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メタボラ の商品レビュー

3.8

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2011/08/09

こういうのって、スッキリしないの多いよね。。。光昭はストレートすぎるし、主人公の謎は解けたけど、結果同性愛者だったのかな。

Posted byブクログ

2011/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

朝日新聞の新聞小説だったもの。表紙が原色できれい。 久しぶりの桐野ワールド。沖縄を舞台にクセ者がゾロゾロ。 主人公の、真面目で神経質で癇症なところが好きだった。

Posted byブクログ

2011/06/16

続きが気になってさらっと軽く読んだけど、話自体はすごい重い。読み終わってすっきりするタイプの小説ではないです。でも本当に読みやすかった!話のしめ方は若干の不満が残りました。

Posted byブクログ

2011/01/29

記憶をなくした主人公と施設から逃げてきた昭光が山で出会い、必死に生きる。主人公は徐々に記憶を読み戻すが自分はどうすればいいのかわからない葛藤がよくわかる作品だった。

Posted byブクログ

2011/01/27

ぐったりするくらい読後感が重い。とくにギンジの過去の章はどんどん気分が沈みこんでどうしようもなかった。でも先が気になって分厚かったけどのめりこんで読めた。ギンジとジェイク正反対の過去を持つ人間同士なのになぜか引き合うのが面白かった、どちらもいい子なのにどんどん人生が転落していくの...

ぐったりするくらい読後感が重い。とくにギンジの過去の章はどんどん気分が沈みこんでどうしようもなかった。でも先が気になって分厚かったけどのめりこんで読めた。ギンジとジェイク正反対の過去を持つ人間同士なのになぜか引き合うのが面白かった、どちらもいい子なのにどんどん人生が転落していくのが哀しい。2人の親達はありえないくらい最低だけど実際現実に沢山いそうで怖い。

Posted byブクログ

2010/11/22

594pというページ数を一気に読んでしまったのだから、この作品が持つ力は単純にスゴイんだと思う。 それにしても沖縄に来た内地の人というのは、やっぱりこういう描写になっちゃうのか、なんて登場人物像だったりして。 ところで「メタボラ」って結局はどういう意味なんだろ?

Posted byブクログ

2010/10/24

終盤突然スピード上がったなと思ったらそのまま突き抜けてしまいましたみたいな。先行きが暗い、から始まって、暗闇に終わる。せめて何かが明るくあって欲しかった。元々食わず嫌い的に南の人を好きじゃなかったため、この本のお陰で耐性ができて良かったんでないかと。

Posted byブクログ

2010/09/23

内容(「MARC」データベースより) なぜ「僕」の記憶は失われたのか? 世界から搾取され、漂流するしかない若者は、日々の記憶を塗りかえる。破壊されつくした僕たちは「自分殺し」の旅に出る。孤独な魂の冒険を描く、まったく新しいロードフィクション。

Posted byブクログ

2010/09/21

赤ん坊の脳は未発達だから、自己が形成されていく過程は言語化できないが、一度記憶がリセットされた記憶喪失者なら、自己形成の過程は言語化できる。そうした意味で、主人公の〈僕〉が、名前を獲得し、最初の持ち物を手に入れ、自我を獲得し、自己形成していく過程が手に取るようにわかり、大変面白か...

赤ん坊の脳は未発達だから、自己が形成されていく過程は言語化できないが、一度記憶がリセットされた記憶喪失者なら、自己形成の過程は言語化できる。そうした意味で、主人公の〈僕〉が、名前を獲得し、最初の持ち物を手に入れ、自我を獲得し、自己形成していく過程が手に取るようにわかり、大変面白かった。 桐野氏の圧倒的なリアリズムの文体には感銘を受けた。徹底的に細部にまでわたり、丁寧に日常生活を切り取っていく。その緻密さには滑稽さまでも感じられる。そして、現代の社会問題、父親のドメスティックバイオレンス、母親の育児放棄、ワーキングプア、派遣労働問題、沖縄の基地問題、そして集団自殺問題とモザイク画のように様々な問題を織り交ぜ、物語のうねりは意外な終末へと集約していく。ただ、タイトルの「メタボラ」とはなんなのか?最後までわからなかった。もう一度読み返している。

Posted byブクログ

2010/07/24

読み応えもあるし沖縄の問題や雇用制度にも切り込んでいるし、、悪くはないのだけど、登場人物は昇華されないまま切り捨てられていくし、希望が全くない結末。★2と3で迷いました。

Posted byブクログ