ショートソング の商品レビュー
たくさんの短歌で彩られる様々な人の人生。 その短歌がおもしろい。 容姿端麗なのにセンスもコミュニケーション能力も自信も欠けるカツオ。 そこそこの容姿だけど人を惹きつける魅力あふれる伊賀。 伊賀がカツオに惹かれる気持ちはよく分かった。 カツオの描き方がとても魅力的で、彼の短歌もとて...
たくさんの短歌で彩られる様々な人の人生。 その短歌がおもしろい。 容姿端麗なのにセンスもコミュニケーション能力も自信も欠けるカツオ。 そこそこの容姿だけど人を惹きつける魅力あふれる伊賀。 伊賀がカツオに惹かれる気持ちはよく分かった。 カツオの描き方がとても魅力的で、彼の短歌もとてもいい。 作家の枡野さんは自分は伊賀とは違うとおっしゃってたけど、何となくこんな風に魅力ある方なんだろうなと想像できた。 この作品読んで、前に読んだせきしろさんと西加奈子さんの短歌の本『ダイオウイカは知らないでしょう』を思い出した。
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31文字で綴られる短歌。あまりにも自由で独創的な世界。そこに気づかせてくれたこの作品に大拍手。チェリーボーイは啄木と戯れ、プレイボーイは火星人と共に喫茶ボアにて涙する。まだまだ素敵だった、あの頃の吉祥寺の香りが何とも心地よい。
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著者は歌人で、「ショートソング」とは短歌。主人公はチェリーボーイとプレイボーイ。前者の両親は日本人とカナダ人で、どハーフ顔のイケメンであるにもかかわらず、英語はまったくしゃべれません。シャイな彼はカノジョなく、2つ上の憧れの先輩から声をかけられていそいそ出かけたところ、それは先輩...
著者は歌人で、「ショートソング」とは短歌。主人公はチェリーボーイとプレイボーイ。前者の両親は日本人とカナダ人で、どハーフ顔のイケメンであるにもかかわらず、英語はまったくしゃべれません。シャイな彼はカノジョなく、2つ上の憧れの先輩から声をかけられていそいそ出かけたところ、それは先輩の所属する歌会。後者はその歌会のメンバーである歌人でモテ男。そんなふたりがかわりばんこに語る構成。下ネタ満載ながらやらしさなし、青春を感じながら面白く読みました。いっぱい登場する短歌も笑えます。「馬鹿中の馬鹿に向かって馬鹿馬鹿と怒った俺は馬鹿以下の馬鹿」。
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知り合いに言われて初めて手に取った短歌がメインで進むお話 感想は素晴らしいの一言でふとした時にまた手に取りたい 短歌から想像できれば面白いできないならば駄作に変わる あくまでも短歌がメインのストーリー知って読まねば期待外れに 本書にて掲載された首の中で私の好みをいくつか示そう ・...
知り合いに言われて初めて手に取った短歌がメインで進むお話 感想は素晴らしいの一言でふとした時にまた手に取りたい 短歌から想像できれば面白いできないならば駄作に変わる あくまでも短歌がメインのストーリー知って読まねば期待外れに 本書にて掲載された首の中で私の好みをいくつか示そう ・焼きたてのパンを5月の日だまりの中で食べてるようなほほえみ ・かわききるくちのなかまでしみとおるゆうきさえないのがプレゼント ・さっきからずっと出ている虹だからまだ見てるのは私だけかも ・遠くまで行く必要はなくなった 遠くに行ける そんな気がした ・靴音で笑いあえたらなって 蹴る くつくつくつ石畳みどきどき 凄くない?どんな感性していたらこんなセンスを剥き出せるのか 本を閉じ想いに耽った午前2時久方ぶりの幸せな味
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ストーリーは正直そこまで引き込まれるものではなかったけど、引用されている短歌が洗練されていて面白かった。
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私はこういう小説もありかな〜チェリーボーイとプレイボーイ2人の立場から話が進む、面白可笑しい痛快ラブストーリー 少し内容が薄い感は否めなかったけれど、短歌の世界を垣間見ることができておもしろいと感じた。伊賀さん憎めない笑こういう人いるなぁ〜って思ってしまった。そして、吉祥寺のカフ...
私はこういう小説もありかな〜チェリーボーイとプレイボーイ2人の立場から話が進む、面白可笑しい痛快ラブストーリー 少し内容が薄い感は否めなかったけれど、短歌の世界を垣間見ることができておもしろいと感じた。伊賀さん憎めない笑こういう人いるなぁ〜って思ってしまった。そして、吉祥寺のカフェに行きたくなっちゃった! 傷つけた そんなことさえ 気づかない POPな男は まじたち悪い
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ショートソング=短歌 読んでると 吉祥寺の街 目に浮かぶ とりあえず次 あのカフェ行こう 短歌のよしあしは正直わからないけど 青春ぽくておもしろい本だった
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短歌を交えて進んでいく小説。 最近短歌に興味が出てきて読んでみました。 物語の中に出てくる短歌は、この物語のために作られたのではないようですが、 自然に盛り込まれていて楽しめました。 物語の中に短歌が出てくるのって、現代の小説だと珍しい形式な感じがしますが、 源氏物語とか古典...
短歌を交えて進んでいく小説。 最近短歌に興味が出てきて読んでみました。 物語の中に出てくる短歌は、この物語のために作られたのではないようですが、 自然に盛り込まれていて楽しめました。 物語の中に短歌が出てくるのって、現代の小説だと珍しい形式な感じがしますが、 源氏物語とか古典にはそういうスタイルがあるので、その手法を現代小説に持ち込んだって感じなんですかね。 短歌がそれぞれのキャラクターらしくて、いい味を出していると思います。 手法も含めて面白い小説でした!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後の最後まで、ラストがどこに向かっているのか掴めない作品だった。いい意味でラストが予測できない作品は世の中にたくさんあるけれど、この本はそれらとは対極にいると思う。伊賀さんと国友が先輩の新居にお邪魔したあたりから、突然話が萎んでいった印象。3分の2ぐらいまで読み進めたあたり。普通はラストシーンに向けて盛り上がるところではないのか。 はじめてのバイトを初めて、幸せな20歳を迎えた国友。それに対して仕事の指針を失い、性欲の吐き出し口も失った伊賀さん。国友君にはこれから順風満帆な日々が待っているのだろうなと思うけれど、伊賀さんの未来には不安しか感じない。連作の短歌を詠む様子などまるで風前の灯火のようで、あわれみすら感じる。この先大丈夫か、この人。かといって、女性に対しても仕事に対しても短歌に対しても、中途半端に接してきた彼には一切同情の余地はない。 以前読んだラストがしょぼいという批判はまさにその通りで、伊賀さんと舞子を破局させるのがこの物語の目的だったとしても、もっと以前から伏線の張った方がよかったのではないか。空気が不穏になってから穏やかな日々が弾けるまで、流れが早すぎると感じたのは私だけか。 喉に泥水がへばりついている感じ、とでも形容しようか。ここまで違和感のあるラストも珍しい。 あと、やっぱり伊賀さんはホモなんだと思う。
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ハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!?しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克...
ハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!?しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克夫と伊賀、2つの視点で描かれる青春ストーリー。人気歌人による初の長編小説。(BOOKデータベース)
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