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クレオパトラの夢 の商品レビュー

3.4

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2015/07/10

恩田陸初めて読んだけど、なかなかおもしろかった。作者の名前しか知らなかったけど、ミステリーだったのか。しかもこの作者、女ってかおばさんだったのか。それすらも知らなかった。そもそもなんで家にこの本が置いてあったのだろう。おれは買ってないし、家族中誰も知らないんだけど。マジミステリー...

恩田陸初めて読んだけど、なかなかおもしろかった。作者の名前しか知らなかったけど、ミステリーだったのか。しかもこの作者、女ってかおばさんだったのか。それすらも知らなかった。そもそもなんで家にこの本が置いてあったのだろう。おれは買ってないし、家族中誰も知らないんだけど。マジミステリー。 主人公の神原恵弥はいいね。やっぱ登場人物が頭脳明晰だと、内容はさておき、その人物の行動や言動を見てるだけでも楽しめる。賢い人間がとにかく好き。 積読本がヘビーな本しかない今、手当り次第現代作家を読んでみようかな。

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2015/06/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 「MAZE」に続く第2弾。 今回は、恵弥とその双子の妹、和見の話。 妹の和見は、不倫相手の若槻を追って、北海道H市に来ていた。その和見を東京へ呼び戻せと姉たちから指令が出た恵弥は、和見の事を隠れ蓑にして、極秘の仕事も手掛けていた。 その極秘の仕事とは、妹の不倫相手若槻ともかかわりがあり、和美の所へ訪れた恵弥は、いきなり若槻の葬儀に出席することになってしまった。 なんと、若槻は前日に亡くなっていたのだ。

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2015/03/24

これはミステリ…?感傷? 最後、湯呑みの「よく見ると…」という一文に「違うんかい」と声が出た。 前作より面白かった。私は他の誰かが見つめる恵弥より、彼の一人称が好みかもしれない。オネエ口調。

Posted byブクログ

2015/03/12
  • ネタバレ

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再読。『MAZE』の神原恵弥再登場。互いに騙したら裏をかいたりしながら、謎は解けていく。登場人物のアヤシイ魅力満載。恵弥の双子の妹・和見も結構好きなんだけど、恵弥と一対での魅力だな。ウラにあるリアルな男女の愛憎が今までの恩田さんの作品とは違う雰囲気を加味しているかな。解説は三浦しをんさん。忘れてたわ。

Posted byブクログ

2015/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あー、これシリーズものだったのかー。 知らないでこれから読んでしまった・・。 でも、これから読んでも困ることはなかった。 女言葉を話す主人公の神原恵弥が良かった! すごく魅力的な主人公でした。 妹を東京に連れ帰るという説得と自分の仕事とで H市(って、函館市だよね)に来た恵弥。 妹の恋人である若槻博士の研究、「クレオパトラ」を探す。 クレオパトラとは天然痘のワクチンと思われていたが 実はウィルスそのもの?っていうラスト。 でもそれ自体は火災で既に消失済。

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2015/01/14

20150114 何気無くすごしている日常のすぐ裏には、その日常を壊してしまう脅威が潜んでいるかもしれない…。 少しの歯車の狂いが、長い歳月をかけて人生をも歪ませる。 物語が進むに連れ若槻博士の印象が変わっていったり、意外な登場人物同士が実は手を組んでいたり…。 目に見えな...

20150114 何気無くすごしている日常のすぐ裏には、その日常を壊してしまう脅威が潜んでいるかもしれない…。 少しの歯車の狂いが、長い歳月をかけて人生をも歪ませる。 物語が進むに連れ若槻博士の印象が変わっていったり、意外な登場人物同士が実は手を組んでいたり…。 目に見えないところで様々なことが起こっていて、それがまた面白かった。

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2014/12/18

 最初のページで引き込まれ読み始めた。真ん中あたりで、この本は以前に読んだなあと気付いたが、結果が思い出せない。最後まで読んでさすが恩田陸さんだと思いつつ少し物足りなさを感じた。もう少し恵弥に活躍してほしかった。また、どこかにつながっていくのかな。  もう一回読んでもまた忘れてい...

 最初のページで引き込まれ読み始めた。真ん中あたりで、この本は以前に読んだなあと気付いたが、結果が思い出せない。最後まで読んでさすが恩田陸さんだと思いつつ少し物足りなさを感じた。もう少し恵弥に活躍してほしかった。また、どこかにつながっていくのかな。  もう一回読んでもまた忘れていると思う。話の筋より、登場人物の会話やキャラクターを楽しむ本かな。

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2017/06/04
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恵弥が好き。 でも彼含めて登場人物の誰一人信用できない。 殺伐とした世界というか。 冷凍ミカンの話何処かで読んだと思ったら「朝日のように爽やかに」に入ってた! 2017.6再読 3冊目が初めてだと思ったけど恵弥シリーズもう読んでた。 誰一人信用できないと主に悪印象で思ってたけど 恵弥含めこの人たちの食えなさみたいなのが見えてきて 悪い印象ばかりでもなくなった。 スッキリしない感じが逆に面白い。

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2014/04/20

前から気になっていた作品。ようやく読んだ。恵弥は魅力的なキャラクターだけど、この手の作品は展開が途中でわからなくなってしまう。途中何度か前のページに戻って確認した。もう一回読み返したらより頭に入りやすいかな。

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2014/03/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

「MAZE」の続編。今度はホラー的な要素はなく、ミステリーとして楽しんだ。 それにしても、登場人物たちによる先の先を読み通す能力は神懸かり的な凄さだ。何手も先を読み通す棋士を連想する。クレオパトラの謎についても、なるほどなあと感心。尾行されているのに気付いたり気付かなかったりするなどご都合主義的な面もないではないが、物語の面白さを思えばそれは些細なことなのだと思う。 物語の最後は、「MAZE」と同様に、その地を去る者たちが見送られる場面で締めくくられる。さらに次の地で神原恵弥が活躍する続編があったら読みたいなと思いながら読了した。もし続編が書かれるなら、日本? 海外? 案外、私が住んでる横浜だったりして。 次なる旅の行方に思いを馳せるのもまた、この本の楽しみ方の一つかと思う。

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