ショートソング の商品レビュー
2007年か2008年のナツイチ なんか面白そうだなぁってジャケ買いして 面白かった 短歌っていいかもしれない
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日々の気持ちを短歌で綴る。こんな粋なことはない。 しかも一番気持ちが高ぶる20歳前後の男子。 そんな二人はプレイボーイとチェリーボーイ。 人生を楽しんで見えるプレイボーイよりも チェリーくんの方が楽しい短歌を綴ってくれる。 自分の気持ちを正直にリズムよく語れる 様になりたいと思...
日々の気持ちを短歌で綴る。こんな粋なことはない。 しかも一番気持ちが高ぶる20歳前後の男子。 そんな二人はプレイボーイとチェリーボーイ。 人生を楽しんで見えるプレイボーイよりも チェリーくんの方が楽しい短歌を綴ってくれる。 自分の気持ちを正直にリズムよく語れる 様になりたいと思いましたね。
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軽ーく読めていいですが、個人的にはちょっと・・・。 小説形式ですが、短歌を始める人には入門書になると思いました。 短歌についてはわかりやすいです。
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大学生で内気なチェリーボーイ克夫と、デザイナーにてプレイボーイな伊賀の二つの視点で描かれる青春ストーリー。克夫はあこがれの先輩、舞子につられて、短歌の会合『ばれん』に参加する。舞子の伊賀に対するだしに使われるのだが、これがきっかけとなり、短歌を詠みはじめるようになる。伊賀は克夫の...
大学生で内気なチェリーボーイ克夫と、デザイナーにてプレイボーイな伊賀の二つの視点で描かれる青春ストーリー。克夫はあこがれの先輩、舞子につられて、短歌の会合『ばれん』に参加する。舞子の伊賀に対するだしに使われるのだが、これがきっかけとなり、短歌を詠みはじめるようになる。伊賀は克夫の内なる才能に惚れこみ、興味を示すようになり三人での交流が何かと多くなっていく。二つの視点が軽い文章にて交互に展開されるので読みやすく面白かった。普段触れることのない『短歌』であったが、身近なテーマで書かれていて、共感できるものも。克夫が同じ年代で大学生ということもあり、彼自身にはいって読み進めていけた。作中にカフェにて会うシーンが多々あり理想の大学生活だなぁなんて思ったりも。伊賀の克夫に対する行動、想いがとても愉快で面白かった。作品の終わりはやや不完全燃焼な部分がありそこが残念であった『チョコなんか嫌いだからな』言われても 言われなくてもあげませんけど 大木 凛この句が一番いいなと感じた。
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読みやすく、あっという間に読み終わっちゃいました。 短歌も初めて詠んだけどすごい面白かった。 自分が知らない魅力を知れてよかった一冊でした。 たいていの本は1回読むと、2回目は、読んでても面白くないんですが、これは、2回目も楽しんで読めました☆☆
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短歌が中心となった小説。短歌なんてあまり触れたこと無かったけど、楽しめたし興味が持てた一作。二人別々の視点で描かれているのも面白い。
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歌人・枡野浩一の初の長編小説。 主人公は19歳のハーフの大学生・国友克夫くん。 ルックス、最高。 オシャレ、最低。 ハーフなのに日本語しか話せない。 だから、モテない。 よって、童貞くん。 残念・・・素材はいいのに、ね。 そんな彼が、憧れの舞子先輩に 有無を言わさず引っ張り込...
歌人・枡野浩一の初の長編小説。 主人公は19歳のハーフの大学生・国友克夫くん。 ルックス、最高。 オシャレ、最低。 ハーフなのに日本語しか話せない。 だから、モテない。 よって、童貞くん。 残念・・・素材はいいのに、ね。 そんな彼が、憧れの舞子先輩に 有無を言わさず引っ張り込まれたのは、 短歌結社「ばれん」の歌会の場。 しかし、蓋を開けてみると、 国友クンには、意外な短歌の才能があったのだ。 …というところから始まる物語。 かっこいいのにその素材を生かせず、 自分に自信を持てない男の子・国友くんが、 童貞クンゆえのもやもや感と、 自分が持ってる個性を生かしきれないジレンマから、 短歌(=ショート・ソング)と出会うことで、 少しずつ、自分の居場所を見つけていく物語。 キーパーソンは、 彼の憧れる舞子先輩、 その舞子先輩と恋人関係になる天才歌人・伊賀。 この三人の関係を核に進んでいくこの小説は、 国友サイドと伊賀サイドの二つの視点で描かれている。 立ち位置の違う二人の視点でつながる 一つの物語という展開が、新鮮で楽しい。 ピュアでぐだぐだの国友くんが、 短歌や仲間と出会えたことで ぐだぐだながらも少しずつ成長していく感じが、面白い。 わたくし的には 自我とコンプレックス、自信と焦燥感がないまぜになった 伊賀の存在の複雑性が面白かった。 そして、なによりも素敵なのが、 小説の中にちりばめられる短歌の数々。 数人の歌人が詠んだ歌が、 ストーリーに合わせて登場する。 短歌というものが こんなにも瑞々しくて、リリカルなものだとは思わなかった。 小説の中で、短歌に出会うたびに、 登場人物達の心が、ぐっと近くなるような気がした。 終盤に詠まれたいくつかの短歌は、 胸にぐいぐいと迫ってきて、 最後の歌で、鮮やかに頂点を極めた。 最後の短歌は、気持ちのどこか奥の部分を ぎゅっと掴まれたようで、包まれたようで、 わけもなく「あぁ・・・」と声が出そうな気分になった。 かつて、初めてよんだ森絵都の「つきのふね」の 最後に登場した手紙で感極まった時の気持ちを思いだした。 読み終わった後に、 「あたし、歌人になりたい…」とつぶやいてしまった、 かなりその気になりやすい、とほほな私。
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短歌をテーマにするとは・・・。 三角関係、浮気、確執、嫉妬。 しかしその設定とは裏腹、爽やかさで満ちています。 舞台となる吉祥寺。 作者はきっと大好きなんだと感じました。 主人公二人のそれぞれの主観で物語が綴られていきます。 おかげで二人のキャラはしっかり理解できるし、 そこに関...
短歌をテーマにするとは・・・。 三角関係、浮気、確執、嫉妬。 しかしその設定とは裏腹、爽やかさで満ちています。 舞台となる吉祥寺。 作者はきっと大好きなんだと感じました。 主人公二人のそれぞれの主観で物語が綴られていきます。 おかげで二人のキャラはしっかり理解できるし、 そこに関しては相当なレベルだと感じました。 しかし、脇役の影がすごく薄い。 いらないストーリーや設定、 これ誰だっけ?という場面さえ目立っていました。 映像で見ると分かりやすいんだろうけど、 文章である以上、もう少ししっかり書き込んでもらいたかった。
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ストーリーがどうって訳じゃないけど 間、間に短歌が入っている 歌物語的な感じが気に入ってます。 すてきで胸に残る印象的な短歌がたくさん載っていて それだけでも充分楽しめます。
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表紙買いでしたが、内容も表紙のイラストのようにさっぱりした読後感。面白かったです。短歌と付き合う現代人の色恋人間模様。主観が章ごとに交互に主観が入れ替わって、さくさくと読めます。話の中に入っている短歌がその時々の思いをぴたりと当てていて、いろんな人のを集めてきたとは思えないマッチ...
表紙買いでしたが、内容も表紙のイラストのようにさっぱりした読後感。面白かったです。短歌と付き合う現代人の色恋人間模様。主観が章ごとに交互に主観が入れ替わって、さくさくと読めます。話の中に入っている短歌がその時々の思いをぴたりと当てていて、いろんな人のを集めてきたとは思えないマッチング加減に驚きです。今の人の作る短歌ってすごく素敵だな、と思えました。
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