミステリーだと思って借りましたが、あまりミステリー色は強くありませんでした。
いきなりやってきた息子とそのお父さんが、一緒に暮らす中で絆を深めていく様子がとても微笑ましかったです。

2010/12/14

☆

爽やか～～♪な読後感で満足の一冊でした。
ホストをしていた男性のところにいきなり「僕は君の息子です」という少年がやってきて、夏休みの間一緒に暮らす。しかも分け合ってホストから宅配業者に転職。トラックではなくリヤカーで近所を回れと言われて…
という話でした。

宅配業者に勤めている男性の名前が「ヤマト」っていうのは結構気に入りました。
どう考えてもクロネコさんを連想しますわなぁ。

坂木さんの作品を今年は何冊か読みましたが、どの作品も登場人物が仕事を自分のものとして消化し、一生懸命に向き合っているところが好きです。
最初は仕方がないなぁって感じで始める仕事でも、こなしていくうちに奥の深さに気がついて自分なりに楽しんでいくという方向性がとても好き。
今回のヤマト君も最初はリヤカーかよ？！って不満だらけだったけれど、段々と自分の仕事に誇りをもって使命感を感じていく様子は爽快でした。

急に現れた息子との対話も面白くてサクサク読みました。
小学生のくせに家事ができてお父さんの体の気遣いまでできてしまう少年のキャラがいいね。
また続きがでるようなので楽しみにしています☆