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人間失格 の商品レビュー

4

275件のお客様レビュー

  1. 5つ

    85

  2. 4つ

    89

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

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2026/03/16

本当に大好きな本です。 初めて読んだ時、これ私が書いた?と思ってしまう程、共感の嵐でしたᴗ̥̥ .̼ ᴗ̥ 同じ死生観の方が沢山いるとわかって安心させてくれた本です。 罪のアントニムの場面は私も一緒にその場で考えている様でとっても楽しかった(⸝⸝ɞ̴̶̷ ·̮ ɞ̴̶̷⸝⸝)

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2026/03/14

学生の頃に国語に苦手意識があり、名作文学を避けてきました。 しかし成人して、本を読むようになって、ふと図書館で手に取った本作を、思い切って読み進めてみました。 独特の文体や馴染みのない語彙に、冒頭では挫折しそうになりました。それでも、主人公が「道化」という表の顔と「思慮深さ」と...

学生の頃に国語に苦手意識があり、名作文学を避けてきました。 しかし成人して、本を読むようになって、ふと図書館で手に取った本作を、思い切って読み進めてみました。 独特の文体や馴染みのない語彙に、冒頭では挫折しそうになりました。それでも、主人公が「道化」という表の顔と「思慮深さ」という本質を持って、年月と共に変転していく姿を、最後まで見届けずにはいられませんでした。 それは太宰治の表現力ゆえでもあるかもしれませんが、自分を誤魔化せない人間が、この世間をどう生き抜いていくのかを知りたい。そんな切実な欲求が私の中にあったからだと思います。 「人間失格」と断じられる生き方の中にも、誰もが抱えうる「不器用さ」が潜んでいるのだと、深く考えさせられる作品でした。 以下、印象的な一節です。 世間という正体のわからない怪物への恐怖 主人公・葉蔵について、「神様みたいにいい子でした」…

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2026/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて読んだ太宰治。彼のなかに自分がいるのに、自分のなかに彼がいなかったという過去を悔やんだ。 暗い話と聞かされ敬遠していたが、光をもって初めて、これを暗いものとできるのである。 自分のもつ小さな光では、幸いにもこれを暗いものとはできなかった。

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2026/02/26

元々あまり得意ではない作家だけに、読まずにいましたが、とうとう手を出しました。 結果、個人的にはやっぱり苦手でした。 ダメ人間の描写は素晴らしいですが、基本的には半沢直樹のようなストレートにドーンな男が好きです。 とはいえ、後世に残る作品を連発している作家なので、やはり読みやすか...

元々あまり得意ではない作家だけに、読まずにいましたが、とうとう手を出しました。 結果、個人的にはやっぱり苦手でした。 ダメ人間の描写は素晴らしいですが、基本的には半沢直樹のようなストレートにドーンな男が好きです。 とはいえ、後世に残る作品を連発している作家なので、やはり読みやすかったし、入り込みやすかったです。

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2026/02/25

啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50162572 他校地の本の取り寄せも可能です

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2026/02/22

 『人間失格』を読むのは、おそらく5回目になります。10年ごとに手に取っているような気がします(たぶん)...  太宰治の代表作として高く評価されている作品ですが、これまで読んできて正直なところ、なぜこれほど名作とされているのかがよく分かりませんでした。自分の感受性や文学的理解に...

 『人間失格』を読むのは、おそらく5回目になります。10年ごとに手に取っているような気がします(たぶん)...  太宰治の代表作として高く評価されている作品ですが、これまで読んできて正直なところ、なぜこれほど名作とされているのかがよく分かりませんでした。自分の感受性や文学的理解に何か欠けているのではないかと考え、「年齢を重ねれば分かるのかもしれない」と思って読み返してきました。  62歳になった今、以前よりも主人公の内面は咀嚼しながら読むことができました。孤独や不安、他者への恐れは理解できます。しかし、それでも尚、この作品が広く支持され続けている理由は、私には掴みきれないままでした。  『人間失格』は太宰自身がモデルになっていて、ある意味遺書的な要素も感じました。社会に適応できず、酒や薬に溺れ、女性関係にもだらしなく、生きる意味を見失っていく男の物語。確かに内面描写は鋭く、そこに太宰の文学的才能を感じます。しかし主人公の思考や行動に強く共感できるかというと、私には難しかったのです。  それでも10年後、また読み返しているのかもしれません。その時に何を感じるのか。そうさせるのもまたこの作品の持つ魅力なのかもしれませんね。

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2026/02/18

いる、こういう人。 幸せになることから無意識に逃げて、幸せになりかける度、幸せになれない言い訳を自ら作ってしまう。 叶うのが怖いのか、深層心理では幸せを追いかけていたいタイプなのか、だから終着もしないし、欲もない。 欲があると、手に入れたら幸せになってしまうもんね。 幸せになら...

いる、こういう人。 幸せになることから無意識に逃げて、幸せになりかける度、幸せになれない言い訳を自ら作ってしまう。 叶うのが怖いのか、深層心理では幸せを追いかけていたいタイプなのか、だから終着もしないし、欲もない。 欲があると、手に入れたら幸せになってしまうもんね。 幸せにならないように、でも不幸からは距離を置いているつもりで、結果、不幸にあしをとられながら泳ぐ感じ。 常に不幸の渦潮がそばにあるみたいな、引っ張られるんかな。 苦しいよね、そりゃ。 変わり方は簡単なのに… できない(しない)頑固さだけが強い。 これが『人間失格』やったかと。 すごい切り口だなと。 『人間』というものがもし、 生まれた時から幸せに向かうようにプログラムされていたとしたら (その幸せとは、例えば『私は今幸せだ!』と言えること、だとして) 葉蔵は間違いなくそのプログラムのミスで欠陥品、 つまり『人間失格』なんだろう。 でも人間はプログラムされてないし、 幸せは人それぞれだし 最近はダイバーシティとかと謳われていて 心や脳の病気は誰しもがなり得るもので そんな現代であったなら、葉蔵は自分を 『人間失格』まで思うだろうか。 あと、アドラーの、『嫌われる勇気』を読んだら どう感じるんだろう葉蔵は。 辛くしてるのは自分なのだよと。 ただ、 『世間というのは、君じゃないか』 それは、ほんとにそう!

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2026/01/29

タイミングが心配だったけれど、思ってた以上に楽しんで読めた。笑 葉蔵の苦悩は今の人間にも理解できるし、むしろそう思ってる人の方が多いのでは、と思えるほど。 でも彼が「狂人」になってしまったのはなぜだろう? 太宰本人の人生の過酷さが詰まっているので、いましんどい人は読まない方が良い...

タイミングが心配だったけれど、思ってた以上に楽しんで読めた。笑 葉蔵の苦悩は今の人間にも理解できるし、むしろそう思ってる人の方が多いのでは、と思えるほど。 でも彼が「狂人」になってしまったのはなぜだろう? 太宰本人の人生の過酷さが詰まっているので、いましんどい人は読まない方が良いね。

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2025/12/26

太宰は6男坊で生まれて、甘えられないし我儘も言えない数々の苦労がある幼少期を過ごしています。 最後に登場する飲み屋のママが言うように「お父さん(実家)も悪かった事もあると思う」に同感します。けれども、これだけ兄弟が多ければ両親もそれぞれの子供に構っていられない様子も納得できました...

太宰は6男坊で生まれて、甘えられないし我儘も言えない数々の苦労がある幼少期を過ごしています。 最後に登場する飲み屋のママが言うように「お父さん(実家)も悪かった事もあると思う」に同感します。けれども、これだけ兄弟が多ければ両親もそれぞれの子供に構っていられない様子も納得できました。 お金もあり、学校へも通えて。 かなりの美男子が更に罪ですね。 薬局でモルヒネが買えるのは、この時代ならでは、完全に依存症のようでした。だれか賢くて支えてくれる女性がいたら良かったのに‥。 友人の堀木は、本物の悪友です。それでも堀木自身は、自宅で両親とうまく同居し、それを見た太宰は複雑な心境になっています。 実の両親とは直接的な家族の関わりが無い背景から、堀木を羨ましく思えたのかもしれません。 同情したい気持ちはあるものの、弱い彼に近寄りたくなる女性たちの気持ちもわからなくはない‥

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2025/12/14

久しぶりの再読で、人間失格とJOKERってむちゃくちゃ色んなものが通底するんやなと思った 世間と個人 喜劇と悲劇 他人の評価 道化という仮面 一方で、演じる道化に対する他人からの評価の違いで、葉蔵とアーサーのその後どう振る舞うのかは異なっていく。自らを破滅させるか社会を敵対視...

久しぶりの再読で、人間失格とJOKERってむちゃくちゃ色んなものが通底するんやなと思った 世間と個人 喜劇と悲劇 他人の評価 道化という仮面 一方で、演じる道化に対する他人からの評価の違いで、葉蔵とアーサーのその後どう振る舞うのかは異なっていく。自らを破滅させるか社会を敵対視するか。

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