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片眼の猿 の商品レビュー

3.4

157件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    70

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2011/03/05

前日読んだ[向日葵]からしたら、だいぶ衝撃は少なかったなぁ。今回は自分ではあまり考えないようにして、ただ流れに身をまかせてた。伏線探しはちょっとしたけど(笑)でもきっと最後はひっくり返るんやろな思て。でも今回は読みながらなんとなく掴めた。[向日葵]は閉塞感が漂って暗かったけど、今...

前日読んだ[向日葵]からしたら、だいぶ衝撃は少なかったなぁ。今回は自分ではあまり考えないようにして、ただ流れに身をまかせてた。伏線探しはちょっとしたけど(笑)でもきっと最後はひっくり返るんやろな思て。でも今回は読みながらなんとなく掴めた。[向日葵]は閉塞感が漂って暗かったけど、今回は明るくて、読みやすかったです。

Posted byブクログ

2012/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

異能力探偵っ!すわ西澤保彦みたいなのか! と思ったら違った。 ライトボイルド! かと思っていたら、一応ミステリの要素もきちんと入っている。 ジャンルは・・・読みやすい本、かな? やや急ぎ足で説明不足&ご都合主義な感も否めなくはないが楽しい時間を過ごさせてくれた一冊ではある。 しきりと 秋絵との恋愛関係は~ みたいなのを後半にいっていたのに ちょっといらっとした。 いいけどさ。 ◆弱ネタバレ注意 葉桜~なんかを読んだときにも思いましたが ミステリの本筋に関係ないところに、叙述って・・・いりますか? あの人があぁだったり、その人があぁだったり。 謎に関係のないミスリードは解明されても「だからなんだ。」と思わずにはいられない。 葉桜よりよかったのは、SFかと思いきや意外に現実的 っていう変化の仕方でしょうか。 うーん。

Posted byブクログ

2011/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん、叙述トリックとしては中途半端? ミスディレクション自体が謎解きと全く関係がないから、最後の種明かしでも、ふーん、そう。という感じ? 一番盛り上がる謎解きシーンでこれまでの叙述をヒックリ返してこその叙述トリックなのに。 帯のあおり文句が100%見抜くのは不可能ってあったからかなり構えてしまったのだけれど・・・・ 逆に、物語とは関係のないところにトリックが隠されているのだろうか?地の文に暗号があるとか。 いや、そもケータイ文庫じゃ、本にしたときに地の文暗号系のトリックは意味がない・・・か。 うーん、すっきりとしない。

Posted byブクログ

2011/02/13

どんどん読み進めて2日で読破。帯の文句に負けないくらいドキドキしちゃいました。叙述トリック満載で、伊坂作品にも通じるところがあるような。だまされても、読み終わった後には爽やかな気持ちになれました。そんな中で、印象深かったのは、「片眼の猿」のエピソード。これがあってこそ、「やられた...

どんどん読み進めて2日で読破。帯の文句に負けないくらいドキドキしちゃいました。叙述トリック満載で、伊坂作品にも通じるところがあるような。だまされても、読み終わった後には爽やかな気持ちになれました。そんな中で、印象深かったのは、「片眼の猿」のエピソード。これがあってこそ、「やられた」だけでは終わらない道尾ワールドなんだな、と感じました。

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2011/02/04

片眼の猿・・・。噂でちょっと騙されるよって話を耳にしたので、注意深く読んだ。   「きっとここだ。」と分かったような気分になり読み進めていくとハズレ。 まさか。ここだったのか・・・と。     「本当にここ?」と気付くと前のページを遡って読み返していた。すると確かにポイントにな...

片眼の猿・・・。噂でちょっと騙されるよって話を耳にしたので、注意深く読んだ。   「きっとここだ。」と分かったような気分になり読み進めていくとハズレ。 まさか。ここだったのか・・・と。     「本当にここ?」と気付くと前のページを遡って読み返していた。すると確かにポイントになる場所に答えも一緒に書いてあるのだが、上手い(笑) 軽くミスリードされてしまっていた。     他にも読み進めて初めて分かることが最後の方に出てくるが、その事柄を匂わすヒントも前段階で所かしこに出てきた。 例えば、主人公の住んでいるところにあるエレベーター、少し言葉がはっきり発音できない人。いつも一緒にいる双子などなど。 文章で(しか?) できることをふんだんに仕込まれていて道尾さんすごい!と感じた。   でも、やっぱりこの本で大事なことは片眼の猿。 本の中に出てきたたくさんの仕込みはこのことを伝えるためのエッセンスだったのではないかと読み終わり感じた。 俺はこの考え方はとっても素敵だと思った。忘れちゃいけないよなとも。     個人的に、道尾さんを知った作品はホラーサスペンス系だったのでホラーが苦手な俺としては、「どの作品も怖いのだろう・・・」 たとえホラーじゃない作品もあったとしても「どれがホラーじゃないのか分からない・・・」 という観念があったので今まで手に出来なかったが、『Story Seller』の「光の箱」を読んで、感じ方が変わり読まず嫌いはやめて読んでみようと思った。 ちゃんとホラーに当たらないように、友だちに教えてもらったのだが(笑)     とにかく、他の作品も是非読みたいと思える作品でした!

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2011/07/19

特異な外見と引き換えに特殊技能を与えられた探偵さんたち・・・と思って読んでいたのですが。なんかもうすっかりやられちゃって、(*^_^*)私の思っていたのとあらゆる方面に逆方向だったじゃないかぁ〜〜、というのが率直な感想です。主人公の探偵が住む集合住宅の住居人たちが1人、1人、面白...

特異な外見と引き換えに特殊技能を与えられた探偵さんたち・・・と思って読んでいたのですが。なんかもうすっかりやられちゃって、(*^_^*)私の思っていたのとあらゆる方面に逆方向だったじゃないかぁ〜〜、というのが率直な感想です。主人公の探偵が住む集合住宅の住居人たちが1人、1人、面白い。ただ、メインストーリーよりも、そんな彼らの話をもっと読みたい、と思わせられてしまったのは、いいのか、悪いのか・・。(*^_^*)

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2010/12/30

帯であんなに騙されるよ?みたいなことが書いてあったので、ちょっとした文章にも気をつかって読んでたのに完全に騙されてしまいました!読み返してみると、伏線もいっぱいあったのに・・・(笑)でも最後の方は気持ちよく騙されたというか、人の痛みを言わなくても理解してそれを受け入れているローズ...

帯であんなに騙されるよ?みたいなことが書いてあったので、ちょっとした文章にも気をつかって読んでたのに完全に騙されてしまいました!読み返してみると、伏線もいっぱいあったのに・・・(笑)でも最後の方は気持ちよく騙されたというか、人の痛みを言わなくても理解してそれを受け入れているローズ・フラットの人たちが大好きになりました。

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2010/12/21

俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してし...

俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた(「BOOK」データベースより) 主人公の秘密がなかなか明らかにならず、イライラジリジリさせられました。 ミステリ好きにとっては至福の時間。 ラスト辺りで色んな謎が一気に解けるのはカタルシス~。 でもよくよく考えたら、どれも大した謎じゃなかったような・・・。 なのであんまりよく考えないようにしますww。 謎が明かされるまでのわくわくを楽しむべき一冊。

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2010/11/29

装丁が素敵よね。まず。 ローズ・フラットの住人は、みんな素敵よね。 特にトウヘイさん。 あと、トウミちゃんとマイミちゃんも可愛いし〜。 んーやっぱりみんな魅力的。 秋絵さんの話はビックリしたな。 でも特に怖い〜!ってわけでもなく。 切ないなぁと思いました。

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2010/11/28

主人公は劣等感がある。その劣等を生かしバネにし、ある人物の探偵事務所に弟子入りし、独立をし探偵をしている。盗聴にかけては、同業者から一目置かれている存在。ある企業の依頼で事件へと巻きこまれてしまった。主人公以外の周りの人物との繋がりが点と点から、どうやって線に結びつくのか?カード...

主人公は劣等感がある。その劣等を生かしバネにし、ある人物の探偵事務所に弟子入りし、独立をし探偵をしている。盗聴にかけては、同業者から一目置かれている存在。ある企業の依頼で事件へと巻きこまれてしまった。主人公以外の周りの人物との繋がりが点と点から、どうやって線に結びつくのか?カードの本当の意味は?仲間とは?・・・スピード感ある爽快で誠実感のある探偵物語。登場人物のキャラクター全てに気配りして書かれている感じがし、ラストの結末にちょっと胸が熱くなりました。 ええと。道尾氏の作品はいつもどこかで「え?」って場面がある。今回も、もれなくえ?そのオチかい!って・・・。道尾氏らしい作品で大変楽しませて頂きました。

Posted byブクログ