片眼の猿 の商品レビュー

道尾秀介【著】

2009/12/10

最初に「ひまわりの咲かない夏」を読んだせいで、登場人物がでてくるたび「この人はそもそも人間なのか？」と疑いまくり。片眼の猿のエピソードが良かった。

2010/09/29

話題の道尾秀介作品をはじめて読みました。
こういう感じの作品なのですね、初で傾向がわからないし、いろいろな意味で楽しみでした。

「犬の嗅覚が人の何倍も優れているわけを知ってるかい？それは顔の半分以上が鼻だからさ・・・。」
はじめのこのあたりがおもしろそうで（それがすべての勘違いの元ですが）ひきこまれ、 楽しみでぐんぐん読みました。

ストーリー的には、あぁ！そうだったのか、というところが技でしょうか。
心理描写的には今ひとつ踏み込めない感じでしたが、おもしろかったです。

2009/12/12

『シャドウ』が、あまりにも良かったので、こちらも読んでみたが 路線は一緒の叙述トリック 。
え、これも？ ナヌ、それもかい！ と、最後明かされる事実にホェ～
なんだけどーーーーーぉ 軽いよ。軽かった。惜しいーっ。
話の内容もないよう。 トリック使いたいがための話でしたね。
ま、素直な　あたしはいつも気持ちよく騙される。ﾌﾌﾝ♪

( ･_ゝ･)＜　コミック的ドタバタ劇。

2009/11/24

この作者の本は怖いのだけかと思ったら、これは割とポップな印象で気軽に読めた。作者の表現にまんまとひっかかって、最後の種明かしで「そっか～」となってしまった。この人は、必ず後半で何かしら読み手を裏切ってくれる楽しみがある。
（主人公：探偵）

2011/09/06

やっぱりこの人はすごいな。好きかと聞かれたらまた別なんだけど。最後まで読んで「えーっ」と言って最初から読み返させるものを書かせたら一番なんじゃないか。とてもトリッキーなのにとても読みやすい。ふつうはなかなかこの二つは両立しない。そして変わらず素材がダークだ。いろんな人に勧める気にはならない。そこが宮部みゆきとの大きな違いだなあ。

2009/11/15

俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた。

スタッフさんより借りた作品。
ラストになるほど、って思わされる。
内容は懲りすぎず、ちょうどいい感じ。ラストもハッピーエンドだし。
物語もよかったけど、なによりこれを私に勧めたスタッフさんのセンスに感動。
センス抜群。

2009/11/09

テンポが良いのでとても読みやすい。登場人物も癖があるのに親しみやすい感じがする。サクサクいけるので、構えず読めるからとても楽。オリジナルが携帯小説と聞いて納得。

2011/07/31

いままでの方が良かったなー。ちょっと、残念。ネタも、話もうまいし、どんでんがえしも見事。でも、あー、主人公に入り込めない感じ。外側で見てるように読んでいました。他の本にトライしてみます。

2011/08/30

特殊な特技を持つ私立探偵が産業スパイの調査を引き受けるが、殺人事件に巻き込まれ…。 けれん味たっぷりの設定に漫画のような展開で、ちょっと読むのがつらいなーと思いきや、最後の種明かしの瞬間まで細かい仕掛けが沢山あって楽しめました。 登場人物たちのデリケートな属性の描写も違和感がなく、さくさくと読み進められます。

2009/10/07

あーなんだろうなー。
もうちょっとよく調べてから
買えばよかったなー。

携帯小説だったんだねー。
どうりで読みやすいというか
うすーい感じがするなぁって思たんだよなー。

湊かなえの「告白」と同時期に読んじゃったもんで
肩すかし食らった感じでした…。

ちょこっとだけ、文章が読みたいって時には
いいのかも。
赤川次郎を読み漁った中学時代を思い出した。