パンク侍、斬られて候 の商品レビュー
当時の文学界では一定の評価はあったんだろうけど、ま、実際この手の小説はいくつか読んだし、でも、今読むには古くささというか、陳腐な感じを受けるというのが正直なところ。 もちろん、先駆者としての評価はするけれど、一過性のものでしたという感じ。 文学界の枠をちょっと外して、例えば、...
当時の文学界では一定の評価はあったんだろうけど、ま、実際この手の小説はいくつか読んだし、でも、今読むには古くささというか、陳腐な感じを受けるというのが正直なところ。 もちろん、先駆者としての評価はするけれど、一過性のものでしたという感じ。 文学界の枠をちょっと外して、例えば、ケータイ小説とかだったら、また別の印象を受けたと思うんだけど。 ただ、そのときは読んだかどうかは疑問が残るかな。(^^;
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タイトルからしてとても好きです 200326 これは時代小説なんかじゃない。 なんたって、わたしがすらすら読めたのだから。 このタイトルが本当に好き。 ゴロも良いし、『パンク侍』っていうワードが心くすぐられる! 町田康さんの『人生パンク劇場』を読んで、 あっ、これわたしの好きなタイプだ、と思い、 前々から読みたかったこの本を。 実写映画化されてたけど、 これは映画化には本当に向いてない作品だなぁと。 小説としては良いところなんだけど、 映像にしちゃうと冷めちゃうんだろうなぁ… というキャラクターや物語の進み方だった。 小説としては本当にとても良い。 こんなこと言ってるけど、 クドカン脚本だし、どうなってるのか気になるから映画も観る。 まず、登場人物全員頭狂ってるのが最高。 狂ってるのに、ふと自分のしてることを客観視して冷静に考えてる描写にギャップを感じてとても好きだった。 自分の陥ったピンチを切り抜けようと、 突拍子もないこと(変な歌をうたったり、変なセリフを言ってみたりする)をするところも好き。 最後まで、結局パンク侍って誰?って思ってたら、 やはり掛さんだったらしい。 みんなパンクだし侍だからわかんなかった。 腹ふり党という既に滅びている偽宗教を復興させたことで、大変な騒動になる話。 腹ふり党はTRICK臭がして最高だった。 (つまりはガダラの豚臭もする) よくわからない理屈を言ってるのに、 それを信じる馬鹿共がたくさんいる世の中を皮肉ってた。 登場人物がポンポン増えていくし、 名前が複雑なのに、覚えていられた。 大臼さんが好きだなあ〜
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2020年3冊目。 おれは何を読まされていたのか。ずっともやもやしたままだ。読んでいた時も読み終えた後も。時代劇のようで現代社会の風刺でもある。しかも鋭い。まさにパンク侍。その侍も最後には斬られて候。後に残るは朽ちた屍。。 笑えたのに笑えなくなる。スラスラ読んでいたはずが、読み飛...
2020年3冊目。 おれは何を読まされていたのか。ずっともやもやしたままだ。読んでいた時も読み終えた後も。時代劇のようで現代社会の風刺でもある。しかも鋭い。まさにパンク侍。その侍も最後には斬られて候。後に残るは朽ちた屍。。 笑えたのに笑えなくなる。スラスラ読んでいたはずが、読み飛ばせなくなる、一度本を置いてしまう。そんな怖さが潜む。日本のホラー映画みたいに、生きていればいずれ出会う恐怖であり、死ぬまでに静かに必ずやってくる畏怖。 歯に物が挟まったみたいな、そんな人生の糞の詰まりまで味わえる小説。腹を振ってみようか、という気にさせるからまたこわい。
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ずーっと屁理屈。ずーっとうるさい。 なのに、最後だけ妙に静かで怖い。 作家さんのことをよく知らずに、何でもかんでも気軽に手に取るもんじゃないと学びました…。 出直します。
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古本で丁度良かった。町田康さんは、初期の少し世間ズレした人物像の方が面白い。ここまでぶっ飛ぶと読み疲れるかな。
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かなり久し振りの町田康作品。 作品名通り、パンクでファンキーだった。時代概念も飛び越えて親しみやすいんだかやすくないんだか・・・。 結局「?」がものすごい渦巻いてます。
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キャラクターから喋り方からストーリーまで、自由に突っ走り風刺のきいたアクの強さがある。 映画を先に見たのであらすじは知っている状態だったが楽しめた。細かい部分の改変はあれど、原作に忠実な脚本だったことが分かる。 後半、登場人物が呆気なく死んでいき、淡々とナレーションされていくのが物悲しかった。殺し合いってこういうものだよなと思いつつ、突然プツリと途断える命がやけに響いた。 色々あって結局なんだったのか分からないけど、何か頭に残る作品。
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読みやすくて意外であったが、後半部のどうでも良さを考えると二度と読み返すことはないだろう/ 時代物を今風の口調で、とか寒い/
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映画を観て面白かったので原作もと読み始めた。 でっち上げたはずの腹ふり党が本当のムーブメントになり、それをおさめようとする武士たちが奔走する話。 醸し出す雰囲気は映画と同じ。時代劇なのに言葉づかいが現代語のところがあったり、現代の若者やフェスを揶揄するような場面があったり。でも、...
映画を観て面白かったので原作もと読み始めた。 でっち上げたはずの腹ふり党が本当のムーブメントになり、それをおさめようとする武士たちが奔走する話。 醸し出す雰囲気は映画と同じ。時代劇なのに言葉づかいが現代語のところがあったり、現代の若者やフェスを揶揄するような場面があったり。でも、なんか読むのがつらかった。最後がよくわからないのも映画と同じだった。
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序盤はど正論の応酬。後半はそんなど正論をうるせえ!とひっくり返すような超展開。時代小説ってそんな風に書いていいんだ!と度肝を抜かれる作品でした。 他の作品も読んでみたいけど、再読はお腹いっぱいでしばらくいいかな………
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