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クレオパトラの夢 の商品レビュー

3.4

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

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2013/06/30

恩田陸のクレオパトラの夢を読みました。 北海道のH市を舞台に、製薬会社の研究所に勤務する神原恵弥とその妹和見がクレオパトラの夢と言われる謎を追いかけます。 和美の不倫の相手の医師若槻が事故死してしまうところから物語が始まります。 そして、若槻が保管していたH市の古地図からH市に...

恩田陸のクレオパトラの夢を読みました。 北海道のH市を舞台に、製薬会社の研究所に勤務する神原恵弥とその妹和見がクレオパトラの夢と言われる謎を追いかけます。 和美の不倫の相手の医師若槻が事故死してしまうところから物語が始まります。 そして、若槻が保管していたH市の古地図からH市にまつわる謎が解き明かされていきます。 前作のMAZEの時も思ったのですが、恩田陸の物語で謎のすっきりした解明を期待してはいけないですね。 恵弥と和見の掛け合いなど登場人物たちの会話は面白かったのですが。

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2013/06/15

恩田陸の前作、「MAZE」の神原恵弥が再登場。 物語の雰囲気とてもよかった。 ミステリーだねえ(´ ` )

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2013/05/24

恩田氏らしからぬ正統派のミステリー。 解説によるとMAZEの続編らしいですが、残念ながら内容をよく覚えておらず、全く気付きませんでした。 でも「恵弥」は魅力的なキャラクターなので、次作が出ればわかるでしょう。

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2016/09/22

舞台は冬の北海道、H市。 「やだ何これ、寒いじゃない」 バイセクシャルでやり手のビジネスマン恵弥がこの町に降り立った理由は2つ。 ひとつは不倫相手と駆け落ちした双子の妹・和見を連れ戻すこと。 そしてもうひとつは、この町に存在するとされる正体不明の"クレオパト...

舞台は冬の北海道、H市。 「やだ何これ、寒いじゃない」 バイセクシャルでやり手のビジネスマン恵弥がこの町に降り立った理由は2つ。 ひとつは不倫相手と駆け落ちした双子の妹・和見を連れ戻すこと。 そしてもうひとつは、この町に存在するとされる正体不明の"クレオパトラ"を見つけ出すこと。 クレオパトラをめぐり繰り広げられる、登場人物達のクールでしたたかな騙し合い。 誰が敵で、誰が味方か? クレオパトラとは何なのか? 扱っている題材とは裏腹に、 ソフトな印象を受けるミステリー。 *** とても主人公のキャラが立っているので楽しく読めます。 ただ、もっと大きな動きがあるかと思ったので少し残念。 推測にすぎない真相が二転三転するので、ラストに何か大きな返しがあるんじゃないかとかなり期待してしまいました。

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2012/10/29

MAZEよりも恵弥の性格が露わになっていて面白かった。 妹たちのほうが一枚上手だった! 途中で出てきた冷凍みかんのお話。 どっかで読んだことあるよなーと思っていたら、「朝日のようにさわやかに」のなかに「冷凍みかん」っていう短編があったのを思い出した。こんなところでつながるとは。

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2012/09/05

2012年8月、再読。 今度、函館に旅行予定なので久しぶりに読んだ。 クレオパトラは、薬なのか毒なのか。実在するのかしないのか。 鍵を握る博士が亡くなったとこから話が始まる。 誰が見方で誰か敵なのか、推理を進めながら二転三転するのが面白かった。結局、全ては燃えて何が真実か分...

2012年8月、再読。 今度、函館に旅行予定なので久しぶりに読んだ。 クレオパトラは、薬なのか毒なのか。実在するのかしないのか。 鍵を握る博士が亡くなったとこから話が始まる。 誰が見方で誰か敵なのか、推理を進めながら二転三転するのが面白かった。結局、全ては燃えて何が真実か分からず、恩田さんらしい終わり方。 函館では、クレオパトラの影を探しながら、旅してみようと思った。

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2012/06/28

前作『MAZE』で、その才能と魅力を放った神原恵弥。 その彼が登場するシリーズ、第2作目です。 前作がアジアの西端、未開の土地でのアドベンチャーだったのに対して、 今回の舞台は日本の北国、H市(っていうか、もろ函館市です)。 彼は家を出て行っていた妹、和見を東京の実家に連れ戻...

前作『MAZE』で、その才能と魅力を放った神原恵弥。 その彼が登場するシリーズ、第2作目です。 前作がアジアの西端、未開の土地でのアドベンチャーだったのに対して、 今回の舞台は日本の北国、H市(っていうか、もろ函館市です)。 彼は家を出て行っていた妹、和見を東京の実家に連れ戻すために、休暇も兼ねてこの地を訪れたのだった。 しかし恵弥には、もう一つ、隠している目的があった。 それは、この地にあるという「クレオパトラ」を見つけ出すこと…。 そして、妹の和見の付き合っていた男性、若槻慧は、この「クレオパトラ」について深く研究していたらしいのだ。 恵弥がH市にたどり着いたとき、若槻は死んでいた。 事故なのか殺人なのかわからない死に方だった。 そしてある朝、妹が姿を消した… 「クレオパトラ」とは、いったい何なのだろうか。 そして、それはいったい何処にあるのだろうか。 妹は「クレオパトラ」と何か関わりがあるのか。 前作『MAZE』よりもミステリー要素、謎解き要素が詰っている作品だと思います。 主要な4人の登場人物による頭脳戦、裏のかきあいが物語を二転三転させていって、とても面白かったです。 ラストでもやっとした余韻を残させるタイプが多い恩田さんの作品の中では、割とすっきりできるラストを迎える1冊だと思います。 恩田さんの短編集『朝日のようにさわやかに』の中の1編、『冷凍みかん』が、この作品の中での重要なモチーフとなっていて、思わぬ繋がりにびっくりしました(笑)

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2012/02/11

2012.2.5〜2.11. シリーズものらしいが、これから読んだ。パパのオススメで。最初から引きつけられたのだが、ほんとに最後の最後まで、引きつけてやまない、話の展開だった。そして、相変わらず恩田陸の小説は、暗い曇り空のような空気感が漂うのは、なぜだろう?それがなんとも魅力なん...

2012.2.5〜2.11. シリーズものらしいが、これから読んだ。パパのオススメで。最初から引きつけられたのだが、ほんとに最後の最後まで、引きつけてやまない、話の展開だった。そして、相変わらず恩田陸の小説は、暗い曇り空のような空気感が漂うのは、なぜだろう?それがなんとも魅力なんだけど。最初のシリーズ、メイズも楽しみだ。

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2012/02/10

恩田陸の作品を続けて手にとってみました。 前作「MAZE」に登場した神原恵弥、女言葉でしゃべるかっこいい男性が主人公。 【裏表紙より】 シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国H市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和美を連れ戻すためだが...

恩田陸の作品を続けて手にとってみました。 前作「MAZE」に登場した神原恵弥、女言葉でしゃべるかっこいい男性が主人公。 【裏表紙より】 シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国H市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和美を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション!

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2012/01/17

ジェンダーの壁を超えた神原恵弥は不倫の末相手を追って家でした妹の和見を連れ戻すため北海道へ上陸した。しかし妹と再会したその日、不倫相手の葬式が行われており――。恵弥の本当の目的とは、そして「クレオパトラ とは――?深まる謎と次々に明らかになっていく真実に恵弥が挑む。 シリーズ一...

ジェンダーの壁を超えた神原恵弥は不倫の末相手を追って家でした妹の和見を連れ戻すため北海道へ上陸した。しかし妹と再会したその日、不倫相手の葬式が行われており――。恵弥の本当の目的とは、そして「クレオパトラ とは――?深まる謎と次々に明らかになっていく真実に恵弥が挑む。 シリーズ一冊目「MAZE」が置いていなかったので、こちらをまずよんでみたのだが、嫌いなパターンの恩田さんの書き方だった。もう彼女はジュブナイルを中心に活動した方が良いんじゃない?大人が主人公になる話ではことごとく自己主張がつよい登場人物がねちっこい物語を作り上げてきて、250ページ強の本だったのにもかかわらずぐったりした。「木漏れ日に泳ぐ魚」の「ユーミンの詩」といい今回の「コーヒーと紅茶」といい、本当にどうでもいいエピソードを「私はこう思うの」「でもそれに関しては私の方が正しいと思うは」などと紹介していくのが嫌い。読者の関心を引こうとしてるのかもしれないけど疲れる。 物語自体はようやく展開してきた、と思い盛り上がりを期待したのだが、ピークがないまま終わってしまった感があり、残念だ。そして作中人物により物語が閉じられるのではなく作者自ら綴じてしまった感があり、そこも疑問だ。どうしてああいう展開にした。 本当にねちっこくて疲れた。やっぱり恩田さんは「麦(略)」と「黄昏(略)」が好き!

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