片眼の猿 の商品レビュー

道尾秀介【著】

2010/04/19

名前は本格っぽいが、ポップミステリー。マンガのようなキャラクター小説で、キャラクターを逆手に取ったミステリー。

2010/05/12

初めての道尾作品。これみよがしのミステリー感だが、一気に読ませる小気味良さで、他の作品も読みたくなった。

2010/02/28

「だまされた！と叫ぶ快感」　完全正答率0パーセント！

というコピーが逆にこの本をマイナス方向に貶めているのではないだろうか。そこまで書かれると否応なしに期待が高まってしまうため、期待とのギャップで、かなり厳しい感想を抱いてしまうような・・・。

（2008年3月読了）

2010/02/25

初めからそこまでいうほど盛り上がらずに物語は進行していったが、

この作品のテーマの「片目の猿≒自尊心」と道尾先生の文章の言い回しがよかった。

伏線としっかりとしたオチが読み終わった後にすがすがしくさせてくれた。

ということで。

真ん中の評価。

2010/02/09

知人のオススメで読んだので、この人の本はこれが初めて。登場人物がかなり個性的に表現されてるので、映画化しやすそうな本だなと思いながら読んでた。同時に、この作者、自分だけが解ってればよさそうな書き方だな・・・とか思ってた。でも最後あたりになると、これを映画化するとしたらどうなるんだ？　とか、これ書くの楽しかっただろうなぁ、とか思いながら読めた。設定さえあれば、あとはいかに・・・だもんな。今度やってみようかな。
普段自分が読む本とは雰囲気が違い、軽い文体だった。読了感は変な感じ。展開が早く、読みやすくてあっさり。中高生に向いてるかも。
あとは、煽り文句が大袈裟。「著者の企みを100％見抜くのは不可能」って、見抜きようがないし、そこまで大きな謎もない。

2010/02/08

今回もやっぱり見事に騙されまくりました。帯の謳い文句は、ちょっと大袈裟なような感じはしましたが、面白かったです。そして、文章が読み易いこと、この上ないです。しかし、これはネタバレを含まない感想は難しい…。

2010/02/01

盗聴専門の探偵、三梨。

その友人は、鼻のないおばあさんに二人とも片腕しかない双子、

足のない青年、難しいことは考えられない青年。

そして、仕事を共にする眼にコンプレックスを抱える女性。

なぜか引き込まれた作品でした。

登場人物にはっきりとした特徴があるといいよね。

2010/01/28

この序盤、どこかで読んだことがあるなあ、と思ったら……「ショートショートの広場」でした。あ、あれは道尾さんだったのか！
そしてそこから派生するこの物語。帯の「警告」は伊達じゃあありません。そして感想は、何を書いてもネタバレになりそうな気がするので……読んで損のない一冊、とだけ言っておきましょうか。

2010/01/22

帯の文句に誘われて購入したが、煽りを気にし過ぎたのか途中で読めてしまい衝撃が減ったのが残念だった。
今では立派な量産作家で新作を待つストレスと無縁な作家さん。

2009/12/10

最初に「ひまわりの咲かない夏」を読んだせいで、登場人物がでてくるたび「この人はそもそも人間なのか？」と疑いまくり。片眼の猿のエピソードが良かった。