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クレオパトラの夢 の商品レビュー

3.4

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2019/12/13

前作「MAZE」に比べると現実的な舞台だし、そこまで衝撃もない。ただ、登場人物がみんな裏の顔を持っている。 読後になんだかモヤっとしたものが残るのも恩田ワールド。

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2019/10/27

題名の通り、クレオパトラの夢です。 双子のお兄さんが主役なのですが、女言葉で話すので、女性だと思ってしまった(汗)

Posted byブクログ

2021/08/20

恵弥が芸能人のピーター氏を思い浮かべる。今のピーター氏でも充分恵弥役が出来るからドラマになれば。。。 今回は北海道を舞台に双子の妹の不倫をやめさせるためと、その不倫相手の研究が何かを突き止めるために妹とその奥さんに奥さんの従兄弟に振り回されながら解決できたのか、謎のまま妹を実家に...

恵弥が芸能人のピーター氏を思い浮かべる。今のピーター氏でも充分恵弥役が出来るからドラマになれば。。。 今回は北海道を舞台に双子の妹の不倫をやめさせるためと、その不倫相手の研究が何かを突き止めるために妹とその奥さんに奥さんの従兄弟に振り回されながら解決できたのか、謎のまま妹を実家に戻すミッションだけが成功。 恩田作品は途中で終わってるのかよく分からない作品が多いので、こういう恋愛抜き、ストーリー続きモノじゃなく一冊で終わりが1番安心して読める。 再読 前に読んだ内容ほとんど覚えている。 でも色褪せることないのでシリーズ化にしてほしい。 2021/08/18

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2018/11/16

函館(著書ではH市)の風景がよく伝わる。 恵弥は男だとわかっていてもどうしても強い女のイメージから抜けきれない。 今回は家族の問題はら派生した話だが、結果的にまた肩透かしを食らった感じ。

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2017/11/26

恩田陸先生の作品だと思って読めば吸収できる部分も多く満足なのだが、ミステリーとして読んだ時、何となく消化不良な感じが若干残る(^_^;) ↓のコメントにもあるように、伏線回収が完全ではない??気がする。 恵弥のキャラクターは個人的にとても好きで、他の作品も読んでみたいと思った。...

恩田陸先生の作品だと思って読めば吸収できる部分も多く満足なのだが、ミステリーとして読んだ時、何となく消化不良な感じが若干残る(^_^;) ↓のコメントにもあるように、伏線回収が完全ではない??気がする。 恵弥のキャラクターは個人的にとても好きで、他の作品も読んでみたいと思った。 文章力はさすが恩田先生。 素人の私が評価するのも何だが、上手いなぁ~と思う。

Posted byブクログ

2017/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

双子の妹に振り回されるせいか、恵弥氏が可愛らしい。。 前作はもっと底の知れない感じだったけれど、彼目線で進行しているせいか、喜怒哀楽が掴みやすくて。 本人も突っ込んでいたけれど、サスペンスドラマのように繋がっていたり、新たな情報を得たり、展開が読めなくてドキドキした。 彼の職業はウイルスハンターで旅情ミステリなのか。。 前作では掴みきれなかったけれど。 前作は彼の言葉使いの理由に納得したが 今作でも兄弟は一旦親を経ての二親等、とか、合間合間の彼の考えが面白い。 他の人だったら遠慮して言えなそうなことも、あの口調でズバッと切り込んでくれるのでスッキリするし。 今作、一番心に残ったのは 妹の不倫相手。 新しい情報を得る度、どんどんイメージが変わる。 物事を広い視野で、客観的に見ることは本当に難しいのだろうな。。 例えば日常、メディアの限られた情報で、彼等の仕組んだ通りの反応をさせられているのだろうな。。 次作が2015年発表で、今の所ラストなのだが 続編出てほしい。。 2作目にして虜に。。。

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2017/08/24

相変わらず恩田陸の本の登場人物は魅力的だ。ストーリーの面白さはもちろんのこと、博士と和見、慶子の関係性は眼を見張るものがある。博士の人間性というものは、いろいろと考えさせられる。一見、温和で優しく、寛大に見える。しかしその実他人に興味がなく、自身を愛してるだけだ、という。和見と慶...

相変わらず恩田陸の本の登場人物は魅力的だ。ストーリーの面白さはもちろんのこと、博士と和見、慶子の関係性は眼を見張るものがある。博士の人間性というものは、いろいろと考えさせられる。一見、温和で優しく、寛大に見える。しかしその実他人に興味がなく、自身を愛してるだけだ、という。和見と慶子の心情を考えると、恋愛とは何か、と思い悩んでしまう。本当に相手を愛しているのか、相手を愛しているように見えて相手の影の自分を愛しているのか。無償の愛とは。 登場人物たちが、「そういえばこういう話を聞いたことがある」という話が妙に教訓じみていて、それもとても面白い。 妹を東京に連れ戻すというお家騒動から始まった物語が、国家の陰謀という大きな舞台につながって行くのもドラマチックだ。 恩田陸作品の特徴として、何か壮大で重大な何かが動いているかと思いきや、実は卑近な小さなことだった、というのがある。そういうのも、日々の真実だったりして好感が持てる。そして全てが語られない点も良い。 解説に、全ての登場人物は孤独だ。性別も職業も性格もてんでばらばらだけども、皆孤独だということは共通だ。とある。これは人の真実だと思う。いくら恋人や友人に恵まれていても、結局のところみんな孤独で、1人で生きて行くしかない。それが人間の定めだ。わたしにとって、恩田陸作品はそんな避けられない孤独を慰めるものの1つで、なくてはならないものなのだ。

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2016/02/24

相変わらす恵弥のキャラがよい。頭はキレるし、オネェなのでセリフも行動も楽しい。ストーリーはこれが真相!と思わせる所から2~3転するけど、やや淡々と進む感じなので、盛り上がり所にかけたかな。 でもまたこのシリーズで書いて欲しいな。

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2017/03/12

「MAZE」に続く2作品目。(3番目に読みましたが…) 女言葉を話す、実はハードボイルドな男、神原恵弥。 今回は、双子の妹を連れ戻すために北の地へ。 相変わらずのテンポの良さと旅情もあって、なかなかおもしろかったです。 このシリーズは、ワクワク読めて楽しいです。

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2015/08/12

前作もそうだったんだけど すっごいワクワクして読ませてくるのに 落ちがあっけない笑 でも、なんかすっごい落ちがあるんじゃないか!? と思って一気に読み進めちゃう

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