天と地の守り人(第一部) の商品レビュー

上橋菜穂子【作】,二木真希子【絵】

2009/10/15

2007.08.　バルサ！30代も後半になって、あんたはなんて格好いいんだろう。世界の均衡が目に見えるところで、そして見えないところでおかしくなっていく中で、バルサは自分の足場をキッチリ固めている・・・。タンダとの平和な生活もいいと思うんだけどな。ダメかな。その躍動感あふれる、目の前で繰り広げられているような戦闘シーンは、どきどきしてしまう。怖い。けれど、その戦いをいくつもくぐり抜けて、生き延びてくれと切に祈るよ。チャグムとの再会シーンは、ほんと思わず涙。

2009/10/04

　序章でもある「蒼路の旅人」を読むと物語を理解しやすいです。これまで旅としたり関わってきた人、国、全てが登場してくるので懐かしさと同時に物語が終盤に向かっていることを実感。
　これまでそれぞれの別の道を歩んできたバルサとチャグムだけど、二人の強い絆を改めて感じました。

2009/10/04

数ヶ月前に借りていたけど内容忘れかけだった第1部。2と3を予約してたら丁度一緒に借りられた。
手紙のシーンでは私も一緒に泣いてしまいました……。
蒼路の旅人はこの話の序章にあたる巻で、読んでいないと理解しにくい。
2007.06.21 20:37

2009/10/04

　遂に終着へと向かう物語。
　サンガル国で海に飛び込み、行方不明となったチャグム。そして新ヨゴ皇国は南の大国タルシュ帝国の枝国となるよう求められる。新ヨゴに勝ち目はない。が、帝は天ノ神の奇跡を信じ、滅びの戦いへと導いていく。そしてその戦いのため草兵として駆り出されるタンダ。
　密かにチャグム捜索の願いを受けたバルサは新ヨゴの隣国・ロタ王国へ…
　果たしてチャグムの消息は？この国の未来は…？

2009/10/04

１０年続いてきた守り人シリーズもいよいよ最後です。これまで別々に進んできたお話が一つの大きな流れになって、終章へと向かい始めた･･･そんな感じがしました。
いつも好きな本の最後が近づくと寂しい気持ちになってしまうけれど、今回もやはり寂しさでいっぱいです。

2009/10/04

バルサとチャグムの物語最終三部作。

一気に読んだため、どこまでが１部だったかわからなくなってしまった。３部までの感想を一気に。

全体を通すと新ヨゴ皇国の神話の時代の終わり、という感じ。
これからの歴史を作るのはチャグム。激動の中に身を置いたチャグムと対照的に、タンダ、トロガイとの穏やかな生活を送っている様子のバルサの姿が印象的だった。チャグム父の「本当に悪運の強い子だ」の一言も心に残った。そこに込められたのは、チャグムへの愛情だと信じて疑わない。

完全な悪、という存在がいないことで、他の児童書と違って作品に深みを与えている。
ファンタジーの中で、久々に続きを早く読みたい！と思わせてくれた作品。感謝。

2009/10/04

2007年4月にシリーズ第一巻がアニメ化され、どの巻も予約が増えています。今回は３部作なので、読み応えもありますが、予約が多すぎて、続きがすぐ読めないのは困ったことです。国を思うチャグム、チャグムを思うバルサの二人がどうなっていくのか楽しみですね。図書館予約数は52（07/04/05現在）です。

2009/10/04

再びバルサやダンタが登場してくれて嬉しい！そしてチャグムとまた一緒に活躍してくれるとは！先が楽しみです。

2009/10/07

守人シリーズ最終章-1
ついに、バルサとチャグムが再会。
まさか、チャグムがこんなに立派ば青年に成長するとは。
二人が出会えた場面では、ジーンとしてしまいました。

2009/10/04

このシリーズ久しぶりの新刊！『旅人』は『守り人』の外伝だとばかり思っていたので、ここで二つの流れが重なったのにはびっくりした。読んでいて、すごくわくわくした。やっぱり大好きだ守り人シリーズっ！！