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がらくた の商品レビュー

3.4

119件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    42

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がらくた

自分にとっての宝物が、他人にとっては違ったりする。物でも思い出でも……恋愛でも。柊子と美海、年齢も環境も好きなものも全く異なるふたりの女性が交互に語る物語。少し息苦しくって、痛くて、甘い。

yama

2022/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん…。登場人物にあまり共感できず。そして原さんに魅力を感じなかった。ただただ気持ち悪く感じてしまった。あまり得るものがなかったな。

Posted byブクログ

2022/02/13

変化しないものは一見魅惑的に見えるけれど、所詮、がらくた。私たちはその時、その瞬間に存在するものだけしか、感情として感じることができない。 非日常と文章の美しさを味わいながら、ゆっくり読むのがいい。

Posted byブクログ

2020/05/09

図書館で借りて読みました。栞が最後あと少しのところに挟まっていて、なぜだろうと思いましたが、最後の展開を読みたくなかったのだと納得。柊子に感情移入できる反面、美海にはできなかったため、最後の展開は少し苦痛。柊子の話をもっと聞いていたい。官能的でした。

Posted byブクログ

2020/05/01

海外旅行先で出会った、45歳柊子、15歳美海。 柊子、愛人がたくさんいる夫をとても愛している。旅行には母親と来ている。 美海、同級生と群れない、変わり者。離婚している。旅行は父親と来ている。 柊子と美海父はありだけど、最後の美海と◯◯はなし、OUTでした。

Posted byブクログ

2018/10/10

読むタイミングを間違えた。 ゆっくり週末に楽しむ本だった。 平日に途中ながら無念の図書館返却。 星空を見せてあげたくて自分が下になるのが、本ならではの描写だった。 映画は人物の内面を説明しないから、久々の読書は、内に籠るような感覚だった。

Posted byブクログ

2018/07/02

旅先のプーケットで翻訳家の柊子と彼女の母桐子親子は15歳の少女美海と彼女の父英彦親子と出会う。柊子は夫を心から愛しているけれど、あくまで通過するものとして他の男と寝ることもある。父からはミミと呼ばれている美海はアメリカからの帰国子女で映画の字幕をつける人になりたいと思っている。ミ...

旅先のプーケットで翻訳家の柊子と彼女の母桐子親子は15歳の少女美海と彼女の父英彦親子と出会う。柊子は夫を心から愛しているけれど、あくまで通過するものとして他の男と寝ることもある。父からはミミと呼ばれている美海はアメリカからの帰国子女で映画の字幕をつける人になりたいと思っている。ミミは旅から帰ったあとも桐子、柊子親子を訪ねて交流するようになり…。 大人の柊子視点の恋愛観にはピンとくるものがあまりなくて、私とは別世界の人の話に思えたけれど、ミミの視点からの大人を観察した描写は面白くてオシャレで読んでいて楽しかったです。同級生よりも年上の大人達と話すのを好むミミの考えていることが大人達よりも冷静で繊細で面白いと思えました。彼女はひょっとしたら江國香織さんの少女時代の分身でしょうか?

Posted byブクログ

2018/05/12

みんなおもちゃみたいじゃないですか? みんなそれぞれ自由に見えて、実は誰か何かに操られているような気さえする。 終盤に向かってそうなるだろうなということは分かってたし嫌だったけれど読んでしまった。みんな“ある意味で”壊れまくっている。

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2017/07/23

予想する展開通りだったけど、楽しめた。 江國香織さんの作品は私の日常というか倫理観ではありえない話が多いが、だからこそ作品を通じて非日常を体験させてもらえている気がする。 また文章からその描写を想像すると楽しいことがよくある。街の風景やその風景に対して感じたことなど頭の中で描け...

予想する展開通りだったけど、楽しめた。 江國香織さんの作品は私の日常というか倫理観ではありえない話が多いが、だからこそ作品を通じて非日常を体験させてもらえている気がする。 また文章からその描写を想像すると楽しいことがよくある。街の風景やその風景に対して感じたことなど頭の中で描けるような文章が多く、楽しいです。

Posted byブクログ

2016/09/28

2016年6月19日読了。 どうしてこんな話が書けるのかな!? 海外旅行している間のところが一番面白かったかも。

Posted byブクログ