思いわずらうことなく愉しく生きよ の商品レビュー

江國香織【著】

2012/10/03

のびやかな心をもつ一家のお話。
私には犬山治子のような親友がいる。日々全力投球の彼女の人生はまるでジェットコースターのよう。頭をうつ時はいつだっておもいっきり。でもそれでも思いわずらうことなく愉しく生きよ。私はいつもそばにいるから。

2012/09/28

江国香織さんの本は「右岸」以来で、

恋愛小説っていうのがカテゴリ的に苦手だったので少し敬遠してたのだけど。本屋さんの立ち読みで気になって図書館でゲット☆

犬山家の三姉妹それぞれのキャラ×恋愛・結婚模様が濃すぎた。。
また、三姉妹がもっている思いや気持ちがちょっとずつ自分にも被ってて
（登場人物にまるかぶりする、ってことはなかった・・）
胸がえぐられうように苦しくなって、泣けた。。。

恋すること・人を愛することってこんなにも苦しくて、まっすぐで、曲がってて、キラキラしてるんだなぁって。

わたしもそこにちょっとでも迫れるのかなぁ。

そして犬山家の血のつながりの濃さときたら！
やっぱり肉親にかなうものはないんですね。
姉妹の団結力がステキです。

読んだら絶対お酒のみたくなること間違いなしです。

2012/09/24

江國さんの中では、なかなかスピード感や事件性のある珍しい本。三姉妹がどうなるのかが心配で、一気に読んだので、寝不足…。衝撃が強いのに、読後感は悪くない。不思議。変わっていて、弱くて、でも強くてしなやかで魅力的な三姉妹だった。

2012/09/25

H24.9.23読了。三姉妹の恋愛のお話。

麻子、治子、育子。それぞれ個性的で恋愛観もバラバラ。

麻子には共感できないけど、最後は良かった。

治子は強い。仕事バリバリなところはカッコイイ。

育子も面白い性格。岸クンと仲良くね。

私も妹がいますが、性格も旦那のタイプもまったく違います。犬山三姉妹とも似てませんが…同じ親、同じ環境で育ったのに不思議ですね（笑）

2012/09/09

ずっと不思議な気持ちで読み進めた。
やっぱり、通常の、一般のことではない。
それを奇妙なものとしては書かないのが江國さん。

麻子に対して理解は終始生まれなかった。
治子に対しては、わかったりわからなかったり、羨望だったり軽蔑だったり。
育子に対しても、治子と似ている感想。そう思う部分は違うけど。

思いわずらいながらも彼女たちは愉しく生きているなだな、と思った。

2012/09/03

江國さんの作品に出てくるのは、大抵、母娘か姉妹。これもそのパターン。ただ、暴力的なシーンが出てくるのは珍しい。だから、気になって読み込んでしまうのかもしれない。この手の本は、たまーに読むくらいがいいと思う。

2012/09/02

ところどころ深く理解できる部分があって泣けた。

男って弱っちい。
なのに強がり、女より強いと威張る。

2012/08/30

ドラマを見て知り、読んでみたいと思った作品。
あまり恋愛小説は読まない方だけど、これはさくさく読めた。
自分の恋愛は麻子と治子の中間。でもどちらかと言えば治子寄りかな、と思いながら読んでいた。
DV夫婦の間の歪んだ愛情が上手く描かれていた。

2012/07/21

3人姉妹の物語。
江國香織にしては、急展開で話が進んでいく。
3人の考え方はバラバラだけれど、3人ともの考えが理解できる。
ただ、わたし自身は、きっと、育子にイチバン近い。

2012/07/09

江國さんにしてはわりと現実的なお話。
そして動きがあって。

麻子、治子、育子。

江國さんはやっぱり特殊な家族を書くのが上手。
あと江國さんの小説を読むとお酒がのめたらなといつも思う。

思いわずらうことなく愉しく生きたいものです。